サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

スタ丼(スタミナ丼)の発祥の地、国分寺に行ってきた。

こんにちは。

 

 本日のテーマは「スタ丼」こと「スタミナ丼」。コンビニとのタイアップ弁当や日本各地でチェーン店が増えているため、その知名度も高まってきているこのメニューですが、20年ほど前までは発祥の地「国立・国分寺」でのみしか食べられない極めてローカルメニューでした。

 

 

スタ丼は国分寺 / 国立のおらが町メニュー

 この「スタ丼」というのは豚のバラ肉と長ネギを、にんにくを漬け込んだ特製タレで炒め、海苔を敷いたどんぶりご飯の上にどっさり乗せ、丼の横にたくあんを2枚添え、さらに肉の上に生卵を乗せて出来上がり。そしてもやしだけのシンプルな味噌汁つき。20年前は500円ちょっとでお腹一杯食べられる「貧乏学生の味方」ともいうべきメニューで、国分寺にある大学に通っていた僕も、何度も店に足を運んだもんでした。先日、買い揃えているおひとりOLさんの食事マンガ「ごほうびごはん」の単行本5巻でこのメニューがネタに取り上げられていたので

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 久々に食べたくなって会社帰りに国分寺駅で下車。学生だった頃の気分で、お店に走って向かいました。

 

※このメニューが最初に作られたのは昭和47年の国立。国立駅から離れたところにある「サッポロラーメン」の店のおやじさんが金のない学生にたらふく飯をくわせてやるという思いで考案されたそうな。そのおやじさんが経営していたのが国立にある2店舗と国分寺にある1店舗。僕が食べに出かけていたのはその国分寺の店です。

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昔はもっと油っぽくて汚らしい店構えだったなぁ。

 

スタ丼の店の不愛想な接客が懐かしい

久々に店内に入ると黄色い紙のメニュー。

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※20年前、底の深いラーメンの丼にご飯を入れたスタ丼大盛りとラーメン大盛りを食べきれると(確か、女性は大盛りだけでも可)記念にお店に名前を書けるサービスをやっていたんだけど現在、そのサービスはやっていない模様。そしてこれが本場の

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スタ丼(スタミナ丼)。

 

 このメニューの画像を見て「アレ?」っと思った人は鋭い。現在スタ丼は、各店舗でこういう黒塗りの器に盛られています。

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「伝説のすた丼」と書かれている黒塗りの器に盛られるスタ丼。だけどもこの時には、国分寺店で「原点回帰」と銘打ったキャンペーン中で30年前の方式で営業。

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sutadonya.com

 

 30年前に使っていた丼にメニューを盛り、食券の販売機を撤去して店員さんに直接メニューを注文する形式になっています。また、この他にも当時のメニューも限定復活だそうな。食券でなく直接の注文方式で営業!別に昔を知らないお客さんにとっては「だからナニ?」といわれそうだけど僕自身は学生の頃を思い出して、懐かしい気分になりました。

 


 

※当時のスタ丼屋の店員さん、無愛想でとっつきにくかったんだけど現在の「お客様」をやたら持ち上げる昨今の卑屈な接客よりも僕は好きだったんだよなぁ。