サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

丸山ほだかと長谷川豊にはぜひ今後も頑張ってもらいたい!

こんにちは。

 

 先日は戦争!発言で世間から多大な顰蹙を買った「維新の会」丸山ほだか議員と長嶋巨人+自衛隊=「戦国の長嶋巨人軍」というバカな架空戦記を絡めてブログを書いたらたくさんの反響をいただきました。

 

arrow1953.hatenablog.com

 

丸山も長谷川も頑張れ!応援してるぞ! 

 皆さんもご存知の通りこの丸山議員は戦争発言だけでなく、キャバクラに行きたい!女を買いたい!だの騒ぎまくって住民に多大な迷惑をかけていたことも発覚。それでも「言論の自由を守る」とかいう能書きをたれまくり、ツイッターではフォロワーたちに「俺一人でも堂々と戦ってやる!」みたいな威勢のいいことを呟いていたくせに、いざ衆議院議院運営委員会の理事会で「どういうことか説明してくんない?」と呼び出されたらこんな体たらく。

mainichi.jp

 

 ツイッターではあんなに元気だったくせに甘利にも情けない。あら?そういや以前もどっかの政党で自分の汚職疑惑の説明を求められたら入院した甘利にも情けない議員がいたな?あまりにも・・・甘利、記憶になくて、誰だったっけ?

 

 そんでもって数日後、同じく維新の会から公認を貰って「本音」で「本気」で議員になりたがっているこの人が講演会でマイノリティーな人たちへの差別に基づいたデマを語って大顰蹙。

 

www.asahi.com

 

 この話題も長谷川候補の発言を問題視した人が講演会の風景をツイッターなどで拡散して明るみになったものですが、本人は「著作権がどうのこうの」「都合のいいところだけを切り貼りして俺を貶めている」とこれまた偉そうなことをほざいていましたが、騒ぎが大きくなってビビったのか自分のブログを通じて全面的謝罪。あ、ちなみにこの人のブログはアクセスしただけでお金が入るアフィリエイトになっているそうなので、ブログのリンクを貼るつもりはまったくありません。

 

 偉そうなこといって最後に平謝りというオチになるのが分かっているのか、分かっていないのか。まぁその辺は知ったこっちゃありませんが、本音を言うとこの丸山穂高と長谷川豊の二人組にはもっとがんばってもらいたいと本気で思っています。いや、皮肉じゃなくて。この二人組が騒げば騒ぐほど「マイノリティー差別を助長させる発言や、ネトウヨ好みの戦争大好き発言で喜んでいるのは少数派であり、この国の多くはそれを許さない」、「差別主義者やネトウヨ相手の商売は割に合わない」ということを多くの人たちに広く知らしめてくれる結果になるからです。

 

自分を守る戦争さえもできない「自称保守」

 この国は思想の自由が保障されているため、それを過大解釈すればこの二人みたいなヘイトな思想を個人レベルで持つことまでは止められないと僕は思っています。これもまぁ百歩譲って。というレベルでの話なので、そういった思想を持っている人たちとはとても仲良くできませんが。

 

 ただ個人がそういった思想を持つのを止むなしといっても、それらをなんの根拠もなくやたら吹聴して社会で差別意識煽るような真似は別の話。もしそんなことを叫んでいる人たちがいたら「お前らがそう思っているのは自由だ。だけどそんな人間の尊厳を踏みにじるような真似を社会は許さない。もしもそれを人前でやるんだったら俺も反対デモに加わったりブログ書いたりしてお前らを潰すからな」ということです。

 

 こういった発言を丸山や長谷川が連発するのはどうしてかというと「ニッチながらも自分の支持層」を獲得して、それらを相手に金を稼いだり自分の立場を大きくしたいという目論見がたぶんあるからなのでしょう。だからこそそれをつなぎ留めておくために言動や行動などは常に過激でなくてはいけない。過激であればあるほど少数派ながらも支持層の人は喜び、メリットをくれるからです。今回のケースもまさにそうです。大勢に叩かれているけど、確実な支持層を手放せないからこそ勝ち目がないとわかっていながら周りに喧嘩を売りまくる。そこまで追い込まれたら「自分のメリット(領土/ 国益)を守るため喧嘩、戦争を続けてやる」と腹をくくるほかありません。だから丸山も長谷川も「戦ってやる」と叫び続けていたのです。その戦争に勝ち目などないのをわかっていながら。

 

 だけど、この二人は逃げた。結局ビビって尻尾を巻いたのです。勝敗はともかく自分の言い分を公の場で堂々と述べて「俺は間違ってない」と叫ぶ器も根性もないくせに戦争だのなんだのとほざきまくったり、弱い立場にいる人たちを嘲笑い続けていただけだったのです。まぁそんなのも予想通りだけども。言論を武器として自分自身を守るために戦う「平和で小規模な戦争」でさえ戦えない奴らが叫ぶ「戦争」なんて噴飯ものなので皆で笑ってやろうぜ。

 

 

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※そんな丸山的、長谷川的なネトウヨどもが「保守」と持て囃されるのが現在の日本。どうせアホな支持者のほか、誰も相手にしないだろうから丸山と長谷川だけで新党でも立ち上げたらいいと思う。党名は自分たちのバカさを笑われているのに気づけない王様の童話「はだかの王様」ならぬ「ほだかの王様」。ピッタリだ。

 

戦争大好き!な丸山ほだかにふさわしい小説「戦国の長嶋巨人軍」

こんにちは。

 ゴールデンウィーク直前は業務が立て込み、連休中は家族と遊びまくり。でもって、連休後は溜まりまくった業務消化で明け暮れていたこの数日間。このマイナーブログをいつも読んで下さる皆さんに置かれましてはお変わりございませんか?

