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サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

サブカルワールド最強のお父さん、金子徳好さんについて語ろう

こんにちは。

来週の日曜日は父の日っていうことで、昨日に引き続いて本日も父の日特集。本日のテーマは「サブカル最強の父」 その称号に相応しいのは誰だ?

ウルトラの父

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そりゃ強いでしょうね。だけど違う。

地上最強の生物である範馬勇次郎

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いえいえ。

今回、僕が紹介するのは「金子徳好」さん。

 

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この人、昭和40年代にたった一人でベトナム戦争を相手に戦った偉大なお父さんなんです。

金子さんは団体職員として勤務していたある日、同僚との飲み会でベトナム戦争について議論を交わしている中、お酒の勢いもあってか「アメリカのベトナム侵攻に反対の意思を示すぞ!!」と、声高らかにベトナム戦争反対を宣言。同僚もいいぞ!と盛り上がったものの自宅に電車で帰宅中「とんでもない事をいってしまった」とひどく後悔するハメに。自分の発言は酒の席でのものであり、実際にやるわけにもいかないと考えた金子さんは奥さんに相談をします。

「会社の同僚と語らって、ベトナム戦争とアメリカについての抗議を記したゼッケンを胸につけて仕事することになった。君は止めてくれるな!」と。そんな提案をしたらきっと妻は自分の意見に大反対するだろう。妻の反対を理由にアメリカへの抗議活動をやめたっていう話だったらみんなだって納得するだろう。とか思っていたら奥さんもまたベトナム戦争否定派だったため金子さんの話に大反対どころか大賛成。奥さんは率先してゼッケンを作り、数日後の朝、金子さんに対して「お父さん頑張って」と笑顔で見送ったそうな。

奥さんに止めて欲しかったのに図らずもダチョウ倶楽部の「ゼッタイに押すなよ!!」的な前フリをすることになった金子さんは「これでもう後には引けないぞ」と腹をくくってゼッケンを身につけて職場へ。通勤途中も職場でも奇異の目で見られながらも、たったひとりで孤独なベトナム戦争との戦いを始めたのでした。今で言えばこのロゴをあしらったシャツを着て仕事にいくような感じなんでしょうか?

 

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最初はもう、すぐにでも辞めたいと思っていた金子さんですが、そんな本人の思いも知らず周囲はその行為に拍手喝采。新聞やTVニュースで話題を知った人からの激励や寄付が集まるようになっていき、世論は本人を差し置いて金子さんの行動に賛否両論のアツい議論。

やがて金子さんの行為が現地にも伝わった結果、金子さんはベトナムで英雄扱いを受けることに。ゼッケンとベトナムのVIPとの記念写真は現地の博物館に展示されるなど国民的ヒーローとしてアツい眼差しを受けるようになります。

結局、ベトナム戦争終結まで金子さんはゼッケンをつけ続けることに。その年月は実に8年。何度も辞めたいと思ったものの、結局は妻や自分を応援してくれている周囲の人の励ましを裏切るわけにもいくまいという誠実さと戦争を許せないという強い信念を捨てずに戦いを続けた金子さんは真に強い人だったんだと僕は思います。

…ん?なんでこの人がサブカルワールドで最強のお父さんなのかって? この金子徳好さんって「映画のガメラ」でおなじみの金子修介監督のお父さんなんですよ。この他、金子監督の弟であり脚本家の金子次郎さんもご自身のブログでお父さんについて言及されていました。

 

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親父だったら今の日本を見て何と言うんだろうと呟かれていたのが印象的でした。僕もそう思う。