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アニメ「クラシカロイド」第2期放映!メインキャラの実際をおさらい

こんにちは。

 本日からNHKEテレでアニメ「クラシカロイド」の第2期放映スタート。

mantan-web.jp

 

 そこで今回は、前回から引き続き登場する8人のクラシカロイドとそのモデルになった音楽家についておさらいしてみましょう。

 

1、ベートーヴェン
2、モーツァルト
3、ショパン
4、リスト
5、シューベルト
6、チャイコフスキー
7、バダジェフスカ
8、バッハ

 

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 ちなみにこれはEテレのアニメ「クラシカロイド」の音楽集。物語はアニメの舞台「浜松」に突如、現れたヴェートーベン、モーツァルトショパン、リスト、チャイコフスキーの現代風アレンジを加えたクラシック曲のサントラ集です。さてこの「クラシカロイド」。どういうアニメかっていうと、父の借金のせいで常に悩める女子高生、歌苗が管理人を務める下宿の洋館「音羽館」にある日、「ベートーヴェン」と「モーツァルト」を名乗る奇妙な若者二人が来訪。

www.classicaloid.net

 彼らは「ムジーク」という不思議な特殊能力を持っており、感情の昂ぶりのままにタクトを振ると世界に自らの作った音楽を溢れさせることが出来、その音楽の力で物理原則を無視した超絶的な現象を発生させることで周囲を騒動に巻き込んでいく。っていうイメージのドタバタコメディーなんですけど、作中に流れるクラシック音楽は「布袋寅泰」「つんく♂」「朝倉大介」などによって現代風アレンジがされており、そのポップながらも原曲の持ち味を壊さない曲調は、毎回視聴者を楽しませてくれます。 そしてこの物語に出てくる個性的な音楽家はこいつら。 

1、ベートーヴェン

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 なんでかよくわからないけど音楽そっちのけでストイックに、究極の焼餃子を求めている求道者。実際のベートーベンもかなり凝り性な性格だったみたいでコーヒーを淹れる時は必ず豆を60粒と決めて挽き、飲んでいたそうな。そのエピソードに端を発したエピソードもアニメで放映されました。日本では「楽聖」なる異名で知られており、古典派からロマン派への橋渡し的な役割を果たしている堅物なドイツの作曲家といったイメージが強いので、そういう人間性溢れるエピソードは微笑ましいものがあります。そういやもうそろそろ「第九」の季節だな。あと意外に知られていないけどこの人、モーツァルトに憧れて直接、本人宅を訪問したりしています。アニメではすっかり年上キャラでモーツァルトはガキっぽいキャラだけど。 

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Wikipedia

曲アレンジ担当:ベートーベン=布袋寅泰 - Wikipedia

2、モーツァルト

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 アニメでも実際の人物でも「天才」。ただアニメでは史実である下ネタ好きが強調されており、管理人の歌苗の誕生日プレゼントに「おっぱいプリン」を作ったりもする変人。実際のモーツァルトもそういうエピソードには事欠きません。僕もこの人の伝記を読んでいた時には「繊細な天才」というイメージしかありませんでしたけど、その後テレビ番組か何かで日頃、下品な冗談をいってばかりいる変人だったという話を知ってめっちゃ親近感わきました。ただ、自らの曲に「俺の尻をなめろ!」というタイトルをつけるのだけはどうか?と思います。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト - Wikipedia

しかもこの「俺の尻をなめろ!」は合唱曲で、男性6人が「俺の尻をなめろ」と歌い叫ぶそうな。

俺の尻をなめろ - Wikipedia

こういう曲

www.youtube.com

カノンの美しい曲調に「俺の尻をなめろ!」と高らかに唄う狂喜(狂気)の作品。 

曲アレンジ担当:モーツァルトtofubeats - Wikipedia

 

3、ショパン

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 根暗で引きこもりな青年。まぁ「ピアノの詩人」という異名があったりする人なので、なんとなく繊細なイメージも強いですけど。ただ実際にはこの人、帝国時代のロシアに蹂躙されようとする祖国「ポーランド」を憂いていたり、かなりアツいハートを持った人物だったそうな。その他サブカル的に忘れちゃいけないのがこの人の代表作である「革命」。その旋律が仮面ライダークウガのあるエピソードで、人間を襲う怪人の謎を解く鍵になっていたりします。

フレデリック・ショパン - Wikipedia

曲アレンジ担当:ショパンEHAMIC - Wikipedia 

4、リスト

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 アニメではどういうわけか女性キャラですが実際には男性。作曲家だけじゃなく、ピアノ演奏者、指導者、評論家など音楽全般のセクションに携わっていたマルチな音楽家でした。特にピアノの演奏技巧は世界最高峰とも評されており、「ピアノの魔術師」との異名も持っていたそうな。また、リストは多くの弟子を育てたことでも有名。ただその中に日本人もいたことは僕も不勉強で知りませんでした。指導者としてはたいへんな人格者であり、芸術家が音楽以外の手段でお金を稼ごうとするのを嫌っていたため指導料を貰わなかったとのこと。その指導メソッドは自分のマネをさせることをせず、弟子の個性を尊重するものだったそうな。ただ、この指導が本当にベストかは意見の別れるところ。この指導は才能ある人向けだよな。

 フランツ・リスト - Wikipedia
曲のアレンジ担当:リスト=浅倉大介 - Wikipedia

 