 っていう具合に、時候の挨拶文みたいな久々のスタートとなりましたけど今回のイントロダクションは、北方領土をめぐって「北方領土を取り戻すには戦争だ!」みたいなバカな発言で世間や他国を騒がせている「丸山ほだか」あたりの話題から。

 

www.asahi.com

 

 この丸山議員のバカ丸出し発言については「サブカル」「ネトウヨ」という観点から改めてじっくり語っていきたく思っていますけど、戦争や軍備増強などにより国際問題の解決を図るべきという発想は、以下の小説レベルだと思っています。

 

バカが戦車でやってくる。 

 その小説とは直木賞作家、志茂田景樹先生の「戦国の長嶋巨人軍」。

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 長嶋さん+巨人+自衛隊+信長=バカが戦車でやってくる。この味わい深い表紙から漂ってくる「バカ」テイストがもうたまりません。この頃の巨人はカネに物を言わせて他球団から強力な選手をフリーエージェント精度を使って引き抜きまくり、顰蹙をかっておりました。その頃の最強戦力を集めた巨人+世界トップクラスの防衛力(軍事力じゃないよ。あくまでも)を誇る自衛隊=最強集団の誕生だ!イエーッ!みたいな安直な発想からたぶん考案されたんだろうな、この小説。

 

 物語は1995年。この最強球団を率いる長嶋監督が巨人の選手を徹底的に鍛えるため、自衛隊の駐屯地でペナント開幕前のキャンプを行う。という常人にとって前代未聞でまったくもって理解できない発想を実施するところから始まります。この辺についてはさすがカンピューター。

 

 その自衛隊との強化キャンプ中に選手は霧のなかに覆われていき、気づいたら自分達の立っている場所は桶狭間の合戦の戦場。 名作SF小説戦国自衛隊」をパクった思わせるカオスかつシュールな状況で巨人軍の選手が当たり前ながらひどく混乱して狼狽えているなかで、長嶋さんだけは正気を保っており「仕方が無い!」と気持ちを切り替え弓や馬、槍や刀などのほぼ白兵戦力で自分たちに挑んでくる今川軍に対して戦車や銃器などの近代兵器のおかげで文字通り軍隊となった巨人軍が全力で反撃。圧倒的な戦力で今川軍に勝利します。戦略もなにもない圧倒的な戦力差で勝利を目指す、巨人らしいといえば巨人らしい物語。でも特筆すべきはこの不条理なシチュエーションに放り込まれても「仕方ない!」という一言で巨人軍の選手たちをまとめ対応してみせた長嶋監督のメンタリティーでしょう。この物語がフィクションだと分かっていながら、実際にそうなったらおそらく長嶋さんはほぼ似た言動と行動を起こすだろうなと思わせる説得力があるのがなんとなくイヤだけど。

 

 その後、長嶋巨人軍は織田信長食客みたいな存在になっていき、信長軍の戦には常に加わることで圧倒的勝利をプレゼント。同時に信長の領地で野球の普及に努める事になるところでエンディングだそうな。この小説、実は20代前半に知って買いたかったんだけど、まだ手に入れておりません。どこの古本屋も置いてないんだよねぇ。前々から一部でその物語やその当時の巨人選手(落合や桑田など)の描写などがあまりにも妙であるとの評価が高いので古本屋を探しまくったけど、どこにもなくて諦めていました。

 

 今はアマゾンでそれを買えたりするんだからほんと便利な世の中になったもんだ。だけども、古本をアマゾンで買うのって好きじゃないんだよな。

 で、後日談。この本を紹介するためちょっと調べてみたら2013年に漫画化されていました。

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小説が出版されたのが1995年で漫画化が2013年。実に18年の時を経ての漫画化!

編集者が原作の熱烈ファンだったのか。あるいはこの小説が原作に使われるほど現在の漫画業界はネタがないのか?さてどちらでしょう?

 

胸のロゴの「おだ」のデザインが最高!

