サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

あまりにもかわいそうなばいきんまん

こんにちは。

 

 長い一週間だけど、明日をのりきりゃGW!連休にゆっくり休みたいんだけど仕事なんだよなぁと思うと憂鬱にもなりますが今日は思いっきり笑わせてもらいました。

 

 昨日のブログでは自分なりの笑い話にかける思いを綴ったりしましたけど、やっぱり作りものの笑いは、天然モノに勝てない。それをつくづく思わされた日でした。なにがあったかっていうと今日、業務の都合で幾つかのお客さんを回るため電車に乗っていた時のことです。

 

 昼食後に地下鉄に乗り、吊り革につかまっていたら僕の正面に若いお母さんと小さい男の子が座っていました。お母さんはその子どもにアンパンマンの絵本を見せて、各キャラを指差しながら名前をたずねていました。

 

「これは?」

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アンパンマン!」

 

「じゃあこれは?」

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カレーパンマン!」

 

ってな具合に。

 

 僕はその様子を見ながらこの子、幾つぐらいだろう?とか子どもって、みんなアンパンマン好きだなー!やっぱりアンパンマンは鉄板だなーとか考えていました。

 

 その時でした。若い母親はばいきんまんを指差して「これはだーれだ?」と男の子に質問しました。

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ばいきんまん(カタカナ表記は間違い)

 

 男の子はその問いにすぐさま「汚いひと」と笑顔で回答。マジで吹きました。文字でそれを書いてもこのおもしろさはたぶん伝わらないでしょう。お母さんの問いにいいタイミングで来た想像の斜め上をいく答え。得意げな男の子。ライブで見なきゃこの面白さはたぶん、分からないと思う。

 

 そしてこのお母さんもその答えに反応せず「じゃあ次はこれ、だーれだ」と質問を続けるだけ。お母さん、まさかの回答スルーに笑いはヒートアップ。耐えられなくて電車を降りました。たぶんそのお母さんの質問と男の子のやりとりは、その後も続いたのでしょう。もしもその男の子が犬のチーズを指差されて間違えて「バター」とか答えていたら「バター犬かよ!」って大声でツッコんだだろうな。

  

アンパンマンは人間の善意の象徴で、ライバルのばいきんまんは人間の悪意。両方を備えているからこその人間であると、やなせたかしさんは語っていたそうな。