サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

シャア・アズナブルの語る仕事

こんにちは。

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 最近はなにを書いても「ネット右翼」「ネトウヨ批判」などの似非社会派っぽい記事になっていくので、ここらで気分を変えて久々のマイナー本紹介。だけどまぁサブカルをテーマにブログを書く限り、サブカルと「ネトウヨ的」なものとの関連性についてはどこかで書きたいとは思ってます。

 さて、本題。本日のテーマは「シャア・アズナブル」。ガンダムの中でもひときわ高い人気を誇るキャラですが皆さんこの本を知ってます?

 

 

 コレは何かっていうと機動戦士ガンダムの主人公、アムロのライバルだったシャアの作品における戦いの歴史を振り返り、組織内での身の置き方や立ち振る舞いなどを学ぼうという企画の元に書かれた啓発本なのだそうな。本の構成はジオン軍将校としてアムロの属する地球連邦軍との戦いに明け暮れた「シャア・アズナブル」の時代から、その7年後となる「Zガンダム」時代に「クワトロ・バジーナ」と名乗ってアムロやZの主役カミーユと共に「エゥーゴ」という組織に加わって連邦軍の過激派「ティターンズ」に立ち向かっていた頃までをいくつかの章に区切り、シャアの組織マネジメントや人心掌握などを検証していくというもので、具体的には下記のとおり。

 

目次 : 

赤い彗星のシャアからクワトロ・バジーナ
②シャアに学ぶ新人カミーユの手なずけ方
カミーユがシャアに求めた理想のリーダー像とは?
一年戦争の英雄アムロカミーユの中に見たもの
プレイングマネージャー、シャアの人心をつかむ技術
⑥リーダーとしてのブライト・ノアクワトロ・バジーナ
ティターンズ地球連邦軍の崩壊を進めたもの
⑧シャアが見つめる「一歩先」の視点

  ガンダム史上における英雄、シャアの人生を宇宙世紀の歴史から紐解くっていう人物評伝みたいな本ですが、こういった書籍を見ているとほんとにみんなシャア好きなんだなぁと思わされます。先日も週刊AERAの表紙を飾ってましたけど。

 

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 でもこの人、そんなに魅力的かなぁ?常にシャアって男は自分に言い寄ってくる女性を利用して実際に戦場で戦わせて自らの地位を上げたり自らのピンチを危機を回避したりしているイメージしかないんだけど。なんかこの人のやってることって、同じく女性との関係をうまく利用して、課長から会長にのし上がっていった島耕作とあんまり変わらないと思うんですけどもね。

 

 だけど、まぁこの本の最大のツッコミどころは たかがアニメキャラに仕事を学ぶな!という点につきます。この本、ガンダムシリーズ監督の富野由悠季さんが見たら「アニメに現実を学ぶな!」って激怒するだろうな。なんせ、機動戦士ガンダムの続編「機動戦士Zガンダム」のテーマが「大人がアニメに夢中になるのはやめろ!」で、それを多くのファンや関係者が集まった制作発表会だか何かのイベントで言い放ったっそうだから。