 

※丸山ほだかの頭の中なんて所詮、この架空戦記程度の想像力しかないんだよ。こんなどうしようもないバカを国会に送り込んだことを僕ら日本人は猛省すべき。また、丸山についてはきっちりブログで書いてみるのでよかったらお付き合いを。

安倍総理の吉本新喜劇出演は何がダメなのかを考える。

こんにちは。

 先日は日本各地で統一地方選が行われましたが、皆さんちゃんと投票に行きました?このブログはサブカル関連の雑学が中心で政治専門ブログではないので、各地の結果を徹底分析!みたいなものはやりませんが大阪補選について気になる話題がありました。

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安倍総理吉本新喜劇出演 

www.asahi.com

lite-ra.com

 

劇場型政治から、劇場に立つ政治となる

 ニュースによると安倍総理が大阪の吉本新喜劇にサプライズ出演!舞台の上で6月に大阪で予定されているG20の会議について来場者に協力を求めたっていう話だそうな。協力もなにも世界各国のお偉方が集まる会議で、僕らに何をしろというんだ?というのが率直な疑問ではありますけどもそんなのは単なる建前。大阪では苦戦が予想されていた自民候補のため顔を売りに行ったというのが実際のところなのでしょう。

 

 ただ大阪維新の会安倍総理は昵懇の間柄であり、大阪の北川候補の応援にはあまり乗り気でなかったという情報が週刊誌かなにかに書いてあったので、安倍総理自身の本音はどこにあるのか分かりません。

 

www.jiji.com

 

※大阪の政治情勢って複雑なのよ。

 

 嘗て多くの国民が自民党の政治運営に対して愛想をつかしかけた時、自浄作用として期待された小泉元総理はまるでTVドラマの演出みたいな言動と行動を盛り込んだ演出をメディアの前で見せつける「劇場型政治」「小泉劇場」などといわれる手法で多くの支持を集めましたが、まさか現役の総理が本当に「劇場」に立つなどとは想像もしませんでした。

 

小泉劇場 - Wikipedia

 

ポピュリズムにうんざり

 今さらこの件についての批判をグダグダ言うのも野暮なので「ポピュリズム、ここに極まれり」と、ため息交じりの愚痴を呟いておきましょう。自民や他の野党が付け入ることもできないほど大阪維新の会が人気を集めているだけでなく、リンク先の時事通信の記事が事実だとしたら安倍総理もおそらく本気で自民の候補を応援してもいない。ほぼ大阪維新の候補勝利は確定的。吉本新喜劇云々よりもこの大坂補選を巡るグダグダっぷりのほうがよっぽど喜劇です。

 

 どうせなら投開票日まで大阪に残り、自民敗北の報を受けた後でテレビの前に立ち「今日はこの辺で、勘弁しといたるわ!」といって吉本新喜劇にリスペクトを込めたパロディーで上着を着直して見せるぐらいの度量を見せてやりゃいいのにそんな器も頭の回転もない。僕は大阪から離れた東京でそんなもやもやを一日抱えておりましたとさ。

 

 

大衆は無理解ですぐ忘れてしまう。だから理性で説得するのではなく最低レベルの知的水準の者が分かるくらい演説を単純化しなくてはならない。

アドルフ・ヒトラー

 

※権力者が舞台に立つっていうのはヒトラーのこの発言に繋がっていくもんなんだよ。ポピュリズムを否定はしないけれどこれはやりすぎだ。

 

 


 

「いちごの学校(きづきあきら+サトウナンキ)」はもっと評価されるべき

こんにちは。

 本日のブログ、本音を言うとあまり書きたくないテーマです。だけどこの数日間に、こういった報道がされているのをツイッターやニュースなど多くのメディアで見ていて書きたくはないけれど、書いておくべきだと思いました。

 

 

文字どおり「女性を食物」にする日本という社会

news.livedoor.com

 

news.livedoor.com

 

 保護者やら、社会人としての先輩やら、政治家やらがこぞって、未成年や社会に出ていない女性を性的対象に扱う事件の多さに頭を抱えたくなる今日、この頃。先日ツイッターで「両者の合意があるなら未成年でも親子でもいいんじゃないの?」なんていう、エロゲーや巷に溢れるメディアのエロ描写などによって頭の回路が狂った輩のつぶやきなどを見て「お前はモニター越しに萌え系エロイラストを見ながら、今後使うこともないだろう汚い男根でも握ってろ」と、いいたくなりました。

 そんな中、紹介したいのがこの漫画。

 

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妊娠させた男性が主体の物語 

 白泉社青年漫画誌「ヤングアニマル」などで連載を手がけている「きづきあきら+サトウナンキ」さんの作品です。この作品は嘗て高校の国語教諭だった「大宮壱吾」、その妻であり教え子だった「くるみ」と愛娘の赤ちゃん「あおい」の生活を綴ったファミリーもの。なんだけど物語は母親になったくるみでなく、父であり教え子を妊娠させた「壱吾」の目線を中心に語られていきます。コレってすごく珍しいでしょ。

 

 ムダのない的確な授業で生徒たちや周囲の教員からの評判や信頼も上々。教員が天職だと思ってノッていた壱吾は人間社会の倫理などについて独特の価値観を持っており、それを自分に問いかけてくるくるみに興味を抱き、踏み込んだら引き返せなくなるのを承知で深みにはまっていきます。人目を憚るように二人は交際を続けた結果、くるみは妊娠。それを機に壱吾は教員の職を辞めて結婚。パソコンの量販店に再就職を果たしてくるみ、アオイとの生活をスタートさせます。

 

