サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

ビック東海やジャレコ。あのクソゲーメーカーはその後どうなった?

こんにちは。

 小型ファミコンの「ニンテンドークラシックミニ」発売をきっかけに、僕たちおっさん世代の間で高まっている「ファミコン熱」。だけど大人になった僕らがファミコンを遊びたいか?っていうと、僕を含めてたぶんそれほどでもないんじゃないでしょうか。みんな子どもの頃に夢中だったゲームにもう一度触れるためのコレクターズアイテムとして買った後、数日後には押し入れの中。っていうのがたぶん関の山でしょう。

 

 

 優等生ゲームたちのラインナップ

 そのため今回のニンテンドークラシックミニにラインナップされたこの30本のゲームソフトは正直言って食い足りない。僕としてはファミコンの本質ってゲームの出来のひどさにユーザーたちが思わずソフトをぶん投げたくなる「クソゲー」にこそあると思っているためです。

スーパーマリオブラザーズ
マリオブラザーズ
ドンキーコング
アイスクライマー
エキサイトバイク
・ROCKMAN2
・熱血物語
バルーンファイト
イー・アル・カンフー
パックマン
魔界村
グラディウス
ソロモンの鍵
つっぱり大相撲
スーパーマリオブラザーズ
ファイナルファンタジー
ギャラガ
ドクターマリオ
アトランチスの謎
星のカービィ
ダウンタウン熱血行進曲
ゼルダの伝説
メトロイド
悪魔城ドラキュラ
リンクの冒険
忍者龍剣伝
マリオオープンゴルフ
スーパーマリオUSA
ダブルドラゴン
スーパー魂斗羅

お金のムダ使いなクソゲー。だけど愛してる

 なんとなく無難に遊べるゲームばっかで個性に欠けるのがもったいない限りです。ファミコンでリリースされたソフトは全部で1053本。その中には当時を思い出して今でも遊びたくなる名作だけでなく、毎月のおこづかいを貯めて期待を胸に買ったものの、そのつまらなさや出来のひどさに憤慨して思わずぶん投げたくなった、俗にいう「クソゲー」も決して少なくありません。

 

クソゲー - Wikipedia

 

 数多くの名作ゲームを制作した大手ソフトメーカーのほか、知名度はそれほど高くないけど思ったよりも良質のソフトを出していたメーカー、そんでもって出すゲームはほぼ全部クソゲーだったメーカーなども多くありました。いくつかピックアップするとビック東海サン電子ジャレコ。 それらのメーカーは口にすると懐かしさと腹立たしさを胸に喚起させます。

 

クソゲーを「ウリ」にしたジャレコとその後

 ちなみに、この「ジャレコ」というメーカーはとっくの昔に潰れている会社ですけれど、後期に発売されたソフトにはパッケージに「クソゲーするならジャレコ」と書かれているものもあったり、明らかに自社のゲームのつまらなさをネタにしていたようなところもありました。だったらそんなくだらないネタに走らずマトモなゲーム作れよ!といいたけれども、潰れている会社だからなぁ。

 

ジャレコ - Wikipedia

 

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 ちなみに、その「クソゲーするならジャレコ」と銘打っていたゲームソフトのプロモーションを務めていたのが覚せい剤所持がバレて芸能界を干された結果、ストリッパーになったグラビアアイドル「小向美奈子」だったのもしみじみさせます。

 

 さて本題。本日はそんなソフトメーカーがその後〜現在にいたるまでどうなったかを幾つか調べてみました。んでもってまずは「ビック東海」。

ビック東海クソゲーとその後

    難易度がやたらに高いアクションゲーム「アイギーナの予言」、依頼人の女性と寝る事で体力回復させる「ゴルゴ13」、ファミコンの名作アクションゲーム「ロックマン」に魔女を主人公にしたアーケードのシューティングゲーム「Cotton」を足して2で割ったイメージのゲーム「まじかるキッズどろぴー」などをリリースした会社です。

 

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※まじかるキッズドロピーのステージ1のスタート前画面。1990年代にもなるとファミコンのドット絵もかなりの水準に進化。あるゲームマニアにいわせるとこのどろぴーこそファミコン界の萌えキャラ元祖だそうな。正直言ってそれほどゲームが売れているイメージがなかったので、もう倒産しているだろ。とか思っていたけど・・・資本金10億を超える大企業になっていました。

株式会社TOKAIコミュニケーションズ[TOKAI Communications Corporation]

 この会社は現在、専用線やインターネットを使った通信、クラウドのサービスやサーバーの設備、運用管理のアウトソーシングなどを手広く手がけているとのこと。あたりまえながらゲーム事業からはもう撤退しているという話でした。つづいてはこのゲームメーカー。

サン電子クソゲーとその後

 ニンテンドークラシックミニには迷作「アトランチスの謎」がラインナップされていますけど僕ら世代にはサン電子=いっき=クソゲーという方程式があります。この「いっき」は農民一揆をモチーフにしたゲームでプレイヤーは二人の百姓を操って、カマや竹ヤリを手に戦うという階級闘争アクション。このゲームをつうじて農民一揆なるものを知った小学生も多かったと思われます。

 

とんねるずのヒット曲「一気!」
②聖闘士聖矢でも驚異的な強さを誇る「フェニックス一輝
ファミコンの「いっき」

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 これは昭和の「三大いっき」として皆さんにも覚えていて貰いたいもんです。まぁ、そんな冗談はさておき。この「記録より記憶に残るゲーム」を地で行く作品を作ったサン電子も現在、資本金9億を超える大企業に成長。ルータなどの通信機器の製造・販売ほか携帯アプリなどでもゲーム事業を続けており、最近もBL(ボーイズラブ系)の恋愛ゲームを開発・販売しています。

 

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俺プリ×Cross!

 いっきの権べえと田吾作のBL恋愛ゲームが発売されたら絶対、俺は買うだろうな。他にもとりあげたいメーカーはあるけど、それは別の機会に

 

※約90本のオリジナルゲームが遊べるほかファミコンソフトも遊べる互換機。

次回のテーマは「名人」

 

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