サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

戦隊ヒロインにヌードや水着を期待する大きなお友達について

こんにちは。

 

 今月からもう少しブログをまじめに書こうということで少しずつ本数を増やそうかと思っている今日、この頃。そうはいってもまだ今月はまだ3本目。せめて週に3本程度は書きたいところだけども、目標の達成には時間もまだかかりそうだなぁ。ってところで本日のブログでは「戦隊などの特撮ヒロイン」について思うことを書こうかなと思います。そのきっかけとなったのはツイッターで話題になったこのハッシュタグ

 

戦隊ヒロインに求められるセミヌードや水着

 

#スーパー戦隊を子供に返せ

#戦隊はみんなのもの

 

このハッシュタグは先々週の週刊プレイボーイで現在放映中の特撮戦隊ヒーロー「魔進戦隊キラメイジャー」でキラメイグリーン、キラメイピンク役の女優がグラビアで水着などを披露したことによって広まりました。

 

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 このハッシュタグについて僕は「子どもが見る番組のヒロインなんだから性的な露出についてもっと大人も考慮しろよ」っていうおおざっぱな解釈をしているんだけども、僕の中では正直いってちょっとピントがずれているなぁっていう印象です。僕だったらこんなハッシュタグを作りますね。

#戦隊はみんなのもの

→戦隊ヒロインを粗末に扱うな。

或いは最大限の皮肉で

戦隊ヒロインに求めるのはセミヌードや水着である。かな。

 

 昨今、戦隊モノや仮面ライダーなどのヒーロー番組は若手俳優さんたちの登竜門的な位置を確立したようなところがあり、それらに出演した後、現在も多方面で活躍をする俳優さんも数多くみられております。物語の中で少々拙いながらも「変身!」と叫んでいたヒーローが民放のドル箱ドラマやNHKの大河でメイン、重要な役柄を与えられて、それらを演じているのを見る。のというのもまた特撮ファンにとって楽しみなものでもありますけれど、ここで皆さん振り返ってみて下さい。特撮出身でその後も話題になる俳優さんって、圧倒的に男性ばかりじゃありませんか?

 

 ざっと調べてみたところ女優さんでも特撮番組出演後、芸能界で活動を続けている人もいるのも事実ですけれど、その注目度は男性ヒーローと比べて段違いに少ない。以下のサイトに1970代から直近の特撮出演ヒロインの現状などが詳しくまとめられているのでお暇だったらどうぞ。

 

戦隊ヒロインを「エロ」で消費する社会

 

戦隊ヒロイン歴代まとめ一覧!強くて美人で可愛いヒロインたちの現在は? | トレタメ : "共感"するエンタメ情報サイト

 

 様々な事情もおありなんだろうけど、ヒーローと比べて明らかに少ないよね。活躍の場所。ヒーローを演じた俳優がイケメン俳優として注目を浴びるその一方でヒロインが大々的に取り上げられるのはプレイボーイのような水着の姿のグラビア。

 

 この特撮ヒーローと特撮ヒロインの扱いの落差を強く感じたのはルパンレンジャーVSパトレンジャーでパトレン3号を演じていた奥山かずささんのオンエア終了前後とほぼ同時だった水着グラビアの特集でした。

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 ひそかにパトレン3号好きだった僕はその表紙に目が釘付けになったと同時になんとなくだけどイヤな気持ちになったんですよ。女優さんも納得してのお仕事だろうけれど「次に求められたのは肌の露出なのか」と。ルパパトでは堅物ながらも乙女チックなぬいぐるみ好きというキャラをうまく演じており、いい女優さんになってもらいたいなと思っていただけに、次の仕事は別のドラマでなく水着グラビア。なんか自分自身もこの女優さんの若さや見た目みたいなものをただ消費していただけだったのかなぁ。水着の表紙に食らいついたってことは俺もこの人の露出を消費しちゃったんだろうなぁ。と、思いながら複雑な気持ちでコンビニを出たのを今でも覚えています。