 くるみの元同級生の来訪ほか娘を連れて実家帰り、風邪をひいたくるみの看病など、楽しくて賑やかな家族イベントの最中に壱吾の頭を過る回想。くるみの笑顔を遠巻きに壱吾は常に「自らの責任」に苦悩するのです。

 

 教員は懲戒免職でなく、あくまで自主的な退職の扱い。自分の行為の軽率さを社会的に罰せられることを望んでいた壱吾に校長は「教員としてはあるまじき、恥ずべき行為だからこそ。あってはならないことだから公的に罰することはできない。社会的制裁というならPTA総会、教育委員会ヒアリングなどで生徒のプライバシーを公にしなくてはいけない。そのプライバシー公表後、失った信頼を取り戻すために残った教員は全力で取り組まなければいけなくなる。社会的制裁なんていうのは単なる自己満足」と言い、信頼していたベテラン教員にも突き放される。熟慮のうえにくるみの希望に応えるべく結婚、出産を選んでも周囲はそれを「責任」とは認めてくれません。

 

 壱吾の実父からは「相手を幸せにしたからといって教師の道義的責任を果たせると思うな!お前の責任とは、誰に対するどんなものか考えろ」とこれまた答えを拒否されて、さらには出産を控えて陣痛に苦しむくるみが思わず発する「うち(実家)に戻って元の生活に戻りたい」という弱音に壱吾は未成年の教え子を妊娠させるような行為は社会的に許される、許されない云々の話じゃなく前途のある若者の自己決定権を奪いかねないものであること。さらにくるみを妊娠させたことは、身も蓋もない言い方をすると子どもの可能性を育てる立場にある大人がその未来を奪うものだったということをこの機にやっと理解するのです。そしてその責任を巡る問い、苦悩は娘の誕生後も続いていく。たとえ自分たちが家族としての幸せを手にしたとしても。

 

あまりにも苦いエピローグ 

 物語のエピローグは、そんな紆余曲折を乗り越えた家族三人が手をつないで帰宅。全編に重い空気が漂っていただけに救われる気持ちになるんですけども、この作者は実に根性が曲がっている(ほめ言葉よもちろん)。最後の最後でその幸せな光景に、強烈なノイズが走るのです。そのノイズはくるみにとって壱吾が家族であると同時に自分の多様な可能性を奪った加害者であるという残酷な現実を突きつけて読者を怯ませます。このコマについてはもう直接、単行本を手に取って見ていただきたいので詳しくは書きません。ただ、先述したエロアニメ見て使うあてのない汚い性器を握るだけのキモオタや表現の自由戦士らはバカだから通じないだろうけど。

 

 もうこの物語は単行本のラスト直前ページをめくらせるためだけにあったんじゃないのか?って思わせる構成にはただ唸るばかり。実際、この漫画を読んだのはもう10年以上前になるけれども、未だにこれを超えたと思える恋愛もの、ファミリーものを僕は知りません。機会があったら、読んでみて下さい。マジでこれを漫画にやられたら文学の立場がないぞ。と思う。 

 

作品はマイナーだけどこのとおり評価は高いのよ。

bookmeter.com

 

 

 


 

 

 ※これはもっと注目されて、再評価されるべき作品。復刊してもらいたいなぁ。

 

 

クニミツの政(まつり)の続編を、今回の地方選で。

こんにちは。

 先日から始まった統一地方選。国政選挙に比べ規模も小さいため、なんとなくみんな軽く考えていそうな印象だけど、そんなことはない。後述しますが地方選っていうのは僕らの生活に深く関わっている大切な選挙ですよ。

 

 

 クニミツの政に反映された「まともな政治への渇望」

news.yahoo.co.jp

 

 先日の某副大臣の忖度発言もそうだけど、そもそもこの国がこんな風になったのは誰のせいかというと、そりゃやっぱり国民のせいだよね。と言わざるを得ない。「国づくり」というものを深く考えずに知名度だけで議員を当選させたり、まだそれでも投票にいくのはマシな人で半数以上がせっかくの選挙権を放棄。そりゃあバカな議員たちは勘違いもするってもんだわ。「政治を信じない国民、その不信に胡座をかいて増長をする政治家」との関係っていうのは長年続くこの国の課題。そういや今から10年程前に「無党派層には寝ていてもらいたい」と選挙前を前に口走ったことで国民を怒らせたアホな政治家もいたけど、今の政府はそのアホ政治家よりも国民をナメているという事だけはこのブログでいわせていただきます。

 

さて本題。

「国民と政治」について考えていたら、以前週刊少年マガジンで連載されていた「クニミツの政」という漫画を思い出しました。

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出典:クニミツの政_安童夕馬 / 朝基まさし(講談社) 

 

 この「クニミツの政」といいう漫画は「将来は総理大臣!」と豪語するヤンキーあがりの少年、武藤国光がある自治体の市長候補の弟子兼秘書となり、奮闘を続ける事で周囲を盛り上げ、その勢いを町全体にまで広げていきながら最後には市長選に向けて大きなうねりを作っていく物語を描いた作品です。

 

