サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

ジャンプ50周年!!誰も語らない「あの作品」を語る

こんにちは

 本日のテーマは今年で1967年の創刊以来、50周年になる「週刊少年ジャンプ」。おっさんとなった現在の僕も愛読する漫画雑誌です。50周年っていう記事の題名で「ん?」と思った人もいると思うけど、実を言うと少年ジャンプは「ウルトラセブン」と同い年。

arrow1953.hatenablog.com

  そして近日中にも書こうと思っている「リカちゃん人形」とも同い年でもあります。「ジャンプ」、「セブン」、「リカちゃん」。長きにわたって男の子、女の子たちの良き友人であり続けるこの三者を誕生させた1967年というのは日本のサブカル史にとって重要だと僕は考えています。

 さて本題。この少年ジャンプの創刊50周年を祝うために、集英社はこのようなイベントを企画。

shonenjump-ten.com

 また、東京メトロでも集英社とコラボで「ジャンプスタンプラリー」を7/15〜8/31まで実施。

www.tokyometro.jp

f:id:arrow1953:20170713005303j:plain

 ポスターには創刊間もない頃から発行部数650万部を越えた90年代の初頭を支えた人気作のキャラが所狭しと並んでおります。だけども、このポスターには僕と同世代のジャンプ読者にとって忘れる事のできないキャラたちが描かれていません。そのキャラたちとはコレです。

 

f:id:arrow1953:20170713235801j:plain

左:独身、非モテをよくネタにされていたイラストレーターの「どいん(土居孝幸)」

中央:大洋ホエールズ(現在:横浜ベイスターズ)ファンで、後にゲーム「桃太郎シリーズ」作成。人ゲームクリエーターとなった「さくちゃん(さくまあきら)」

左:当時は駆け出しだったけど、気づいたらこれまた人気ベテラン声優。小さい胸ネタなどで、読者にいじられていた「ちさタロー(横山智佐)」

奥:デザイン事務所の経営者ながらも貧乏の似合うキャラとして、多くの読者から愛されていた「榎本◯歳(榎本一夫)※◯印には当時の実年齢が入る」。以外に知られていないけれど、日本の誇るRPGドラゴンクエスト」のロゴデザインを手がけた人でもあります。

この4人の担当する読者投稿コーナー「ジャンプ放送局」。いわゆる読者のお便りコーナーです。
※上記以外にも担当者はいるけど、僕にとって全盛期はこの4人の担当時代。

 当時、人気絶頂だったドラゴンボールの名場面を読者がギャグでパロった「ドラゴンボールのパロディ特集」、読者の周りにいる変人たちのエピソードを紹介する「奇特人間大賞」ほか、読者の考えたドラクエ風のモンスターを46都道府県分集めてデータ化して、強さを競い優勝者を決める「JBSクエスト」など多岐に渡る企画に、読者も盛り上がりました。

 このコーナーはハガキの投稿者が掲載数、ネタのおもしろさによって獲得できるポイントを競うものであり、半年間で獲得できたポイントで優勝者が決まるというのが最大のウリ。その掲載ネタのクオリティも高く、このコーナーだけで単行本が販売された程でした。ちなみにこのコーナー、掲載漫画の人気を競う読者アンケートで他の連載をぶっちぎり、アンケート3位になったこともあったそうな。

 このジャンプ放送局はトータルで13年継続。投稿常連の中には後継の投稿コーナー「ジャンプ団」の構成・漫画原作などを手がけるライター「井沢ひろし(投稿時代のペンネーム:どんちゃん)」や、「もやもやさまぁ〜ず」などの構成を手がけている放送作家の「北本かつら(投稿時代のペンネーム:竜王は生きていた)」などのプロもいるため、このコーナーは図らずも作家や声優など、現在のエンタティンメントを支える人材を育てた養成所であり、なにより桃太郎シリーズとドラクエ誕生にも部分的に関わっていた(さくまあきらドラクエ原作者である堀井雄二と友人)ことなどを考えても、これを雑誌のおまけ的ポジションにある読者コーナーとは呼べません。
このジャンプ放送局そのものが壮大な作品だったといってもいいでしょう。もうこういう読者コーナーは現れないだろうな。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

復刻版 週刊少年ジャンプ パック 1 (集英社ムック) [ 集英社 ]
価格:899円(税込、送料無料) (2017/7/14時点)