サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

「萌え」を巡る二枚舌にアニメファンは怒ったほうがいい

こんにちは。

 先日はこんな記事を書き、反響を頂きました。

 

arrow1953.hatenablog.com

 僕自身のいいたいことは「女の子のセミヌード表現や、萌え要素の強いキャラクターが全盛となっている現在のアニメ環境を児童ポルノと思う人はいるだろうね。ただ、そのアニメ表現を犯罪の温床みたいに扱いながら町おこしや自衛隊の勧誘に使っているこの国の空気って何?」
 こんな具合です。この記事についてはコメントで多くのご意見をいただいていますが、この問題の本質は「町おこし」「国防」においてサブカル(萌えイラスト)の持つ記号的な可愛さやそこに内在する性的イメージに目をつけた行政の態度にあると僕は考えています。

 町おこしや自衛隊の隊員勧誘に「萌え」を利用している一方で行政が「非実在青少年」表現をめぐって条例を改正しようなどとしている現状についてアニメファンは怒った方がいい。「お前らどっちなんだ!」と。最近の萌えだけでなく、このアニメや漫画の持つ性的イメージと規制との戦いは昭和から続いており、行政はつねに表現の「敵」という立場にありました。

 

有害コミック騒動 - Wikipedia

 

 その行政がポピュリズムを得るため、サブカルに擦り寄っている構図が僕からみたら酷く気持ち悪い。ポスターに使ってる萌え絵に性描写があるのかどうかっていう話ではなく。例えば最近、美濃加茂市でちょっと話題になったポスター。

 

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 これをポルノとは言わないけど、女性の体型を強調した構図は性的なものをアピールする狙いがあるっていうのは明白。僕だってこのキャラの大きな胸に目がつられました。こういった萌え絵を見て性的な欲求が喚起されるのは別に問題ありません。だけど今まで、行政はずっとそれを否定してきた筈。なのになんでそのサブカルの持つ性的イメージに頼りたがるのか。

 

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 もしも、このムーブメントを多くのアニメファンが「自分達の趣味が社会的に認められた!」と喜んでいたとしたら、(そうでない事を願っている)それは大きな思い違い。行政は日本のサブカルや「萌え」について認めたり理解したんじゃなく、「萌え」の分かりやすい可愛さを利用しているだけです。だから表現の規制とパブリックの広報という矛盾を臆面もなくできたりするのです。まぁまだ町おこし程度だったら「またかよ」でいいけど、少なくてもその背後に「自国防衛」や人間の生命を抱えている自衛隊を「可愛さ」でオブラートに包む風潮はどう考えてもおかしい。アニメファンを自称するんだったらこの問題に危機意識と批判精神を持つべき。