サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

サポーターには「サッカーはビジネスである」という視点も重要だと思う

こんにちは。

 

朝、なんとなくアクセス履歴をみたら、なんだかすげーことになっていて驚きでした。

 

サッカー情報を集めたFOOTBALLSTATION -全てのサッカーニュースを此処に-というサイトでこの記事が紹介された事でブログのアクセス増加。いただいたコメントも「サポーターやめたいならやめろ」というある程度予想がつくものや、「あなたの気持ちは分かる」「正論!」という同意の声など、だいたい半々でしたでしょうか。文字どおり賛否両論の声をいただきました。


本来このブログは読者も少ないので、先日の対福岡戦での敗戦情報を知ってもうFC東京を応援するのをやめたくなったとそれを知人に電話で話したら『そんなの本当のサポーターじゃない』とかお説教みたいなことを言われたのでそれはちょっと違うだろ?ってグチを書いただけの話だったのに、それがひとり歩きして多くの声が集まったのを見ていて、クラブとサポーターの関係って永遠のテーマなんだろうなぁとあらためて思いました。

 

そんな僕のグチに対して声をいただいたのに、なにもレスポンスをしないのも不誠実じゃないかと考え、本日はいただいた声を含めて自分の考えをのべさせてもらいます。

 

 

arrow1953.hatenablog.com

 

さて本題。

まず、僕はサポーターをこう考えます。

「チームへの愛着を持ち、応援する人々」。その愛着の濃度の違いはあるけれども、チームの魅力的な試合を楽しみ勝利を願い、選手や監督に敬意を払う。それを行っている人がサポーターであると。別に、ファンクラブに入っているとかスタジアムに足を運んでいる回数とかでそれを図るものじゃない。時間やお金の都合で積極的な支援ができなくっても自分のできる範囲でクラブを応援する。それでいいと思います。

僕を含めたそういった「にわか」がサポーター面するなというなら「日本サッカーサポーター認定協議会」とかつくって周囲が納得できる明確な基準を設けたらいい。そもそも明確な定義なんて存在しないんだから、自分がサポーターであるとの定義こそがサポーターの条件だと考えています。

これはあくまで僕の意見なので、人に押し付ける気もありませんけどこういった考えもあるということはぜひ、認めていただきたいです。


さて次。

これこそ本日のテーマでもあります。

サッカーはビジネスでありサービス業である。

当たり前です。お金が発生しているんだから。クラブは運営やチーム強化のために収益をあげなくてはいけません。大口スポンサーの確保なども重要ですが、もっとも大切なのは顧客の満足度を高める事。それを具体的にいうとヘビーユーザーの満足度を高め、新規ライトユーザーの取り込みを図る事。顧客の満足度を高めるファクター=勝利。或いは敗戦でもユーザーにまた見たいと思わせるような試合。ここでも多くの勘違いコメントが

ありましたので改めて、昨日の記事を

引用します。

2014年の味スタでの川崎フロンターレ戦では0-4の敗北に意気消沈。妻と二人で サッカー観にいくのやめようかな?と電車で無意識に呟くほどの失望を味わいながらの帰宅。せっかく夫婦で共通の話題となるものが増えそうだと思っていた僕は「もうちょっとチームの様子をみよう」と提案。その頃の東京はなかなか勝てていなかったけど、試合をおもしろいと思えたのです。守備重視チームがすぐやるゴール前を固めてカウンターではなく何かの意図を持って選手が守備、攻撃を行っている。そういうのが伝わってくる戦い方とでもいうか。だから、このチーム強くなるかもな!という直感も あったので、監督を解任しない限り応援を続けるつもりでした。

なんで魅力もなく、弱くなったFC東京のサポをやめたいと呟いただけで文句いわれなきゃいけないんだ? - サブカル 語る。

  

もちろんチームの勝利がベストだけど、勝てないならせめて今後の発展につながるような戦い方がみえなきゃサポーターだってやっていられません。

なんで魅力もなく、弱くなったFC東京のサポをやめたいと呟いただけで文句いわれなきゃいけないんだ? - サブカル 語る。

これで僕が単なる勝ち負けだけでサポをやめるかどうかの話をしていると思われたとしたら僕の文が拙いのでしょう。


さて、話を戻します。

クラブの監督や戦っている選手たちはプロとして「勝利」「面白い試合」を追求する。フロントはその条件を満たすためのインフラ整備。これを行う事は責務です。フロントも勝ちたいだろうけど、今回はどう考えたって非合理的。万年中位だったチームを2年で上位に引き上げた監督なんだからせめて、もう一年見たっていい。っていうか、具体的な成果を上げた監督を継続させるほうがリスクは少なく大きな成果を見込めるだろうという

計算はできる。いってみればコレは経営戦略の失敗。その失敗によって東京のサッカーが勝てなくなりつまらなくなった。

そういう経営プランも立てられないチームに「出資」したくないというユーザーもいる筈です。そういう意味ではミステル継続で現在の成績だったら文句はいいません。常識的なリスク選択で結果は出なくても納得できるからです。

お金を払うのは何らかの対価を得られるからで、ヘビーユーザーはチームとの一体感を味わうためにお金を払いファンクラブに入ったり、チケットを買ったり、熱心な応援で声を枯らすのでしょう。それを僕は否定するつもりもありません。

だけどもチームの発展ということを考えたら今回の監督交代は明らかな営業機会の損失。常識的だと思えないプランでクラブチームを発展させる機会を損失させるフロントに納得できないし、チームを発展させる可能性を見出せない。だけど勝利を欲して真剣に戦っている選手や監督の悪口もいいたくない。

そういった事から

東京サポをやめるべきかな、と考える事がそんなに筋違いなものとは思えない。

僕に言わせりゃ「チームの辛い時を支えようとしない奴などサポーターじゃない」という僕の元同僚こそ筋違いで 「本気でチームを勝たせたいんだったらろくな経営プランを立てず、ユーザー確保の機会を損失させたフロントにいって下さい。日常でソロバンをはじいて、東京サポに使うお金で得られる満足度が見合わないのでプライオリティーを下げたいと僕は思うだけの話。文句言うんだったらユーザーのニーズに応えられないフロントでしょう?」という話になります。

 

熱心に応援をしてチームとの一体感を味わうという満足を否定しません。たくさんのサポーターたちがそこに魅力を求めているのだからそれにもきっと素晴らしいものがあるのでしょう。だけどサッカーの応援の魅力はそれだけではない。単純に好きな選手のみの応援だったり基準が勝ち負けだけだったり千差万別です。熱心じゃなくても時間やお金を工面して、そこに余裕があったら試合を楽しもう。そういったサポーターだって尊重されるべき。その人たちだってチーム発展を担っているサポーターなのですから。

  

 

※一人ひとりのコメントにレスできないので

アンサーとしてのブログ記事を書きました。

一応、筋はとおしたつもり。