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サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

野球賭博の話題を見ていたら漫画の「ONE OUTS」を読みたくなった

社会 サブカル

こんにちは。

世間は清原の薬物に始まり、現在は野球選手の賭博行為と、プロ野球の「黒い話題」で話は持ちきりです。僕は野球についてはそんなに詳しくも好きでもないのでプロ野球ファンたちの嘆きについても「お気の毒に」ぐらいの感想しか持っていませんが、野球+ギャンブルときいて、ある漫画が頭をよぎりました。

 

  ONE OUTS(ワンナウツ)甲斐谷忍

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ライアーゲームでブレイクした漫画家「甲斐谷忍」さんの出世作。隔週の雑誌「ビジネスジャンプ(現:グランドジャンプ」で長期連載されていた異色の野球漫画です。物語の主人公は投手の渡久地 東亜(とくち とうあ)。何が異色かっていうとこの人、職業はギャンブラー。沖縄で米軍兵士たちを相手に打者を三振あるいはワンアウトで打ちとれるかどうかを賭け合う賭博野球「ワンナウツ」で499戦無敗を誇るピッチャーでした。

物語は90年代後半。日本のプロ野球界で多くの個人タイトルと2度の三冠王に輝き、その実力と高潔な人格から「球界の至宝」との異名を誇る大打者「児島」が自主トレのため沖縄を訪れたところから始まります。児島の属する埼京彩珠リカオンズ」は、万年最下位を争う弱小球団。20年以上プロであり続け、たくさんのタイトルを得ていながらも児島は未だに味わった事の無い「リーグ優勝」を手にするために黙々とトレーニングに汗を流します。

そんなある日。児島は自主トレに同行させた二軍選手が「ワンナウツ」で東亜のカモにされたことを知り、激怒。賭け野球など自らのすべてである野球を冒涜する振舞い。断じて許せないと、東亜のいるグラウンドに乗り込んで勝負を挑むものの、東亜は児島の心の隙をつく投球であっさり勝利。野球界の至宝が素人に敗れるという屈辱的な結果に納得できない児島は取り乱しますが、

そんな児島を見て東亜は一蹴。

 

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「勝負をナメてるよ。」そのひと言で自らの慢心に気づいた児島は東亜を強者と認めただけでなく、優勝を手にできない自分とチームに足りないものを持つ男と惚れ込んで、プロ野球の世界誘います。

大打者の児島を破った素人という話で上京してきた東亜でしたが球団のフロントたちは、その実力に懐疑的。そこで東亜は前代未聞のプロ契約を提案します。

 

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ワンアウトにつき球団は500万円の報酬。

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1失点につき、5000万円のペナルティを東亜は支払う。

東亜の武器は時速120km前後のストレート。それを寸分違わぬ所に投げられる抜群の制球力。バッターボックスに入りボールを待っている打者の心理を読む洞察力に、その心理を操るような言動、かけひき。

なにより「勝利とは?」という問いに「ドブに落ちた犬をさらに沈めること」と言い切る徹底的な心の強さ。

 

さてさてこの「ワンナウツ契約」。万年最下位球団と東亜にとってどうなるか?興味のあるひとはぜひ手にとって見てください。

  

 ※野球をテーマに「アカギ」っぽい漫画を目指していたという話があるんだけども、金にものを言わせる金満球団や慢心が目立つ強豪を戦略的な罠や心理戦で追い詰める描写を見ていると野球版「ジャイアントキリング」っていう印象が適切なのかもな。