 

 奥山さんは今でもドラマ出演などを続けているので今後の活躍を願うのと同時に僕は、戦隊ヒロインを粗末に扱うな!とも思っています。

 

特撮ヒーロー番組出演→グラビア→その後パッとせず引退。

 

こういう女優さん、多いと思うよ。それってやっぱりエンターテインメント界におけるおおきな損失なんですよやっぱり。

 

 


 

 

※アホなオタクがブヒブヒ文句つける前に言っておく。俺は別に水着グラビアの仕事を否定しているんではない。ただ、特撮出演前後で大々的にクローズアップされるのは、別のドラマ、映画でなく水着グラビアなどが圧倒的に多いのはどうしてだ?とだけ強くいっておく。ちなみに仮面ライダー555における怪人(オルフェノク)役だった加藤美佳が水着になったときもショックだったんだよなぁ。

 

都知事選になるといつも決まって思い出すヒーロー「シャンゼリオン」

こんにちは。

 

 本日7/5は東京都知事選挙。みなさんもう行きました。なに?そこのお前行ってないだと!!さっさと行ってこい!・・・都民でないからムリ?あぁそういう人だったら、そりゃあしゃあないわな。そんな出来そこないの小噺みたいな前ふりはこの辺にして、本題。

 

 以前もブログで取り上げたけど、東京都知事選になると僕は必ずこのヒーローを思い出すんですよ。

 

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超光戦士シャンゼリオン - Wikipedia

 

 

超光戦士シャンゼリオンのマニアックさを語る

超光戦士シャンゼリオン。設定、キャラクター、ストーリー。そのどれもがB級臭の漂う超マニアックな特撮。提供が同じくマニアックなファンの多いゲーム会社「セガ」だったことも推して知るべきというところです。

 

 このシャンゼリオンが作中の宿敵と雌雄を決する戦いを繰り広げたのがなんと「東京都知事選挙」。いやいや冗談じゃありません。マジで。

 

そのヒーローが物語のクライマックスで宿命の敵と戦った舞台こそ、なんと「東京都知事選」。敵の組織ダークザイドの幹部である暗黒騎士ガウザーはシャンゼリオンとの戦いを繰り広げる傍ら、黒岩 省吾(くろいわ しょうご)なる人物を名乗り、「黒岩相談所」所長として人間社会に馴染めない仲間を励ましたり、仕事を仲介したりしていた。そして「人間を、人間世界のルールに則って征服する」という真面目なポリシーを持っていた黒岩は人間社会での仕事で得たお金を政治資金にして都知事選に立候補。涼村と激しい選挙戦を戦って、見事、当選をはたすのです。

「超光戦士シャンゼリオン」という特撮作品について - サブカル 語る。

 

突っ走った独創性あふれるシャンゼリオン

 しかもその戦いでヒーローであるシャンゼリオンが敗北するという。このぶっとんだ物語はあまりにも時代を先取りしすぎたために一般受けしたとは言い難いのですけど、カルト的な人気を集め、再評価されたりもしています。玄人ごのみの週刊テレビ雑誌「TV Bros」でもDVD-BOX発売の時にシャンゼリオン特集を組んだこともありました。テレビ雑誌の表紙に、本編で都知事選を戦っている特撮ヒーロー主人公。後にも先にもこんなヒーローっていないだろうな、たぶん。

 

arrow1953.hatenablog.com

 

それはともかく都民の皆さん、本日20時までお近くの投票所は空いています。まだの人いそいで選挙に行って下さい!

