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サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

ビッグコミックスピリッツの憲法特集を読んで思った。この国の憲法は僕らを甘やかさない。

日本国憲法 漫画

こんにちは。

本日のブログは昨日の続き。

 

arrow1953.hatenablog.com

 

さっそく買って来て、憲法の「前文」から第三章の「国民の権利及び義務」を熟読。それ以降の第四章「国会」、第五章「内閣」第六章「司法」〜第十一章「補則」については勉強が足りないため、時間をかけて読もうと思っています。

 

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知識不足を承知の上であらためて日本国憲法を読んでいて、僕は日本国憲法とは「この国で僕らが、幸せに生きていくためのガイドブック」だったんだなという感想を抱きました。この国の憲法は僕らに、こう語っているように思えるのです。

「この国の主人公は、この国で暮らしている皆さんひとりひとりです。皆さんは性別や人種、物事についての考え方、生まれ育ちや社会的な地位で差別されません。皆さんは各々『幸せ』が何なのかを考えて、それを追い求める権利を持っており、国はそれをサポートする義務があります。たとえそのプロセスで道を誤っても、この国は皆さんの生きる権利をできる限り支えますので、困った時にはお気軽に声をかけて下さい。

※国におんぶにだっこっていう意味ではなくあくまでも自助努力が前提ではありますよ。

 皆さんは独立した思想や考えを持っている『個人』であって、公共の福祉に反しない限り、その個性は最大限尊重されるべきです。

※他の個性の考える『幸せ』と衝突した時には議論で両者の落としどころを探しましょう。まかり間違ってもその個性を暴力や権力などで捻じ曲げるようなことがあってはいけません。

 このように、この国では最大限、皆さんの自由を妨げません。だからこそ皆さんが、この国でどう生きるか、この国をどうしたいのかを一所懸命考えて下さい」

国民の権利、義務について述べている第三章を自分なりに解釈させてもらうとこんな感じかな。

これらはすべて憲法前文にあるとおり

「政府の行為に拠って再び戦争の惨禍が起こることのないやうに決意し、ここに主権が国民に国民に存ずることを宣言」するために明文化されたもの。

つまり、戦争中はコレとは真逆のものがまかり通っていた事になる。 在の憲法とは逆の価値観だった戦時中。最も苦しみを背負わされたのは人権、家族、友人、自由な考えなど人が人として生きていくため欠かせないものを奪われたこの国の人々でした。その反省より、国家<人の尊厳を明文化した憲法が生まれたというのが、僕自身の理解です。

そういう意味で「国家」を自らのアイデンティティ捉える人たちが現行憲法をおもしろくない!というのもまぁ、わからなくもありません。

だけど、甘いよね。

 この国の憲法は国民に自由と最低限の生きる権利を保障するけど、国民、かくあるべし!みたいな具体的なモデル像を提示しません。モデル像があったほうが何も考えずに生きていくだけだったらそっちのほうがラクなのに、現行の憲法はそれを僕らに許さない。ただ「貴方の幸せは貴方のものでしかありません。だから自分で自分の幸せを考え、自立して生きなさい」と穏やかに語り、国に拠ることを許そうとしない。

憲法改正派の人たちは現行憲法を「お花畑」などと揶揄したりしますけれど、そんなことない。寧ろ逆で「国家から自立なさい」と語っているように思えるのです。昨日も取り上げた自民の改憲マンガなどを読むとこの国のお偉い人たちは「個人の自由」をとても疎んじ、恐れているように思えます。

 

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※だからこんなメチャクチャなこといってくる。

 

基本的人権があるからって何してもいいという話じゃない。
②今の日本の憲法はとっても個人主義
③日本じゃ、国の安全に反した行動もOKなの!?

だから、個人の自由は制限されるべきなのである。

 ・・・なにこのヒドい三段論法。

 この自民の頭の悪さ加減は、また次回に笑ってやろう。

 

いやほんとにこの国の憲法って考え方によっては国民を甘やかそうとしない厳しい憲法だと思うんだけどね。

 

 

 

この話、もう少しだけ続けます。よかったらお付き合いを。