 選挙について無関心そのものだった市民がクニミツの熱気に心を揺さぶられた事で「政治ってなんなんだろう?」と自らに問い、それが想像を超える投票率を記録という形となって実るのがこの漫画の見所ではあるんだけども所詮はマンガの話。現実はそう甘くありません。


 この作品の連載時期は2001年〜2005年。コミックスも30巻近く発行されていた、当時の人気作品です。政治なんて少年マンガにはもっともふさわしくないテーマにも思えますけど、数年に渡る連載を支えていたのは単に物語の面白さだけではなかったんじゃないか。そこには「政治を諦めない、諦めたくない人達の願い」みたいなものがあったのではないかと思うのです。そしてこの作品の特筆すべき点は、選挙の舞台を「地方自治」にしていること。

 

地方選挙は民主主義の学校 

 選挙でもメディアで注目を集めがちなのは衆議院参議院都道府県知事選など大規模なものが殆どですが、各区市町村の議員と首長を決める地方選挙はある意味において国政選挙よりも大事なものであるといえます。地方選の選挙で選ばれる議員は僕らの「衣食住」の拠点になる「街」をどう作っていくべきかについてのデザインを担っているからです。中学で公民の授業をしっかり受けている人には改めていうまでもないことだけど。

 

  国政選挙はその規模の大きさのため、人々の興味が集中するのは「与党」「野党」の対決であって、その両者の勝敗に偏ってしまう。だけど、本来政治はどっちが勝利してどっちが負けたかの二元論ではなく、その選挙を経て僕らの生活がどう変わるか、どう変わったかこそが本質であるべきだと思うのです。それを実感できるのは「国」という大きな共同体でなく、自分を含めた周囲の顔が見える「まち」という共同体の選挙である。地域の住民が自分達の暮らすコミュニティのグランドデザインを考えて、それに近い考えを持っている人材を議員として選び、意見や政策を吟味しながら街をつくる。その自治の経験から人々は政治参加へのメソッドを学び、「国」づくりへつなげていく。

 

 英国の政治家ジェームズ・ブライス(1832~1922)はこういった考えから地方自治「民主主義の学校」と呼びました。ただ、現在の日本では都市機能の集中化のせいで生活の拠点と日中の活動拠点が二分化されているため、生活拠点であるまちは飯を食って寝るだけの拠点となっている。そのため街で活動する機会を殆ど持てず、コミュニティーという概念が崩壊しかけている東京やその周辺の地域では国政選挙以上に興味を持てない人も多くいるのではと思えます。

 

あなたの街にも「クニミツ」はいる筈だ

 上記で紹介した漫画の「クニミツの政」ではフィクションの自治体において実施される市長選が舞台でした。漫画はドラマティックなフィクションで現実じゃない。僕らはそう思い込んでいるけど本当にそうなのか?ひょっとしたら僕の町にも、あなたの街にも主人公の武藤国光のような一本気な人材が、街頭で熱意を込めた政策をつづったパンフレットを手渡しているかもしれない。僕らが議員候補から手渡されて無意識に捨てているパンフレットには、街の生活を魅力あるものに変化させる可能性のあるアイディアが詰まっているかもしれない。

 

「政治を熟成させていくためには地方自治など小さい規模から地道に、時間をかけて『市民』『国民』が街や国のあり方を考えていく以外ない」

 

 マンガみたいに破天荒な行動はできないけど、マンガでクニミツが語っていたようなセリフを語り、実現させたい!と願う「リアル国光」は、たぶんいる筈。だから僕は政治を決して諦めていません。っていうか、僕も選挙出たいな。野党の候補として当選したら周囲の無所属議員たちと「日本野党の会」を結成して、双眼鏡片手に居眠りしている議員を野鳥みたく数えて国民にその数を公開するという公約を掲げて。

 

※この国の政治で何が必要か?景気回復か?憲法の遵守か?改憲か?政治腐敗防止か?社会保障?テロ対策?僕はどれでもなく、この国の政治に求められているものは「結果よりも誠実さを求める僕らの辛抱」だろうと思います。

 

 リーダーシップを持つ政治家による政治の改善!そんなのを求めるなんてそれこそ漫画です。この国の政治の改善には10年、ヘタしたら20年待たなきゃいけない。自分の現役時代で恩恵は受けられないけど、後の世のために自分達が踏み台になろう!今の政権より頼りになりそうな人材じゃなくても選挙を通じて見込みのあるヤツを長年かけて育てていこう。なにより僕らも政治家の適正を見抜く目を鍛えていこう!くらいの気概がなけりゃ何も変わらない。

 

 つまり政治家も僕らも「大人になろう」と言っています。こういうことを文章で書くと「理想論だ」と笑う人たちもいるでしょう。そのとおり、理想論です。理想だからこそ希求するのは困難で甘くありません。だけども「国民主権」とはそもそも「国づくりの究極的な責任者は国民」ということでもあるのです。それを選んだ政治家に任せっきりだっただけでなく、僕らはその政治家を選ぶことさえも満足にやってこなかった。僕らは「そのツケを今払わされているんだ」ということを、強く自覚するべきなのでしょう。すっげー不本意だけども。