 

 

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ホリエモン新党も宇崎ちゃんのポスターも根本的に全く同類である

こんにちは。

 

 先日のブログで書いた通り、今月からもう少しまじめにブログ書こうと思います。そんでもって今週は一般の都民として、間近に迫っている7/5の東京都知事選に絡めた話題あたりでも書いてみるかねってっていうことでコレ。ホリエモン新党のお騒がせ選挙ポスター。

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ホリエモン新党 - Wikipedia

 

 

衆目集めに使われ続ける女性の身体

 都知事選の7/5には北区でも都議会議員補選があるそうで、これはその候補者の選挙ポスターとなります。さすがにこのポスターについては地域の住民や多くの識者からも顰蹙を買っているとのことですが、ツイッターなどで読んだ論旨としては「選挙と民主主義の愚弄」「セクハラ」というものが多く寄せられています。

 

 それらもごもっともだけど、僕としてはこのポスターの根本にあるのは何度もこのブログで書いているとおり「女性の肉体を安易な衆目集めのツール」とみなしているこの社会の構造そのものだと考えます。

 

 

それはオタクが「女性の肉体が好き」であり、現実社会においても女性の水着やセミヌードのポスター、グラビアが乱立しまくっていることから『オタクっていうか世間の男は女性の肉体が大好きであり、昔も今も女性の肉体の写真やデフォルメした女性の記号を衆目集めやモノを売るために利用してきた』という身も蓋もない現実」です。

女体だーい好き!こそオタクとこの社会の本音である! - サブカル 語る。

 

 この女性の肉体を記号的に扱い、人の関心を寄せる。というのは古今東西の広告で多く使われてきたメソッドです。古くはビールの水着ポスターや雑誌のセミヌード等、最近はさらにその傾向はアニメや漫画のサブカルチャーにも及び、胸やお尻、足などを強調した「萌え系」イラストを使った地域振興ポスターも多くみられるようになりました。

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その件については何が問題かを以下の通り指摘させてもらっています。

 

こういうポスターを「表現の自由」というフレーズで擁護するオタク共や評論家さんたちにいいたいのは「皆さん、表現の自由がどうこううるさいけれどもこのポスターとかアニメの巨乳キャラたちを通じて表現したいものは何ですかい」という疑問です。

女体だーい好き!こそオタクとこの社会の本音である! - サブカル 語る。

 

 

ホリエモン新党で訴えるべき政策<女性の身体

 この疑問についてはバカなオタクから「表現の自由」云々。というはてぶコメントをもらっています。そのとおり。ポスターに萌えイラストを使うのは表現の自由ですよ。      

 だけど、僕の聞いているのはその自由で「何を伝えたいのか」ということなんですよ。そもそも広告っていうのは「モノを売りこむ」ためのものです。それは町おこしでも選挙でもその原則は変わりません。先述したホリエモン新党の候補ポスターも、その後で引用した地域振興のアニメ絵ポスターも。これらを見ると8割近くは女性の肉体がメインであり、そこから素直に意図を受け取るならポスターで訴えたいのは候補者や各自治体の魅力ではなく「女性の肉体のエロさ」を訴えたい!となります。政策を広く訴える選挙ポスターでこういった文脈に沿ったメソッドを使っているのをみるとその異様さが伝わってこない?

 

訴えるべき言葉<女性の身体

 くどい?ごめんね(笑)だけど日頃から偉そうに表現の自由について能書き垂れているんだったら教えてくれよオタク共。お前らが表現の自由と口にして守りたがっているエロの文法で伝えたい町おこしや選挙候補者の魅力ってなんなんだ?

 

 どーせ答えらえないだろうけどな、お前らバカだからさ。

 


 

 

 それからその疑問に答えるんだったら実際の写真に比べてアニメ・漫画のイラストはエロくない!とかヌードはダメで水着はエロくない!!などといったワケの分からない「表現の程度問題」に話をすり替えて逃げるんじゃねーぞ。そういうのってすっげー見苦しいからな。あと、この話題で誤読する奴も多いので言っておくが、これはオタクだけでなくて「俺を含めた男性サイド全体の社会構造の問題」だ。

 

※結局当選もできず、この候補の水着も単に「性的消費」されただけだったとい結果。
これって政治家として惨めすぎる結果になったなと思う。

来月からもう少しブログをまともに書き続けていこうと思う

こんにちは。

 

 ネットワーク屋として日々の業務に追われ続けて、ブログの更新も一月に一回程度。そんな状況が長く続いていましたけど、その業務も本日ついに収束。

 

やったー!