5、シューベルト

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 アニメ本編ではベートーヴェンを「先輩!」と呼び崇拝する後輩キャラ。健気な後輩シューベルトに、つれない兄貴分ベートーヴェンの二人組。このコンビは国広富之松崎しげるの演じた名作ドラマ「噂の刑事トミーとマツ」を思わせるものがあります。たぶんこの話が通じるのは僕の世代がギリギリでしょう。古くてすいません。実際シューベルトベートーヴェンを尊敬していたみたいですが、音楽性については自分とあまりに異なる方向性のため、音楽そのものについてはモーツァルトの曲を好んでいたそうな。音楽の教科書に「歌曲の王」という異名で紹介されていた事を覚えている人も多いと思いますけど、この人の特長は「多作」。作曲数は歌曲、ピアノソナタ交響曲などを全部合わせて600〜1000とも言われています(曲数については諸説あり)

 

6、チャイコフスキー

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 ロシアを代表する作曲家だけど、どういうわけかこの世界では「チャイ子ちゃん」と周囲に呼ばれている女の子。テクラ・バダジェフスカとアイドルデュオユニットを組んでいます。ロシアという北国出身のため、使っているのは東北弁。この人の曲で有名なのは「白鳥の湖」ほか「くるみ割り人形」など。このくるみ割り人形の旋律を聞くと、映画「ホーム・アローン」を思い出すのは僕だけじゃない筈。実際のチャイコフスキーはどんな人だったのかというと「繊細」。この人の音楽を勉強するウチに熱烈なファンになった20歳近く年下の女性に迫られて結婚をしたものの、本来人と接することが苦手な性格のため離婚。モスクワ川に身投げをする手前まで追い詰められていたそうな。お相手の性格が情熱的っていうのもプラスに働けばそのエネルギーを受けて前向きな性格になったりすることもあるのかも知れないけれども、人間関係って難しい。

 

7、バダジェフスカ

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 チャイ子の相棒を務めている黒いロングヘアの少女。周囲には「一発屋!」と呼ばれています。この人の代表曲は「乙女の祈り」。電話の保留音や信号の待ち時間に流れたりもする曲なので曲を聞けば分かる人もたぶん多いでしょう。実際のバダジェフスカも、このキャラと同じく女性。ほぼ独学で音楽を学び、自費出版で楽譜を作って出版社に売り込んだり、楽譜を手売りしたりしていたそうです。まだインターネットのない時代にインディーズのバンドみたいな活動を続けていた彼女は後にパリの音楽雑誌でこの「乙女の祈り」が紹介されたことでヨーロッパ中に知られていきます。ただもったいないのがこの曲。みんなメロディーは知っているけど作曲者の名前と曲名はほとんど知られていない。僕もクラシックは詳しくないため、このアニメでバダジェフスカのことを知りました。ちなみに、バダジェフスカ乙女の祈りの他にも40曲ほど作曲を手がけていたものの、その殆どの楽譜が第二次世界大戦により紛失。残っていたのがこの曲の楽譜ぐらいだっそうな。物語では「一発屋」扱いされているけれど、戦争さえなかったら彼女ももっと高い評価を受けていたかもと思うと、多少複雑な思い。極めて不遇な一発屋だけど、この乙女の祈りは誰でも知っているポピュラーな曲。それは言い換えるといつ、どの時代であっても、人から飽きられることのない曲であるといえます。ある意味で誰からも飽きられない曲を作るという音楽家の理想を1曲で叶えられた彼女もまた偉大であると僕は言いたい。

8、バッハ

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 ご存知、音楽の父と呼ばれており、アニメ本編ではチャイコフスキーバダジェフスカのデュオのプロデューサーでもある。また、自分を含めクラシカロイド8人の謎を知っている人物。実際のバッハについてはプライベートな書簡なども少ないため、どんな性格だったのかわかりづらいそうな。ただ弟子にあてた手紙には「勤勉に練習なさい。君には私と同じ健康な5本の指がある。」とか綴っていたり、業績について人に尋ねられた時に「私はとにかく一緒懸命に働いた。皆さんも懸命に働けば成功できます」と答えたり、人から演奏を褒められた時には「正確なキーを正確な指で叩く。それだけで自然と楽器は鳴ってくれる」と語ったりするなど、その振る舞いはとにかく真面目なオヤジという印象。

 

 ちなみにバッハやチャイコフスキーなど=のアレンジ担当はつんく♂ - Wikipedia

 80年代〜90年代の日本の音楽シーンの代表的なアーティストやボーカロイド使いなど多彩で豪華なメンツを揃えたラインナップ。youtubeで音楽集の視聴もできるのでまぁどうぞ。

www.youtube.com

 今回の収録曲ではヴェートーベンの曲を布袋のギターが気持よくリズムを刻む「田園」と音がなめらかに氷の上をすべっているようなメロディが特徴的な、モーツァルトの「アイネクライネ・ナハトムジーク」がお気に入り。このCDにはアニメで放映されたとおり歌バージョンとインストゥルメントル版の2タイプがあるんですけど、曲調はまさに「ヴェートーベン」と布袋を足して2で割った感じ。たぶん多くの人がコレを聞いたら「なるほどね。」と思うことでしょう。ただ、歌のバージョンは「熱き情熱を抱きしめ、人はバラの如き気高さを持って人生という旅を生きている!」といった風な内容の歌詞だったので思わずまんま布袋じゃねーかよ!とツッコみました

 EHAMICはショパンをボカロの曲にしちゃうし、朝倉はリストを90年代のバキバキな打ち込み系ソングに改造、つんく♂チャイコフスキーの曲をハロプロ系のアイドルソングにカスタマイズのやりたい放題。だけど原曲に対するリスペクトを強く感じさせるので、決して聞き飽きません。
 今回、久々に買ったCDだけど音楽っていいわと思わされました。異なった10数個の音を規則的に並べて緻密にその音の並ばせ方を考え、調和を図ることで「音」を「曲」に昇華させた音楽家という人たちはやっぱすごい。

※地下鉄の駅で「エア指揮」をやっているおっさんがいたらたぶん僕だろうな(笑)

 

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