 

news.kodansha.co.jp

 

 

 

アニメ業界での男女の出会い!声優に出会い仲良くなる方法を教える

こんにちは。

 最近はサブカル制作に携わった経験から現在のオタクたちに向けての苦言めいた堅苦しい記事も多かったので、今回は今週のブログのお題 である「桜舞う季節」にちなみ、アニメ制作時代の色気あるエピソードを。

 

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ハケンアニメもSHIROBAKOもファンタジー

 テーマはズバリ「アニメ業界における男女の出会い」。最近は「ハケンアニメ!」や「 SHIROBAKO」など美女がアニメ業界で活躍する物語が増えているため、この辺については気になっている人もさぞ多いだろうと思います。

 

 何度でも言わせてもらいますが、上記二つの物語などしょせんファンタジー朝10:00から始まり、早く自宅に帰れて終電前後。男性だって1年も経たない内に逃げる人が9割前後の業務を続けながら、あんだけ身奇麗な格好で業務に励める女性なんているはずもありません。僕の知っている限りでは最初こそ格好に気をつかっていたけどだんだん生活に疲れていき、身だしなみなどどうでもよくなる人がほとんどでした。っていうより会社に残れるだけでもすごい事なんですけど。男女ともに業務に追われているためか、恋愛する時間も余裕も無い。おまけに業務がハードなため、女性スタッフも少ない。こんな環境で恋愛っていうのも厳しい話ではあります。

 

アニメ業界で声優と出会い、仲良くなる方法 

 だけども出会いが全くないというわけでもありません。カップリングについても、原画・動画さんと制作、制作と制作、演出と制作など色々な組み合わせの男女交際は結構あったりします。そこで気になるのは皆さんが期待しそうな声優と制作っていう組み合わせ。実際にあるかどうかっていうと、まぁアフレコとかで自分が大好きな声優さんと接する機会を持てたことをきっかけに男女のお付き合いに発展!っていかにもありそうだけど、直接お話できるのは作品の演出とか監督、プロデューサーなどの上役でありむしろ上役は自分の会社の人間と声優とのトラブルを起こさないため制作を近づけようとしません。

 

 そんな機会があったとして作品放映終了後の打ち上げとか程度なので、よほどの美男美女でない限りそんな縁を持つことはほぼありません。僕も制作会社に入った頃、会社の先輩に「お前、この仕事で声優と仲良くなれるとか思うんじゃないぞ」と作品を担当する前に言われた事がありましたが、逆に「そんなことを考えてアニメ業界に来るアホってやっぱり多くいるんだな」と驚きでした。「僕にいわせりゃ若手の声優なんてみんな貧乏なんだから貧乏な声優×貧乏な制作なんて悲劇以外の何者でもない!好きな声優?そんなもんいるわけないっす!まぁ、林原めぐみクラスの声優のヒモとかだったら金もっているだろうからなってもいいかな」と、その先輩に言ったらドン引きされました。そんな理由で、もしあなたがアニメ業界の門をたたいてお気に入りの声優に仲良くなりたいという野心を抱いていたとしたらその手段はぶっちゃけ「偉くなりな」というほかありません。

 

アニメ業界の奇妙な男女関係

 アニメ業界で男女の関係を長続きさせるのが難しいのは想像を超える激務のため、お互い心が荒んでいくからだと思われます。アニメ業界で男女交際が始まるきっかけは、会社に入ってきた希少価値の女の子に、不器用ながらも男性がせいいっぱいのアプローチを続けていき、根負けした女の子が言い寄ってきた男たちの中から「いくぶんマシ」な男を選ぶというパターンが圧倒的ですが、変わったところではある会社で男性制作が業務で多忙に陥り、毎日の食事が偏ったため栄養失調になり入院。その間に男の業務のサポートやお見舞いをするうちに女の子が男のダメオーラで判断力が狂っていき、逆アプローチをかけたことで実った男女交際っつーのがあるそうな。あと事実かネタかどうか分からないけどある女性の原画さんと交際中の制作さんが、ふと彼女の机にノートを置いていたのを見つけ、たまたまそれを広げたらなにやら漫画の下書きっぽい。それをよく読んでみたら自分がモデルになっているBLの同人誌の下書きだったとのこと。その物語では制作さんは強引なプロデューサーのお誘いを断れずにだんだん深い仲になっていき、マゾッ気な性格を秘めていたプロデューサーと制作の立場が逆転。作画に使う道具をアダルトグッズ代わりにプロデューサーを責めまくっていたそうな。もちろんその制作さんは速攻でその原画さんの娘と別れたって話でした。

 

