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サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

もしも、高卒のアパレル店員がドラッカーの「マネジメント」を読んだら

こんにちは

 

業務に追われていて、せっかく買ったドラッカーの「マネジメント」を
いまだに読めていません。なので、こんな本を買っちゃいました。

 

 

いや~いい年こいた大人が、こういう分かりやすさに飛びつくのはどうなのかと
思うんだけどもねぇ。まぁ頭の悪い40歳だからいいか。

ドラッカーといえば、僕の知人にひとり紹介したい女の子がいます。その娘は昼間、東京のアパレルショップで店員として働いており、夜はジャズバーの看板娘。この娘の働くアパレルショップで、一ヶ月のうちに100万円の売上げアップを命じられた時のエピソードをこれから書きますがそこには20代前半の女の子が考えたとは思えないほど見事なアイデアがあったのでした。

 

もしも、あなたがあるお店の店員で、たったの一ヶ月で店舗の売上げを100万円UPさせろ!とかお偉いさんにいわれたら、皆さんどうしますか?やる、やらないは別として「こんな景気悪い時期に、そんな事ムリだよ…」という話になると思います。 

 

だけどこの子は賢い事にこの100万円UPさせるために、まず最初に
1日にどれだけ売上げをUPさせたらいいかを考えたのです。100万円を30で割ったら1日3万円前後。これを営業時間の8時間で割ると 、
1時間あたり4000円前後。店員が10人いたとして、1人400円売上げを
あげたら 目標金額に達する。

こう考えたらお客さんへの声かけもラクじゃね? 

お店の売り上げUPもできるんじゃね?っていうギャルっぽいノリで。

「頭悪いなりに私も考えたんだけどー」とその娘はギャル語独特のイントネーションでそのお店の女の子は僕に話してくれたけど、とんでもない!この話にはドラッカーの本のエッセンスそのものが詰まっています。

 

「マネジメント」第26章の「組織の精神」で、ドラッカーはこう語っています。 

組織の焦点とは成果に合わせなくてはならない。

 

ここでいう成果とは何なのか?ドラッカーいわく「成果とは長期のもの(つまり継続性のあるもの)であって百発百中ではない。 百発百中は曲芸である。」と語っています。この話を僕はこう解釈しています。 


百発百中の曲芸。これは僕らがふだん考える「理想の結果」です。だけど、これらは言うまでもなく一過性のものであり続く事はない。服の売り上げ100万円だって29日間売れなくても最後の1日でお金持ちが100万円分買ったら達成される。あるいは想定の2倍の量が毎日売れて200万円UPになる月だってあるかもしれないし、逆にまったくダメで売り上げ-100万円DOWNの月も存在しうる。


このように先が見通せない中で、百発百中の曲芸を思わせる「理想の結果」を短絡的に求めて一喜一憂するのは不毛である。だったら毎月100万UPに達せなくても、その目標に近い金額を達成できるプランを立てて継続的に実行させていく。たとえ、そのプランで達成できなくてもその「失敗」という弱みに臆せず、売上100万円アップを目指して、新しい事に積極的態度で継続的に取り組んでいくことこそ、成果である。 こんな感じでしょうか?

さて。
このプランを元に店の売上げアップ作戦を行った彼女はどうなったか?
答えをいってしまうとその目標を見事達成!それだけではなく社長は彼女の行動、アイデアを絶賛して直々に電話してきたそうです。社員を数千人囲っている会社の社長が彼女の店舗売上げUPのプランを知って 
「君のアイディアはおもしろい。社員にこんな発想ができる人間はいなかった」とべた褒め。その女の子は現在、都内某所の支店で店長となり頑張っています。

この女の子がほんとにスゴイところ。それはドラッカーの本をまったく読んでなかった」のにドラッカーの考えにたどり着いていたことです。

彼女のアイディアは正直、目新しいものではありません。だけども店員、経営者、
そして顧客。この3者の目線をバランスよく成り立たせています。こんな感じで。

 

①アルバイト店員である自分自身の立場
→お店の目標のため、どの程度商品を売ったらいいか

②お店の経営に関わる立場
→どうやって店員さんたちのやる気を引き出させるか
③お客の立場
→どうしたら、自分はこのお店で商品を買いたいと思うか

 

それらの問いについて彼女は以下の回答を導きました。

 

①、背負った負担をどうしたら効率よく対応できるか考え、店員1人分の一時間あたりの売上げを400円アップさせるという目標を設定。(店員10人=400×10で一時間4000円アップと定めて目標を具体化させた) 

②、会社目標を日数で割って、一日あたりの売上げ目標を設定。100万÷30日=で1日3万円前後の売り上げをアップさせると目標が達成できるということを視覚化して、不可能ではないと、従業員に意識させる。

③、お客の求める丁寧で正確な商品情報で、信頼を得る。一ヶ月につき100万円売り上げUPは大金だが、1人分の負担を一日4000円アップにまで細分化させることで、物怖じせず積極的でお客に沿った接客を店員に実行させる。

 

こうやって文章にすると、どれも当たり前に思えるでしょう?だけど、この当たり前を正社員のフロアマネージャーたちは誰もで思いつけなかった。

 

彼女いわく
「会社から来た人は顧客心理学や経営学などを語ってたけど、話がやたら長くて
むずかしくて、ワケわかんなかった」 

 

一生懸命勉強したであろう心理学や経営学「ワケわかんね」で片付けられたら、せっかくの学問も形無しってやつです。世間にゃいるんですね。こういった商才を勉強をせずに持ちあわせる人って。

彼女は勉強ギライを公言して、大学を卒業した僕を話で立ててくれるけれども
僕からしたら本を読まなきゃこういう発想をもてない自分が恥ずかしくなります。

 

この子がもしもマネジメントを読んだら、どんな反応を見せるか?
「そうだったんだ!」と目から鱗が落ちるのか。
「え~別に~この本って当たり前のことしか書いてなくね?」と、ギャル独特の
口調で首を傾げるか。はてさてどっちだろうな?

 

  

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