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サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

日本人の作ったフレンチなんて所詮、本場の猿マネだ!

こんにちは。

久々のブログ更新になりますが、皆さんお元気でしょうか?
いきなりですが、本日のブログのタイトルから想像を働かせてみて下さい。

あなたは現在、日本で有名な日本人シェフの経営するフレンチのレストランにいます。その店で、あなたはあなたにとって大事な親しい人と向かい合って料理を味わっています。その時、いきなり見知らぬ外国人がツカツカ現れてあなたに出された料理をつまみ、口に含んだ後でペッと吐き出してこういった。

日本人の作るフレンチは本場フランスの真似だ!
俺が正しいフレンチを食わせてやる!

この外国人はフランスで三つ星に輝くレストランのシェフでした。そして、この外国人シェフは厨房に入っていき、日本人シェフの下ごしらえを全部捨てて料理を作り直した後「食ってみろ」と自信満々に新たな料理をあなたのテーブルに置いた。その料理は最初に食べた日本人シェフのものよりもおいしく、反論できない。

さぁ。もしもこんな状況にあなたが置かれたらどうします?

①やっぱ本場には敵わない。日本のフレンチは所詮猿マネと認めてうつむく。
②いくら本場のシェフだって無礼だろう!!と怒りを露わにする。
③文化は広まる中で形も変わる。日本とフランスの味の違いは文化と反論する。

僕だったら②と③の中間の答えに落ち着くだろうと思います。
今回なんでこんなたとえ話を持ってきたかというと、こういう振る舞いを日本のTVが率先して行っているからです。

www.tbs.co.jp

世界各国に広まる「ニセクールジャパン」「ニセ日本文化」を本場の第一人者が成敗!!つまり、海外に広まり、異なる形となった日本文化を日本人があざ笑うという番組。こういう悪趣味にゃ付き合いたくもないので僕は見た事もありませんが、先日、アフリカのモロッコという国で日本のものと異なる剣道を教えている先生のところに日本の有段者が道場を訪ね、この先生をメタクソにするという企画があったそうな。その振る舞いに心が痛むというツイートがあり、考えこんでいます。

日本自体が以前は中国などを含むアジア圏、明治〜戦後はアメリカの文化を受けそれを亜流に変化させてきたのに海外の「ニセ日本文化」とやらを笑う資格がそもそもあるのか?と。また、文化というものは互いに混合し合い、新たな形になって互いを高め合う事だってある。もしも本来ある原型の文化だけを認めるというんだったらアメリカに「ニンジャ」を広めたショー・コスギや、物理的法則お構いなしな忍術で戦うマンガ「NARUTO」の作者さんだってニセモノの日本文化伝承者だ!という事になる。僕自身、合気道という日本文化?(この?の意味はいずれ書きます)に30数年ほど親しんでいるので自分なりにこの国の風土の育てた文化に愛着を持っています。なので自分達の知っている原型と異なった海外の日本文化を目にする時はやはり戸惑うだろうし、思うこともあるでしょう。だけどやっぱり、文化というのは生活習慣や風習によって育つもののため、他国では形も異なってくる。それはそういうものなのです。情報、人材が国境を越えて凄まじい早さで行き交う現在、文化と国というもののあり方について僕らが考えるべきは自分たちの文化の固有性にこだわるか?原型とは形を変え広まっていく文化を認め、楽しめる懐の広さを育てるか?のどちらかになるだろうけれど発展的でかつ建設的なのは後者だろうと僕は思っています。どっちを選ぶのかはお任せするけど、前者からヘンなナショナリズムに突っ走って「クール・ジャパン」じゃなく「フール・ジャパン」と揶揄されないようにどうぞお気をつけあそばせ。

 

 

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