 

っていうことで来月からもう少しブログまともに書こうと思っております。別にネタがないからさぼっていたというワケでもありませんので、どうぞ今後もご愛顧のほどよろしくお願いしますっていうことで今日はこの辺で。

 

緊急事態宣言を受け、ブログでも外出自粛を続けて最近思うことについて

こんにちは。

 

 毎度毎度の同じ書き出しになるけど、皆さんお元気でした?政府の緊急事態宣言後、意図的っていうもんでもないんだけどブログっていうかインターネット全般から長らく遠ざかっていました。この二ヶ月は会社のリモートワーク以外の時間は家族そろっての散歩を楽しんでみたり、古い映画を観たり、飯を食ったりなどのんびりな時間を満喫。

 

 そんでもって深夜。長い自粛期間なのでいざブログを書いたり修正したりなどをしてアクセスアップだー!なんて思ったりもしたんだけど、いざ、キーボードの前に座るとどうにもやる気が出ない。最初こそ「まぁそんな日もあるさ!」なんて思いながらブログのネタ探しのために他のインターネット記事やお気に入りのブログ、ツイッターなどをザッピングしてもいたんだけど、そのうちそれさえも億劫で苦痛に思えてくる。TVもうっとおしくてうるさく、活字も見ているだけで疲れる。ふと「俺、鬱にでもなったのかな」と本気で心配になる日もありました。そうはいっても緊急事態宣言解除となった現在、多くの人と同様に僕も外に出ていかなきゃならん。重い手足を奮い立たせて勤労に励む毎日っていうやつです。

 

 自分が鬱かどうかはともかく、改めてリアルやインターネットなどで「外」に触れてつくづく「情報多すぎだよなぁ・・・」などと最近思っています。何かを決めるときや考えなきゃいけない時に多くの選択肢があるのは大切で有難いってことは重々わかっているけど、四六時中「情報」に囲まれているっていうのもキツイ。目も耳も皮膚感覚も疲れて「うわぁーっ」となることも多い。Stay Homeな生活と数ヶ月前まであたりまえだった「日常」のギャップにヘロヘロな今日、この頃です。

 

 そんなこといってもあと数日で「日常」に慣れていくんだろうけどもね。似たような感覚を味わっている人って、案外多くいるんじゃないかなぁ?

 

イエスタディをうたってのアニメ化は、僕の20年越しの夢だった

こんにちは。

 本日のテーマは僕が学生の頃に大好きだった漫画のアニメ化について。その作品とは漫画家、冬目景さんの描く長編恋愛モラトリアム「イエスタディをうたって」。

 

singyesterday.com

 

 大学生の頃に読んでいたから、20年以上前の作品になるのかー。

 

 

イエスタディをうたってと僕の青春

 この作品は集英社の隔週漫画雑誌「ビジネスジャンプ(現在:グランドジャンプ)」で不定期連載された作品。連載時にリアルタイムで読み、単行本も毎回買うほど愛していた作品です。物語はフリーター(後に正社員カメラマン)青年の「魚住陸生(うおずみりくお)」と中学生の頃、ふとしたきっかけから出会い陸生に一目ぼれした少女「野中晴(のなかはる)」、大学の同期生で在学中から陸が心を寄せていた高校教員(晴の担任でもあった)「森ノ目榀子(もりのめしなこ)」、品子の幼馴染の弟で浪人中の「早川浪(はやかわろう)」。この4人を軸に巡って繰り広げる煮え切らない恋愛模様がテーマです。読んでいて「あーもーめんどくせーなー!どいつもこいつも!」と怒鳴りたくなるほどのもどかしさに、当時同じくめんどくせー女の子に恋をしていた僕はその自分の恋愛マゾなメンタリティーを刺激させるストーリーの遅さに苛立ちつつもすごく共感させられたもんだ。・・・若かったなぁ自分も。