 このエピソードは別の話として、原則的にアニメ業界の男どものアプローチはたまに不器用を超えて「男から見ても気持ち悪い」ものになることも少なくありません。僕が同僚の女の子から受けた相談では、その子がベテランの独身制作と車に同乗した時、いきなりアツ(苦し)い結婚観を延々語られたり、別の制作からは会社間の移動の際、オートマ車でなくマニュアルで車を運転した際、同乗した先輩の男性制作に「クラッチ踏むタイミングはこう!」などとかいって、いきなり膝を鷲づかみされたそうな。そういうのを世間一般ではアプローチとはいわない。単なるセクハラといいます。まぁ、元々の出会いの機会が少ないため、女性に対してやたら目を血走らせがちとなるのも「生物の種の存続と繁栄」という本能を考えたらまったく理解できなくもない話だけど、男性たるもの、普段からの心構えこそ大事であり、いくら出会いが少ないからとて異性を目の当たりにした際に舞い上がって突っ走るのだけは避けていただきたい。今回の話はあくまで、僕の見た会社のエピソードが中心なので全部が全部そうとはいいませんけど。

 

アニメ業界における最低な男女の出会い 

 アニメ業界の男女出会いについて他人のことをあーだこーだ書きましたが自分の事を語らないのもフェアではないので、この辺りで自分の経験について語りましょう。僕自身、会社内で女性との出会いなどありませんでしたし、さほど期待していませんでした。というのも大学卒業の前後に手酷い失恋をしていたもんで、正直恋愛なんてどうでもいいと思っていたのもあります。だけど、一度だけ合コンを経験しました。もう二度とやりたくないと思った合コンを。

 

 きっかけは担当するアニメ作品の背景を手がけていた、会社の女の子のお誘い。この子が「今度、ご飯一緒に食べませんか?」と僕を誘ってくれたので、だったら人数を集めて男女で・・・っていう話になったのでした。正直に言わせてもらいます。浮かれましたよ、ええ。ただ、社会性のない会社の同僚や先輩を誘うと後々面倒なことになりそうだったので僕は高校時代の友人たちに声をかけることにしました。僕と同じ女性と出会いのない友人と、彼女はいるけど合コン初体験の友人2人。僕を含めた男3人と背景会社の子を含めた女3人の構成で楽しくやろうと思っていたら思わぬアクシデント。女の子の側で1人、欠席者が出たのでした。背景会社の女の子は「別な人を誘って、何とか人数を確保していくので心配ない」との話だったので、大丈夫だろうと安心していたけど甘かった。待ち合わせ場所にいくと、女の子の集団3人組を発見。どんな子たちかと遠目で覗いてみると、女子2人のほかに先日飲酒運転で逮捕されたガリガリガリクソン、またはサモハン・キンポーみたいなどうみても男にしか見えない人物が1人、混じっている。頭をグルグルと回る?マーク。僕を見つけた女の子は僕に近寄り、言いました。

 

「ごめん。女の子3人のはずだったけど確保できなかった。」

「うん、まぁ仕方ないね。そんで、あの男なに?

「今日の話をしたら、俺も行きたいってついてきちゃった彼女の友人の男の子」

そういって女の子は少し離れたところにいる自分の友人を指差しました。

 

そんな奴を連れてくるな!バカ野郎!!

 

 合コンの前提が崩れまくった、もはや合コンともいえない合コン。男女3対3どころか女2対男4。おまけにその中の野郎は場の空気を全く読むことさえできずに、背景会社の娘の連れてきた子とベタベタいちゃついてやがる。話を聞いたら二人はほぼつきあっている関係とのこと。そんな変則的なメンバーで始まった集まりにもう、気分など盛り上がるはずもありません。初っ端から敗北の決まった野球の試合みたいな空気を醸し出しておりました。そんな僕たちの心境を知ってか知らずか二人の世界でベタついているサモハン。お前、何しに来た!!と怒鳴りつけるところを僕はギリギリで堪えました。

 

 この羨ましくもないカップリングになんとなく敗北感を感じていたら調子こいてるサモハンはふと僕の顔を見て年下のクセに偉そうなタメ口で「君、ジェット・リーに似てるね」と指摘。ありがとう。でも嬉しくない。「君、会話で空気を読まなさそうだから、そこを直したら彼女できるよ」とドヤ顔で続けるサモハン。

 この日の合コンはテーブルを囲み、往年の香港映画アクションスターが後輩に説教をたれて悦に入っているヘンテコなものとなりました。目の前の二人に敗北感にも似た苛立ちと怒りを抱いている僕と、納得いかなそうな僕の誘った友人2人。その中の1人はこの合コンを楽しみにしておりました。連休中だったので趣味の車で遠出していたのに、僕のいきなりな合コンの誘いを受け、迷いながらも彼はこの日のためだけに車で5時間近くかけて東京に帰って来るほど期待していた事を知り、心底コイツを巻き込んで申し訳なかったという思いがこみ上げ、ただ唇を噛みしめるだけの僕。その友人も現在、結婚してはいますがあの日を思い出すと今も胸が痛くなります。

 その友人はか細い声で「こんな集まりに金を払いたくねぇ」と呟きました。僕もこの2人に金を払わせたくないと思っていたので自分の分と友人2人の分を合わせた、会費7500円を支払って店を出たのでした。合コン会場の新宿をぶらぶらあてなく歩き、立ち止まったのは光と音の溢れる賑やかなゲーセン。僕らはそこで気分直しに遊びまくりました。そして合コンのため遠距離移動してきた僕の友人がこう呟きました。

 

