サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

アニメ業界での男女の出会いについて

こんにちは。

 

 本日のブログもアニメ業界について。テーマはたぶんお待ちかねの「アニメ業界における男女の出会い」。最近は「ハケンアニメ!」や「 SHIROBAKO」など美女がアニメ業界で活躍する物語が増えているため、この辺については気になる人も多いだろうと思います。

 

 何度でも言わせてもらいますが、上記二つの物語などしょせんファンタジー朝10:00から始まり、早く自宅に帰れて終電前後。男性だって1年も経たない内に逃げる人が9割前後の業務を続けながら、あんだけ身奇麗な格好で業務に励める女性なんているはずもありません。僕の知っている限りでは最初こそ格好に気をつかっていたけどだんだん生活に疲れていき、身だしなみなどどうでもよくなる人がほとんどでした。っていうより会社に残れるだけでもすごい事なんですけど。男女ともに業務に追われているためか、恋愛する時間も余裕も無い。おまけに業務がハードなため、女性スタッフも少ない。こんな環境で恋愛っていうのも厳しい話ではあります。

 

 ただ、出会いがまったくないわけでもありません。カップリングについて、原画・動画さんと制作、制作と制作、演出と制作など色々な組み合わせの男女交際はあります。そこで気になるのは皆さんが期待しそうな声優と制作っていう組み合わせ。実際にあるかどうかっていうと、まぁアフレコとかで自分が大好きな声優さんと接する機会を持てたことをきっかけに男女のお付き合いに発展っていかにもありそうだけど、直接お話できるのは作品の演出とか監督、プロデューサーなどの上役であり、むしろ上役は自分の会社の人間と声優とのトラブルを起こさないため制作を近づけようとしません。そんな機会があったとして作品放映終了後の打ち上げとか程度なのでよほどの美男美女でない限りそんな縁を持つことはほぼありません。僕も制作会社に入った頃、会社の先輩に「お前、この仕事で声優と仲良くなれるとか思うんじゃないぞ」と作品を担当する前に言われた事がありましたが、逆に「そんなことを考えてアニメ業界に来るアホってやっぱりいるんだな」と驚き。僕にいわせりゃ若手の声優なんてみんな貧乏なんだから貧乏な声優×貧乏な制作なんて悲劇以外の何者でもないじゃん!とか思っていたのでそんな気さらさらありませんでしたけどね。

 

 アニメ業界で男女の関係を長続きさせるのが難しいのは想像を超える激務のため、お互い心が荒んでいくからだと思われます。アニメ業界で男女交際が始まるきっかけは、会社に入ってきた希少価値の女の子に、不器用ながらも男性がせいいっぱいのアプローチを続けていき、根負けした女の子が言い寄ってきた男たちの中から「いくぶんマシ」な男を選ぶというパターンが圧倒的ですが、変わったところではある男性が業務で多忙に陥り、毎日の食事が松屋の牛丼に偏ったため栄養失調になり、入院。その間に男の業務のサポートやお見舞いをするうちに女の子が男のダメオーラで判断力が狂っていき、逆アプローチをかけたことで実った男女交際っつーのがありました。あと事実かどうか分かりませんけど、ある女性の原画さんと交際中の制作さんが、ふと彼女の机にノートを置いていたのを見つけ、たまたまそれを広げたらなにやら漫画の下書きっぽい。それをよく読んでみたら自分がモデルになっているBLの同人誌の下書きだったとのこと。その物語では制作さんは強引なプロデューサーのお誘いを断れずに深い仲になっていき、マゾッ気な性格を秘めていたプロデューサーと制作の立場が逆転。アダルトなグッズでプロデューサーを責めまくっていたそうな。もちろんその制作さんは速攻で、その原画さんと別れたって話でした。

 このエピソードは別の話として、原則的にアニメ業界の男どものアプローチはたまに不器用を超えて「男から見ても気持ち悪い」ものになる事も少なくありません。僕が同僚の女の子から受けた相談では、その子がベテランの独身制作と車に同乗した時、いきなりアツ(苦し)い結婚観を延々語られたり、別の制作からは会社間の移動の際、オートマ車でなくマニュアルで車を運転した際、同乗した先輩の男性制作に「クラッチ踏むタイミングはこう!」などとかいって、いきなり膝を鷲づかみされたそうな。そういうのを世間一般ではアプローチとはいわない。単なるセクハラといいます。まぁ、元々の出会いの機会が少ないため、女性に対してやたら目を血走らせがちとなるのも「生物の種の存続と繁栄」という本能を考えたらまったく理解できなくもない話だけど、男性たるもの、普段からの心構えこそ大事であり、いくら出会いが少ないからとて異性を目の当たりにした際に舞い上がって突っ走るのだけは避けていただきたい。今回の話はあくまで、僕の見た会社のエピソードが中心なので全部が全部そうとはいいませんけど。