 

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 あと作品の見どころとして挙げさせて貰うと「絵柄」ですかね。美大卒という作者さんの経歴にルーツがあるのか、イラストがすごく特徴的です。それを表現するなら「まるで丁寧に描いたラフスケッチ」っていう印象で、その頃はこのような作風の絵柄が少なかったためすごく目を惹きました。

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 これはSEASON.2の第二話の表紙。ビジネスジャンプの掲載時は左側に「ー否定語を並べると私ができあがるー。」とかいうアオリ文句が確かあったと思う。そういう低予算映画みたいなコピーがその頃すきだったんですよねー。

 

イエスタディをうたってと僕の夢

 さて本題。なんでこの漫画のアニメ化がお前の夢だったのかって?それは僕がとあるアニメ制作会社で制作だった頃、この作品のアニメ化を企画書として会社のお偉いさんに提出していたからです。この人の独特な絵柄は絶対売れると思い、単行本と冬目さんの画集「百景」を企画書と併せてプロデューサーのもとに持ち込んだのでした。そのプロデューサーは「若いスタッフの企画は大歓迎」といっており、企画書についても「私もあの作品好き!企画実現できるかどうかっていわれたら分からないけど、目の付け所はいいよ!」みたいなことを言われたのですっごく舞い上がりましたね。

 

 とはいえ、人生そんなに甘くはない。数か月後に何気なく上司の机を見たら、提出した単行本と画集には埃がつもっており企画書はどこにもない。たぶん、プロデューサーは企画書を裏紙メモにでも使ったんだろうなと思っています。まぁ企画がそんな簡単にとおっていたらみんな苦労なんてありませんわな。

 

 だけどまさかこの作品が20年の時を経てアニメ化するとはほんとに思わなかったわ。
いちおうどこの制作会社が手掛けたのか気になって調べたら…あぁよかった。俺のいた制作会社じゃなかった。もしそうだったらたぶん俺は発狂しているだろうな。

 

他人が形にした嘗ての夢。今でも持っている夢

 マンガの登場人物に心情を重ね合わせていた20年前を思い出しながら、現在にふと目を向けてみると、今の僕はIT業界でネットワーク屋さんとして複数ある取引先企業のLAN環境保守のため中央線や山手線、地下鉄、その他私鉄などを乗り継ぐ日々。だけどマンガの人物たちは今も年をとらず、先の見えない恋愛にあーだこーだ思いを巡らせる日常を生きています。こっぴどく女の子にフラれたり、体調を壊してアニメ業界を辞めたり、東京都内のフリーペーパー系タウン新聞でコラム書いていたり、IT技術屋になったり、結婚したり、かわいい子どもを授かったり。まぁ人生っていろいろあるよね。

 この作品のアニメはアニメ業界で名を馳せたい!という情熱に溢れていた20代の頃、
そしてその夢が破れても家族とともに毎日を笑って生きながら「別」のスタンスで夢を叶えたいとあがくさえないおっさんになった僕に、こう語りかけてくるのです。

 

「嘗てのお前の夢は別人が現実にしたぞ。お前はどうする?なにができる?」と。

 

 そうはいったって難しいのよ。「生活を守りながらの戦い」っていうのも。

 

マンガよりも酷いと周囲からいわれた僕の失恋遍歴。

 

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夢?物語制作に携わること。諦めるわけねぇだろ!

