サブカル 語る。

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家族旅行でトラブル発生!海ほたるでのありえない出来事について

こんにちは。本日のテーマは「思い出の家族旅行」。これは今から12年前の、独身だった頃に家族旅行で出かけた海ほたるで体験した珍しいエピソードです。

 

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 AMの実家では冬のメニューに「あんこう鍋」をよく食べるのですが、AM実家のあんこう鍋の味はすき焼き風のしょうゆ仕立て。ところが世間にはみそ仕立て味のあんこう鍋もあることを知った我が家では「味噌味」「しょうゆ味」どちらがメジャーなのか、その都度激論が交わされていました。そんなある日。

 「だったら、あんこう鍋の本場に食べに行こう」との話で、父と母、妹、僕で茨城県あんこう鍋の本質を探る旅行に行くことになり、父の車に乗っていざ茨城に!

 その際。せっかくの旅行だから遠回りで楽しもうということで「海ほたる」に立ち寄って海を眺めたりのんびりとした旅行になるはずでした。ところが。うみほたるで前後左右に大海原が広がる風景を眺め、「さて。そろそろ茨城の宿に行こう」と、車を走らせるべく運転席に乗り込むため、着ていた厚手のコートを車のトランクに投げて勢いよく閉めました。その瞬間、妹か誰かが「コートに車のカギ!」と叫び、僕もトランクを閉めた瞬間「あっ!」と叫びました。やばい!と焦ったけれども先に運転席のドアを開けていたので、座席下のトランク開閉用レバーで開けられるじゃん。もう、脅かすなよと思い直しながら座席の下に手をくぐらせてトランクレバーを引いてもトランクはまったく開かない。父曰く「このトランクレバーは今、壊れてるんだ・・・。」

 

 なんでこんな時に! 

 

 僕ら四人は心の中で叫びましたよ。仕方ないので車のディーラーにJAFを呼ぼうかどうか相談をするため電話をかけたら「今、海ほたるですか?いやー、そうなると車のトランクを壊さなくては対応できませんでしょうね。」と思わぬ回答。この想像を超えるトラブルに対してパニックに陥った母は僕に「AM!あんた、自分の車のカギ持っているでしょ!」といいました。僕も車を持っており、家のカギと合わせて持ち歩いていたため「僕の車のカギ?そりゃあるけど」。いきなりなにをいっているのだろうと首を傾げながら答えると「あんたの車のカギでお父さんの車のトランク開けられないの?」とムチャクチャなアイディアを提案。さすがに「母さんそれはいくら何でも」と答えたら母は呆れた風に「あんたっていっつもそう。」と嘆息。そのあと「いつだってなにかやる前から諦めてばっかり!」

 

ムチャいうなよ!意味、分かんねーよ!と叫びたかったんだけど、この騒ぎを起こした張本人として負い目もあったのでまともに反論できず。

 

 結局のところ僕と父はタクシーと電車を乗り継いで立川まで戻り、そこからさらにタクシーで自宅に戻り、父の車のスペアキーを持ってまたタクシー→電車→タクシーでうみほたるへ。その道すがら、僕は「陸と離れた海で孤立。そこにテロ集団たちが来たら映画の『沈黙の戦艦』だよなー。スティーブン・セガールと父ちゃんと僕は合気道つながりだけどテロ集団には勝てんわなー」とかのんきなことを考えており、それを知ってか知らずか父はこのバカな息子に対して「お前はほんとバカだけど、こういう経験やお前独特の価値観を活かせる場所があったら大成するのかもな」と、落ち込む僕をさりげなくフォロー。この時ほどこの家族を狂おしく愛しいと思ったことはありません。

 

 15時頃にうみほたるを出て、スペアキーを持って戻ったのは辺りが暗くなって夜空と海の色が漆黒の闇に染まっている20時頃でした。車に戻ってみると売店で雑誌を買って来て読んでた妹が「お兄ちゃん、お父さん大変だったね。」と労いの言葉をかけてくれて、ドジな兄貴を責めない妹の優しさが逆に身に沁みました。母は疲労困憊といった表情を見せながら座席で横になっており、その表情はさらに僕の抱いている罪の意識を重くさせました。

 

 20時を越えたころに僕らは海ほたるを出て、茨城の宿に向かうことに。宿に何度も遅くなることを電話で伝えたところ「もう、お食事の準備も宿ではできません。」とのこと。僕らは「構いません!食材と鍋をテーブルに置いて、布団を敷いておいて下さい。着いたら、急いで食べて寝ます」といったところ、宿も呆れていた様子。僕らは疲労を引きずりながら宿にたどり着き、自分たちで鍋を準備。テレビでその時放映していた亀田VSランダエタ再戦ダイジェストを見ながらあんこうを口に運びました。疲労で味覚もマヒしたのか、どんな味だったかもまったく覚えていません。確かその宿ではみそ味だったと思うんだけど。どうかみなさんも車のカギ管理にお気をつけ下さい。

 

※この家族旅行の2006年の12月20日から12年。僕は妻に出会って結婚して父になり、僕の父、母も僕の子を連れて「ひいばあば」の家に遊びにいったりする「じいじ」「ばあば」に。妹は独立後に家を出て美容関係の自由業を営むなど、それぞれみんな元気にやっております。家族っていいもんだな。と、ありきたりなことを書いたところで本日のブログはこれにて!!

 

www.benesse.jp

※さりげなくベネッセの家族旅行事情の意識調査を読んでいたんだけど「旅行の目的」第1位は「観光」で、意外だったのが「うまいものを食べに行く」というグルメな目的がランク外。「あんこう鍋を食べに行く」ってどんだけマニアックな目的だったんだ。

 

 

 


 

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