「この3人で遊んでる時間が最も楽しい」

 

あれからもう20年。時の流れは速い。

 

  

今週のお題「桜」

卒業式前に告白!俺の失敗エピソードは想像を超えていた

こんにちは。

 今日のブログは「恋バナ」。

 

 

卒業できない恋という物語

 このエピソードもブログを始めて読者さんも少ない頃に書いたため、殆どの人に読まれることもなかったので、リライトして紹介させていただきます。常連読者さんにはもう、おなじみの悲劇の失恋物語。今、思い出しても胸が苦しくなるっていうか、その結末があまりに想像のナナメ上をいっていたため、困惑させられるっていうか。そんな物語。確か、渡辺美里が「幾つになっても卒業できない失恋」について歌っていたけれど僕の場合だと卒業っていうか「失恋の強制退学」でした。その方が後を引かないため、結果論的には良かったので複雑な心境ではあるけど。

 

友達以上恋人未満を越えた関係

 さて本題。大学1年だった頃、僕には好きだった女の子に贈ったクリスマスプレゼントのせいでこっぴどくフラれた僕はその後もめげずに2年生になり、別の女の子を好きになりました。その子はアルバイト先で知り合い、大学も別だったんですけど業務の合間の雑談でウマが合ったこともあってか気づいたらバイト先だけでなく、二人で待ち合わせて出かけたりしていました。「今日、渋谷で5時ね!」ってお前は鈴木雅之か。

 

 そのアルバイトは平日の18時〜21時でほぼ週に3〜4日。休みもなんだかんだ言って行動を共にしていたのでほぼ毎日会っている感覚。顔を合わさない日も電話していた程でした。大学2年から大学4年までそんな関係が続き、この友だちとも恋人とも言えない関係が楽しくもあり、もどかしくもあった日々。普通の感覚だったらコレはほのかな相思相愛っていうやつで、僕か彼女かどちらかが踏み込めば恋人になれる!と思っても当たり前じゃないっすか?自分自身も卒業を控えていたのでこれをダラダラ続けるのはもうできないと思ったことと周囲の後押しを受けた事もあったので、意を決して告白しました。数十秒、数分の間を置いた後に彼女が呟いたひとこと。

 

 

「ごめんなさい、AM君と付き合えない・・・」

 

 その答えは意外でもあり、ある意味で納得もできる不思議な感覚に僕を陥らせました。いっしょに友だちでい続けた時間の長さがそうさせたのか。離れる事も近づく事もできない、紙一重の関係が逆に僕らを遠ざけたのか。鼻腔の奥が痛くなり、目の前の風景は濡れたまつ毛のためにぼやけて僕には見えました。何をいったらいいのか僕も分からず、ただ「友だち以上、恋人未満ってやつか」と、使い古された陳腐な言い回しをぼそっと口にした時、彼女はこういったのでした。

 

「AM君は友だち未満だから・・・」
「友だちでもなかったのか!?」

 

怒りも度を越えると悲劇でなく喜劇 

 いやね、驚いた。ほんと驚いたマジで。僕は想像を超える彼女の回答に怒り、怒鳴ったつもりだったんだけど周囲からすると単なる大声ツッコミ。っていうか実際に言われてみ?船場吉兆の若旦那のごとく頭が真っ白になるから。結局の所、彼女は前々から思いを寄せていた大学の同級生とお付きあいをすることになったため僕だけただひとり。この思いもよらない青春のどんでん返しに、もう人間不信手前でした。ついでにいうと彼女の自宅には僕もよく遊びに出かけており、そこで彼女のお母さんと世間話をダベることも多かったためか、お母さんとも仲良くなっていたんですよ。僕の失恋を知って、その娘のお母さんは「ごめんねAMちゃん!私は、娘とはAMちゃんと付き合ってもらいたかったのよ」と心配して電話をかけてくれたんだけど僕としては「それを僕に言われても困る」と返答。そりゃそうだよな。さらにお母さんは「こんなことになっちゃったけどAMちゃん、また家に遊びに来てね」といってくれたんだけど、そりゃムリっす。と、答えるのが精いっぱいでした。

 

 それ以来、その彼女と僕はほとんど話をする事もなく、いつのまにか携帯電話の番号もつながらなくなっていたのでその発言は本心だったのか「友達以上恋人未満」をいい間違えたのかを確かめる術もありません。「友だち未満って言い間違えだろ?」と質問できればよかったかもと思ったりすることもあるけど、このエピソードを「20年を経ても未だ解けない青春の謎」「一人では解くことのできないい愛のパズル」として、飲み会の席で語るのが自分にはお似合い。またこの失恋エピソードはべつの衝撃的失恋エピソードの伏線になっているんだけど、それについてはまた、別の機会にあらためて。

 

torentoren.com

 

※告白せずに後悔するのと、告白してトラウマもんのひどい思いをするのはどちらがいいんだろうか ?

kaimyou.biz

 

 

 

※単純に相手が自分のことをきじゃなかったからじゃねーの?

 

 

 

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 ※「失恋の特効薬は失った恋(心)を別の恋(こころ)に『変』えることである」。