 

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ラブライブの「みかん」「お茶」の広告に地域振興を考える

こんにちは。

 久々のブログ更新ですが、その間に日本や世界各地で起こり続けている大きな動きにただただ唖然とさせられている今日、この頃。皆さんも僕もお互い「どうか健康に気をつけて」とだけしかいえません。そんな時にブログなんて書くなよ!と自分でも思ったりもするけど今後も長引いたり頻度が増えるだろう「自粛」の際のひまつぶしとして、適当な読み物を増やしておくっていうのもまぁ、社会貢献といえるかな?といいながらキーボードの前に座っております。

 

 

 

ラブライブ(アニメ)と町おこし

   そんでもって本日のテーマは「ラブライブと町おこしについて」。ちょうど先月、このシリーズの2作目である「ラブライブ!サンシャイン!!」の主人公キャラ「高海千歌」と物語の舞台「沼津」のJAなんすんがコラボでポスターを作っており、起用されたイラストが物議を醸していました。

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 こんなふうに健康的な少女がみかんを持って微笑んでいる。これの何が問題なの?とお思いの方もいるでしょう。では、目線を下に移動。

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売りたいのは町の名産品か?キャラのエロか? 

 こんな風に下着のライン、もしくはデリケートゾーンがくっきり。これについて多くの異議がよせられたそうな。この表現についての是非はここでは述べません。ただこのブログでオタク的なエロ文法の社会流通について批判を続けている僕でさえ、このトライアングルの部分に目が行きました、正直言って。そのことで日頃、偉そうにオタクを批判している自分もこの「デフォルメによる女性の性的部位を強調したエロ訴求」から未だに脱却できていないんだなぁと、頭をボリボリ掻き反省するのみです。

 

 その後、JAなんすんは今回こんなコラボポスターを作成。

 

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 デザインに起用されているのは同じキャラです。この二つのポスターを比較して「どちらが地域の特産品PR広告としてふさわしいか?」といったジャッジメントをするつもりはないけど、あらためてここで考えてみたいことはあります。

 

広告って何なのか?

 インターネットなどで調べてみると、三省堂大辞林ではこう書かれています。

 

広告 

① 人々に関心を持たせ、購入させるために、有料の媒体を用いて商品の宣伝をすること。また、そのための文書類や記事。

② 広く世の中に知らせること。

 

www.weblio.jp

 そのうえで問題になったポスターを擁護する人たちに尋ねます。

「このポスターで訴えるべきはみかん?キャラのデリケートゾーン?」と。以前、僕はこのブログで同じく女性の性的部位を強調した地域おこしポスターについてこう批判をさせて貰いました。

 

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こういうポスターを「表現の自由」というフレーズで擁護するオタク共や評論家さんたちにいいたいのは「皆さん、表現の自由がどうこううるさいけれどもこのポスターとかアニメの巨乳キャラたちを通じて表現したいものは何ですかい」という疑問です。

女体だーい好き!こそオタクとこの社会の本音である! - サブカル 語る。

 

エロだけを欲するオタク相手の商売で地域振興

 この部分について「表現に意味を求めることこそ表現の自由の妨げで云々」みたいなコメントもありましたが、ここで僕のいっているのは「地域の魅力を伝えるのが目的の広告で、キャラたちの性的部位を特産物より大きくクローズアップして表現できる地域の魅力って何?」っていう率直な疑問です。表現の自由がどうこうという問題じゃありません。

この疑問についてはポスター擁護派にぜひともご教示いただきたい。おそらく僕が思わず「なるほど!」と膝を打つような明確な回答があることでしょう。

 

 読者にはしつこいと思っている人もいるとは思います。だけど、僕は問い続ける。

 

「衆目集めに女性の身体を使った広告の先に本当の意味の地域振興ってあるの?」と。

 


 

 

※このお茶の広告については作品名のロゴが小さく、絵柄も違うのでラブライブのコラボとわからない!という自称オタクのツイートも見たけど、小さかろうが大きかろうが絵柄が異なろうがそのロゴや特徴的なキャラの髪形、そのキャラの地元であることを踏まえて地域と作品のコラボであることが分からないのであれば、単にそれはその人に想像力がないってだけのこと。そんな想像力を持てないのならオタクをなのるのはやめるべきだろう。