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サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

「ラブストーリーは突然に」を聞いて、当時の辻仁成のすごさを改めて考えた

東京ラブストーリー

こんにちは。

 

前回、前々回にかけて

東京ラブストーリー」の25年後の物語について

ブログ記事を書いてきました。

 

arrow1953.hatenablog.com

 

 

arrow1953.hatenablog.com

中学生だった頃にこの漫画はドラマ化されて大ヒット。

視聴率も30%を超えたこのドラマは月曜9時

「月9」ドラマの人気を決定的なものにするものであり、

猫も杓子も「月9」みたいな時代があったのです。

このドラマの主題歌、小田和正

ラブストーリーは突然に」も300万枚近く売り上げ

ドラマはもうフジテレビの一人勝ちみたいな時代でした。

 

それでも僕はこの手のドラマを一度も見たことはありません。

ラブストーリーを聴いて、いい歌だと思ったこともない。

街角から流れてくるこの歌に、いつもイラついていました。

 

あの日あの場所で出会いがなかったら

僕らは見知らぬ二人。

 

当たり前だ、バカ。

 

こんな歌詞の歌がヒットするの?

こんな国語能力の低い歌をいい歌とかいってる

同級生や大人ってバカだろ?と、その頃の僕は

周囲を見下していました。

イヤなガキだったなってつくづく思いますけどね。

 

この頃、僕がハマっていたのが、

辻仁成がボーカルを務めているロックバンドの

ECHOESでした。辻はそんなに歌がうまいとは

思っていませんでしたけど、この人の作詞は

ほんとにすごく、ECHOESが売れないことに

いつもイラだっていました。

どうしてラブストーリーは突然にみたいな

中身のないスッカスカの歌が世間では売れて

辻仁成の作る曲みたいな情景描写が巧みな曲は

世間で認められないんだろうと、小田和正

敵意さえ抱いていました。

 

実際、その頃の辻仁成はどんな歌を作っていたのか?

「男女の出会いと別離」という同じテーマでは

こんな曲を歌っていたのです。

 

駅/ECHOES - YouTube

 

「幸せ」という名の駅を目指して電車に乗ったのに

いつも僕らはその一つ手前の駅で降りてしまう。

そして「サヨナラ」という名の終着駅まで

僕らは電車に乗ってしまった。

 

「愛」という名の駅にたどり着くため焦って

行き先の不明な電車に、僕は乗った。

そして君の待つ駅を見つけて降りようと思っても

乗った電車が急行だったので降りることもできない。

急行は君のいる各駅停車の駅を飛ばして走っていくだけ。

 

続いてもう一曲。この曲は

25年後の東京ラブストーリーの物語を思わせます。

 

青春小説 TSUJI JINSEI - YouTube

 

僕と君のいる時間を一冊の青春小説に例えて語る思い出。

あの頃二人で小説を回し読みしていた幸せな時代は

もう二度と戻らない。君は母親になり、僕はひとりになり

それぞれ別々の物語を生きている。

未だ僕は君との時代を引きずり、どこかでくらす

あなたを想ってその続編をみたいな人生を生きている

 

本日は辻の中から2曲の歌詞の要約を

紹介しましたけど

どっちも辻がわずか30歳前後で書いた曲です。

 

人によって曲の好き嫌いはあるでしょうけれど

ほんとにこの頃からことばについてのセンスは

非凡だったんだよな。

世間ではちょっぴりフェミニンな格好の

おもしろおじさんというイメージが強いけど

コノ人、ほんとに物書きとして凄いんだぞと

周囲に知らしめたいと思う今日、この頃。

  

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 ※今も辻の曲を聴いて胸が熱くなった