 

 アニメ業界の男女出会いについて他人のことをあーだこーだ書きましたが自分の事を語らないのもフェアではないので、この辺りで自分の経験について語りましょう。僕自身、会社内で女性との出会いなどありませんでしたし、さほど期待していませんでした。というのも大学卒業の前後に手酷い失恋をしていたもんで、正直恋愛なんてどうでもいいと思っていたのもあります。だけど、一度だけ合コンを経験しました。もう二度とやりたくないと心底思った合コンを。

 

 きっかけは担当するアニメ作品の背景を手がけていた、会社の女の子のお誘い。この子が「今度、ご飯一緒に食べませんか?」と僕を誘ってくれたので、だったら人数を集めて男女で・・・っていう話になったのでした。正直に言わせてもらいます。浮かれましたよ、ええ。ただ、会社の同僚を誘うと後々面倒なことになりそうだったので僕は高校時代の友人達に声をかける事にしました。僕と同じ女性と出会いのない友人と、彼女はいるけど合コン初体験の友人2人。僕を含めた男3人と、背景会社の子を含めた女3人の構成で楽しくやろうと思っていたら思わぬアクシデント。女の子の側で1人、欠席者が出たのでした。背景会社の女の子は「別な人を誘って、何とか人数を確保していくので心配ない」との話だったので、大丈夫だろうと安心していたけど甘かった。待ち合わせ場所にいくと、女の子の集団3人組を発見。どんな子たちかと遠目で覗いてみると、女子2人のほかに先日飲酒運転で逮捕されたガリガリガリクソン、またはサモハン・キンポーみたいな、どうみても男にしか見えない人物が1人、混じっている。頭をグルグルと回る?マーク。僕を見つけた女の子はこう言いました。

 

「ごめん。女の子3人のはずだったけど確保できなかった。」

「うん、まぁ仕方ないね。そんで、あの男なに?

「今日の話をしたら、俺も行きたいってついてきちゃった彼女の友人の男の子」

そういって女の子は少し離れたところにいる自分の友人を指差しました。

 

そんな奴を連れてくるな!バカ野郎!!

 

 合コンの前提が崩れまくった、もはや合コンともいえない合コン。男女3対3どころか女2対男4の変則的な人数で始まった集まりにもう、気分など盛り上がる筈も無く初っ端から敗北の決まった野球の試合みたいな空気を醸し出しておりました。後、これを言ったらお互い様という話にもなるのですが、女の子側の代表が連れてきた友だちの顔が水木しげる先生の作品にいるメガネのサラリーマンによく似ているので、

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 野郎どものボルテージを決して上げる事はないルックスでした。おまけにこのサラリーマンとサモハンについては友だち以上恋人未満っぽい関係だったみたいでことあるごとに、見せつけるようにベタベタしてやがる。お前、何しに来た!!と怒鳴りつけるところを僕はギリギリで堪えました。

 

 この羨ましくもないカップリングになんとなく敗北感を感じていたら調子こいてるサモハンはふと僕の顔を見て年下のクセに偉そうなタメ口で「君、ジェット・リーに似てるね」と指摘。ありがとう。でも嬉しくない。それを聞いて「あー本当だ」と同意するサラリーマン顔の女。「君、会話で空気を読まなさそうだから、そこを直したら彼女できるよ」とドヤ顔で続けるサモハン。

 この日の合コンはテーブルを囲み、往年の香港映画アクションスターが後輩に説教をたれて悦に入っているヘンテコなものとなりました。目の前の二人に敗北感にも似た苛立ちと怒りを抱いている僕と、納得いかなそうな僕の誘った友人2人。その中の1人はこの合コンを楽しみにしておりました。連休中だったので趣味の車で遠出していたのに、僕のいきなりな合コンの誘いを受け、迷いながらも彼はこの日のためだけに車で5時間近くかけて東京に帰って来るほど期待していた事を知り、心底コイツを巻き込んで申し訳なかったという思いがこみ上げ、ただ唇を噛みしめるだけの僕。その友人も現在、結婚してはいますがあの日を思い出すと今も胸が痛くなります。

 その友人はか細い声で「こんな集まりに金を払いたくねぇ」と呟きました。僕もこの2人に金を払わせたくないと思っていたので自分の分と友人2人の分を合わせた、会費7500円を支払って店を出たのでした。合コン会場の新宿をぶらぶらあてなく歩き、立ち止まったのは光と音の溢れる賑やかなゲーセン。僕らはそこで気分直しに遊びまくりました。そして合コンのため遠距離移動してきた僕の友人がこう呟きました。

 

「この3人で遊んでる時間が最も楽しい」

 

あれからもう20年。