サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

ルパン三世の実写映画に漫画 /アニメ実写化の難しさを考える。

こんにちは。

 ある人気漫画の実写ドラマ化をきっかけに、ほかにもあるひどい漫画の実写化として聖闘士星矢を題材にして書いてきたこのブログ(厳密にいうとミュージカルなので実写ではないけど)。

 

 次に取り上げるのはこちらルパン三世。毎年、日本テレビスペシャル番組をやったり、パチンコになったりと相変わらずの人気を見せつけるコンテンツですがみんなが思っていた、やめておけよ!の実写映画化。周囲の評価も酷いので映画の料金をドブに捨てることもないだろうとまだ映画を観にいってはいませんけど、キャスティングを見る限りはそれなりに原作とイメージを合わせる努力だけはしたかな?と思わせます。

 

 

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 さっきたまたま楽天を見ていたら、ルパンのコスプレセットを上記店舗で発見。いらないけれど楽天ってほんとになんでも売っているなと、妙に感心しました。ただ、その評価をみるともう、ひどいひどい。ある映画評論家は「ルパン三世」3点(100点満点中)と、斬鉄剣なみにぶった斬ってましたからね。

 

  この人の評価が全てって話ではありませんけど、評論で飯を食っている人に100点満点中3点っていわれるような映画を作るっているのもどうなの?と思います。その一方アニメと比較をしなければアリ。という評価もあったので、原作やアニメとの差異にこだわらなければそれなりに楽しめる作品なのかなとも。だけど、だったらわざわざ実写映画にする価値あるの?と思うのが僕のひねくれた性格。アニメ原作の映画ってほんとに難しいものです。


 ただ、ルパン三世はこの作品の前にも実写映画化されています。こんな感じに。

    ルパン三世 念力珍作戦

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・・・・・・えーと。

少しは似せろよ!

 

 やる気あるのかお前ら!とスタッフ、キャストらに怒号を浴びせたいところですが、ここまで原作のイメージからかけ離れているキャスティングなどをみると逆に、原作に似せようとなど最初っから考えていないクリエイター、役者たちの意地みたいなものを感じなくもありません。このルパン三世 念力珍作戦(1974)」のキャストと制作スタッフは以下のとおり。

 

以下ウィキペディア

ルパン三世 目黒祐樹松方弘樹の弟)
次元    田中邦衛
五右衛門  なし
峰不二子  江崎英子(今の人ぜってー知らない)
銭形警部  伊藤四朗

 

 キャストを見ても、なんでこの人にこの役をやらせたのだろう?という必然性がまったく見えない、ある意味で清々しささえ感じる配役です。主役が目黒祐樹っていってもたぶん「松方弘樹の弟」っていうイメージしか若い人は持てないだろうなぁ。キャスト以外で驚いたのが、このクレジット。うそだぁ!などと思っていたらコレ本当。

 

企画:赤塚不二夫

 

 ただ赤塚先生はクレジット名義を貸しただけで、直接作品づくりに携わってはいないとのことでしたとさ。以下はルパンを演じていた目黒祐樹本人のコメント。

 

「監督とも話し合った結果、原作どおりに作るのはまず無理との判断になったので、
原作を意識せず好きなように作ってみようということになった

だったらやめろよ!

それはもうルパンじゃねぇだろ!