サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

アクタージュの打ち切りの背景はアニメ・漫画業界全体が猛省するべきである

こんにちは。

 

 長かった梅雨も明けてから連日、猛暑日が続いておりますが、皆さんお元気ですか。とかいう時候の挨拶はこの辺で、本日のブログはアクタージュの原作者、痴漢による逮捕に伴う「アクタージュの連載打ち切り」について。

 

 

 

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以下、引用

 

アクタージュ大好きだったのに、打ち切り

 

路上で女子中学生にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの疑いで、人気漫画「アクタージュ act-age」の原作者、松木達哉容疑者が8月8日、警視庁に逮捕された。

 報道によると、松木容疑者は6月18日、東京都中野区内の路上を歩いていた女子中学生に背後から自転車で近づき、追い抜く際に胸を触った容疑が持たれている。区内では、ほかにも同様の事件が発生していたという。

 引用先:弁護士ドットコム(2020/8/11)

 

 

 週刊少年ジャンプで人気連載されていた「女優」を主人公にした異色作「アクタージュ」が原作者のわいせつ行為によって打ち切り。僕自身この作品を高評価していたので正直「もったいない」という想いと、原作者の非常識さへの呆れなどがないまぜな心境です。

 

 記事によると、このマンガの原作者は自転車にのって追い抜き際に未成年女子の胸を触るという痴漢行為を行い、集英社もその社会的な責任を払うためアクタージュの連載を打ち切ったとのこと。だけど、僕にいわせりゃ「コレって、いずれ起きて当たり前の事件だったんじゃないのか」という想いがあります。

 

多くの物語で流され続けている、安易な女性の身体接触

 ここでは連載打ち切りや痴漢についての是非、表現規制の云々などについては述べません。ただこの原作者の働いた「何らかの行動のどさくさに紛れての、女性の接触」という構図、いわゆる「ラッキースケベ的」な、安易な女性への接触を思わせる光景は少年ジャンプだけでなくアニメ・マンガ、ラノベ業界などがここ最近ずっと「ウリ」にしていたものではなかったか?という指摘だけはさせていただく。今回の痴漢行為は明確な原作者の意図があるため「ラッキースケベ」ではありません。だけど、前述したとおり主人公が転んだ時や敵キャラとのバトル時などでヒロインともみくちゃになり、その際ヒロインキャラの胸やお尻に触ったり目の前にそれらが突き出されたりする「触れた男性も触れられた女性も単なる日常の小さなアクシデント」というラッキースケベ的な演出の多用が女性の身体を軽々しく扱っていいもの、或いは行為そのものが「日常の小さなトラブル」的なものとして処理されるものという勘違いをこの社会にさせているのではないだろうか?おそらくこの原作者も女子の胸に触るという行為を「痴漢」だという自覚と、先ほど述べた勘違いをごちゃまぜにしたような心境にいたんではないかと僕は思っています。

 

フィクションと現実を区別できない作り手、受け手

 そんなこというとまたどこかのアホどもが「表現の自由云々」「フィクションは別だ!」とかうるさく吠えてくるでしょう。どうぞ、お好きに吠えて下さい。ただそんな戯言もこのアクタージュの原作者がフィクションを越えて痴漢という犯罪に走った現在においてどれだけ説得力があるやら。本来そういった価値観に最も理性的であるべき作り手が勘違いしているのに、受け手が理性的だとどうして言いきれるのか?さぁ反論をプリーズ!ぜひとも大声でブヒブヒ叫び、世間のみなさんを納得させていただきたい。

 

 そして心あるアニメと漫画愛好家の皆さんはここらであらためてもう一度、多用されている「ラッキースケベ」な演出などについて深く考えてもらいたい。

 

 本日はこれにて。

 

 


 

 

集英社や少年ジャンプの編集部は今回のアクタージュ事件については連載打ち切りで「責任を取った」とするんだろうけど、こういった痴漢行為の背景そのものとラッキースケベ演出多用について問われたらどんな回答になるんだろうね?いやいやマジで。だから業界やそれらの愛好家は本気でこの件について考えるべきなんだと僕は思う。そこを考えないで連載を打ち切っても単なるトカゲの尻尾切りだよそんなの。

 

 

arrow1953.hatenablog.com

 

 そりゃ昔も「ルナ先生」とかあったよ。だけどそれはあくまでも少数派だった。今はどこを見渡してもマンガ・アニメなどのセミヌードで溢れている。そんなのって、どう考えたって異常だよと思う。

 

追記:このブログの記事を言及いただいた方の意見

 

 

ブログ記事全般に煽り表現が多用されているので、引用部分も可燃性をおび、また、ブコメを眺めていると誤読も発生しているように思えます。煽りの目的は、正常な精神で読ませないことなので、正しく作用しているようにも思えますが、もったいなくも思えます。 さて、引用部分に触れてみると…。

①痴漢はラッキースケベではない。

②しかし、漫画やアニメ、ライトノベルなどで多用されるそれらが、女性の身体を軽々しく扱っていいものという勘違いをこの社会にさせているのではないだろうか?(引用一部改変)

 

 こんな感じでしょうか。これらの主張を全て肯定することは、私にはできませんが、同時に全否定もできません。原作者は、私よりもだいぶ年下で、ラッキースケベなどのマンガ表現が世の中に与えている影響があるのだとしたら、その影響の受け取り方が違う可能性はあるわけで、私が理解できない部分に関与している可能性はあるわけです。 漫画表現が、社会や個人に悪影響があるとして、それらを封じていこうということは、私は、賛成はできませんが、悪影響があるかもしれないと考えておくことは、必要なのかもしれません。

【アニメ・漫画業界全体が猛省すべき点】は痴漢を助長しているのか? - 大学院卒ニート、しやわせになりたい。

 

 こんな風にかなり正確に意図を読み取ってくれている人もいるのよ。それなのに9割のブコメの読解力の低さったらもう・・・。こういうのを「度し難い」っていうんだろうな。国語を勉強してから書きこんでこい!!