こんにちは。
最近のオタクについて批判を続けているうちに、すっかりそのオタク共から嫌われたこのブログですけど、皆さんお元気でしょうか。
だからオタクは嫌われる
リンク先にある記事などで「お前らがアニメのエロに興じるのは勝手だが、カタギの人たちに迷惑かけるんじゃねぇ!このボケ!」と、何度も何度も述べているのですけれどブクマやコメントにはピントの外れた反論とさえもいえない、ひどく下品ないちゃもんみたいな怒鳴り声が多く寄せられるばかり。そんなこともあり僕も今回、考えました。そもそも国語力に著しく欠けた人たちに、言葉で語りかけてみたところでまったく通じないだろう。そんな人に想いを伝えたいのだったら分かりやすくイラストで、語りかけてみよう。きっとオタク共の大好きな女子高生の言葉だったら大脳を使わずともパブロフの犬みたく反応してくれるはずだ!
ってことで、オタクの抱えている問題点っていうか「お前らが嫌われるのはそういうとこだぞ!」っていう部分をオタクが思わずよだれをたらしそうな女子高生のイラストから語りかけてみたく思います。
オタクが嫌われる理由①「臭い」
僕も家族や実家から服装や身なりに気を使わないので、ここは僕も頭をボリボリ掻くところです。
オタクが嫌われる理由②「ウザい」
うわー僕も反論できねぇ。あら、僕も涙目になってきた。
オタクが嫌われる理由③「会話のふしぶしにアニメのセリフを入れたがる」
大田区議会議員のおぎのさーん!
オタクが嫌われる理由④「現実と虚構の区別が極めてあいまいである」
エロゲーの背景に使われて困っているパティスリーに迷惑かけたり、幸色のワンルームを現実社会の事件に当てはめて考えるのはやめろ。
オタクが嫌われる理由⑤「他人の価値観は認めない」
自分の気に入ったエロを「公共の場で見せるのはやめてもらいたい」というフェミニストにはえらく威勢いいくせに、その件で激怒した千代田区にはだんまりというチキン野郎ども。
オタクが嫌われる理由⑥「外ではおとなしい」
ツイッターでは偉そうなこと吠えても、行政にはビビッてしっぽフリフリ。
オタクが嫌われる理由⑦「非常に自虐的である」
他人の迷惑を顧みず周囲に吠えまくりさらに周囲から嫌われていく。
この女子高生たちはこんなふうにオタクが嫌われる理由を15ほど述べていますけど、「もうそのへんでやめてあげて!」といった感じになってきたので、その中から7個をチョイスしてみました。さて、いくつあてはまる項目があるか君もチェックだぞ!
さてそろそろ本題。今回ブログで使わせてもらったマンガは講談社の「ヤングマガジンアッパーズ」という雑誌で2001~2004年に連載された「全日本妹選手権!!」という作品になります。どんな作品かをざっと説明すると、ある女子高に通うオタクな女の子たちの日常を多くの雑学やパロディを交えながら描いたものであり、そこそこ人気がありました。エピソードによっては上記の引用にあるようなオタクへのソフトな批判などもあったりして物議を醸したこともあったそうな。僕なんかは「うわー否定できないわー」と言いながらもそのピンポイントかつ、適切な指摘を笑っていましたけどね。
自分で自分を笑えないオタク
でね。今回のブログから僕が考えたいのは実をいうと、オタク共の嫌われる理由じゃありません。少なくてもこの漫画が連載されていた20年前ごろはこういった「批判」を僕らオタクも共通の認識として持っているだけでなくて、それらを笑えるだけの余裕があったんですよ。この作者も実際にかなりのオタクながら、自分たちの嫌われる理由をネタにしている。それは根っこのところでは自虐ではなく「人からオタクとバカにされたっていいじゃん」「だけど僕らオタク側も最低限のモラルは持たなきゃダメだよね」という、オタクやオタク文化への「愛着」と「社会に生きるオタクとしてのモラル」をどこかで自覚している人がそれなりに多くいたということであり、だからこそこの作品も成立していたんだろうな。と思うのです。確か最近フェミニズムの人がおっさんと女子高生の恋愛漫画の連載を出版社に圧力をかけてやめさせようとしている!とか表現の自由戦士どこがうるさかったけど(実際には作品への批判はあったけれど、そういったことはなかったと出版社が明言)この「全日本妹選手権!!」がリニューアルで連載とかなったら寧ろオタク共が出版社に圧力とかかけるんじゃねーの?そんなことはないか。「表現の自由戦士」はどんな表現も守るとか偉そうにいっているから。
この作品は現在のオタクこそ読むべきテキストであり、再評価されるべき。同時に、僕らオタクも自分たちに対する「批判精神」をもう一度取り戻すべきだと思う。
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※萌え系エロのセオリーに従ったエロい描写もあるので気を付けて下さい!!