サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

ミニマリストを糸井重里のコピーから考えてみる

こんにちは。

 

 昨日は富野さんの発言から「ミニマリスト」を考えてみました。

 

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 このおっさんのいうことってけっこう辛辣で敵は作りやすいんだけどそれなりに筋は通っているので、富野発言は僕、意外に好きだったりします。

  

 

そんな富野御大のお悩み相談をまとめたのがこの本。ナイーブな人だったら読んだことを後悔することうけあい。

ex) 

Q「現在の自分の仕事をおもしろく思えないから、アニメの世界で働きたい」

A「やめとけ!そんなことを人に相談している時点であんたに向いてない。創作するっていうのは衝動みたいなもので、この世界にいる人間は学生だった頃から何らかの創作活動をやってた※だからといって絶対失敗するともいえない。遅咲きの人もいるから」

 

Q「結婚をどう考える?」

A「凡人が幸せを手に出来る有効な手段。凡人っていう単語を使ったが、そもそも人間が自分の人生を全うする事はほんとうに大変な事であり、凡人の幸せというものを甞めちゃいけない」

 

概ねこんな具合。

 

 回答には厳しい物言いだけでなくてフォローをきちっと入れているので、きっちり意図を読めば誠実な回答だなという印象ではあるけど、言葉キツいからな。

 

 さすがZガンダムのテーマは「いい年してアニメを見てるとバカになるぞ」であり、ガンダムファンが多く集まるラジオの公開収録で「お前らオタクを全員ぶん殴ってやる!」って怒鳴っただけのことはあるわ。

 

 このあたりで富野さんの話題から本題に。ミニマリストの定義が曖昧なため、それぞれの考えを表現しているんだろうというコメントをはてぶにいただきましたけれど、おそらくその通りだろうなぁと僕も思います。共通しているのは「モノをもたない生活を営んでいる人」という事なんだけどもどうしてミニマリストはモノを必要としないのだろうか?

 

 僕の定義だけど、ミニマリストは「欲しいものがない人」ではないのか。さらに厳密にいうと「欲しい物がない」というより「心の奥底から欲するものがなく、曖昧な欲求でモノを求めない人」ではないだろうかと考えています。バブルで沸いていた80年代、コピーライターの糸井重里さんは「西武百貨店」の広告にこのコピーを使いました。

 

ほしいものが、ほしいわ。

 

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 誰もかれもが自分の欲求を叶えるために働いて、お金を手に「欲しいもの」をやっきに追い求めた時代。だけどそれって本当にあなたの「欲しい」モノだったのか?それらは昨日の富野発言にもあった「消費者であればいいという企業の戦略」に煽られて制御できなくなった自分の欲望により「たいして欲しくもなかったけれども欲しいものに思わされて手にした」モノだったんじゃないのか?

 

 このコピーは消費者の欲しいモノを手に入れたいとする貪欲さと、あなたの「欲しいモノ」は本物なのか?といった問題提起を消費者に投げつける二面性を持っています。

 

 僕は経済的理由で非自発的ミニマリスト生活を送っているけどもふと、衝動的に物欲が喚起されることだってあります。だけどこのコピーが同時に頭をよぎるのです。

 

 皆さんにとっての「欲しいモノ」はいったいなんでしょうか

 

 

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