こんにちは
本日のブログはこの話題から。
コレどういう話かっていうと福岡県警が海水浴に来た客の荷物置き引きの防止策として、水着姿の私服警察を海に派遣。その効果も上々とのことでまぁ結構な事だけど、この話題で使われている「海パン刑事」なるフレーズの元ネタを「こち亀」のゲストキャラ「海パン刑事」こと汚野刑事だと思っている人が多いそうな。
出典:こちら葛飾区亀有公園前派出所(秋本 治)_集英社
こち亀では警視庁で犯人検挙率No,1を誇る超エリート刑事として登場。隠し事が大嫌いな性格で籠城する強盗犯などの前では自ら海パンを脱ぎ、全裸になって説得を試みたりした事で両津に変態扱いされたインパクトの強いキャラでした。ただ、このキャラも本来の海パン刑事のパロディーであり、その元ネタを語る機会もあまりありません。なので、改めて本日は本来の海パン刑事について語ってみたく思います。
まず、本来の海パン刑事ってナニ?それは写真左でギターをひいてるこの人。
※写真は以下のブログより
海パン刑事っていうのは90年代に放映されたビートたけしの深夜番組「北野ファンクラブ」のコントドラマに出てくるキャラでした。それをこち亀作者の秋本治さんがネタとして登場させたのが皆さんも良くご存知の海パン刑事だったんだけど、深夜番組とこの頃500万もの発行部数を誇る怪物みたいな漫画雑誌とじゃメディアの影響度は比べ物にもなりません。結果、パロディーがオリジナルを飲み込んだ形で「海パン刑事」の名は世間に広まったのでした。
テレビ化された深夜ラジオとも呼ばれるこの番組のコンセプトは「下品」。放送禁止用語を連発しまくり、たけし軍団の全裸出演なども当たり前のように毎回行われており、現在のキツい規制では放映そのものができないほどひどい番組でした。ひどいんだけど、僕、大好きでした。
僕はPTAが眉をしかめるような「エロ」や「下品」さがテレビで許されたギリギリの世代。11PMやその後番組のEXテレビ、テレビ東京の伝説的なエロ番組「ギルガメッシュNIGHT」などなど。そういったものが許されなくなったのは、ある意味でこの国の人権意識やモラルの成長であるともいえるんだけども、やっぱりさびしくも思うおっさんな自分。
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