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サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

あるおっさんの無作為的なセクハラに困った今年の夏

こんにちは。

 

世間はもうそろそろ10月。

暑かった今年の夏ももう遠くに行き、気がついたら秋でございます。

出勤時に着ている夏服では肌寒さを感じることも多くなった

今日、この頃。ふと思い出すのはこの夏に出会ったある男性のこと。

その人の名前や職業、年齢などは一切知りません。

わかっていることは

 

乳輪が黒でやたらデカい。

その周囲の毛が剛毛。

  

ということだけです。イメージ的に

昔のギャグマンガ「行け!!稲中卓球部」の、末松先生に近い。

 

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電車でクライアントの会社を回る時に

よく遭遇するこのおじさんは汗っかきなせいで

いつも着ているシャツは透けており、アンダーシャツを着ていないため

汚らしい乳輪がくっきり見えるのが強烈でした。

そのおじさんがつり革につかまって、座席を見下ろすような姿勢になった時に

その席に女性が座ったりしたらうつむいて目をそらすか

周囲を気にしながらも上目でそのおじさんの乳輪をチラチラ観るか以外にありません。

人間ってどんな汚いモノでもそれが強烈だとつい目を奪われてしまうという

習性を利用した、新手のセックスアピールか、または

作為的なセクハラなのかとも思ったりもしたけど、どちらにせよ

それは見ていて不愉快です。

 

おそらくこのおじさんも、どこかしらの

会社員なんだろうけれど、誰も注意しなかったのでしょうか。

花も恥じらう初心な女性社員に

「◯◯さん・・・汗で乳輪が見えていますよ」とか

キビしそうな上司に

「◯◯くん・・・その汗で見てている乳輪はどうにかならないかね?」とか

大勢の前でいわれた日にゃ「出社拒否」に陥るほどの屈辱になるでしょう。

だからたぶん誰も注意できないんだろうと思いました。僕の勝手な想像ですけど。

それとも会社では周囲が注意できないほどの大物とだったりするのかも。

 

世間には「乳輪別性格判断」なるものがあったりするそうで

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この乳輪別性格判断によるとおじさんはもっとも右の黒。

「強気で空気を読めない性格」

まさにこのおじさんの乳輪そのもの。

 

僕も気づいたらそのおじさんの魅力の虜となっていて

心の中で「乳輪おじさん」と呼んでいました。

ただ電車の中でくっきり透けて見える乳輪はどう考えても恥ずかしい。

おじさんも自分の乳輪が大勢の注目を集めているなんて思ってもいないだろうと

考えた僕は、同じ電車に乗っていた時にはおじさんの隣に立って、

「乳輪」のことを訴える努力を決意。

 

普及の名作格闘ゲームストリートファイターⅡ」の対戦後の音声マネで。

「You Win!(乳輪!)」と呟き、勝利したリュウみたく拳を掲げて、

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そのおじさんをネタに遊んでいました。ある日、おじさんの乳輪を

女子大生っぽい女の子が上目こっそり見ていたので

「You」を「Nyu」に、「win」を「rin」に聞こえるような発音で「You win!」とやったら

めっちゃすごい勢いで吹き出したのもいい思い出っていうやつです。

 

だけどそのおじさんは9月になってから、出会えていません。

たとえ今後電車で会えたとしても、もう冬服を着ていると思うので

あの強烈な乳輪を見る事はもうできないでしょう。

 

さらばひと夏の思い出。

  

 ※ってか誰かおっさんに注意しろ!

「君の名は」とかいう映像作品は古くさすぎ。わざわざ見る価値などない

こんにちは。

 

本日のブログは「君の名は」という映像作品がテーマ。

はっきりいって僕はこの作品を観ていないし、今さらわざわざ観たいとも思わない。

だってあまりに古い作品だから。

 

なんでこんなのを観たいと思う人がいるんだろう?

メインキャストは話題づくりを狙っているんだろうけど、

仮面ライダーで主役を務めたイケメン俳優を起用したり

アニメファンの関心を集めたいのか宮村優子をスタッフに加えたり

やり方があまりにもあざとすぎて興ざめです。

 

ん?何言ってんだお前?

いやいやこちらこそ何いってんのあなたたちっていうやつです。

あなたたちのいっているのはこっちでしょう?

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www.kiminona.com

 

僕がいっているのはこっち。

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NHKの朝の連続テレビ小説(1991年)

主演 倉田てつを鈴木京香の作品。

 

君の名は - Wikipedia

※ちなみに前述の宮村優子さんは声優ではなく

同姓同名の脚本家さんです。

宮村優子 (脚本家) - Wikipedia

 

 

この「君の名は」という物語は1952年にNHKラジオドラマとして大ヒット。

その後、舞台や映画、そして

このドラマなど多くのメディアで発表された、

今でいうメディアミックスの先駆けみたいなお話です。

 

今さら倉田てつを鈴木京香のカップルを観たいかって言われてもねぇ。

 

何?紛らわしい?

 

冗談いっちゃいけません。ちゃんとブログのタイトルを見て下さい。

今、上映中の映画タイトルは

「君の名は

 

僕のこのブログ記事で話題にしているのは

「君の名は」

 

両者は似て非なるタイトルで、ブログにも「君の名は」と書いています。現在公開中の映画をディスった記事だと思っていたんだったら、それはあなたの注意力不足かモノを知らないだけという話です。

 

このブログ記事のヒントとになったのは、今日の昼食の時間でした。

20代の若い社員と40代の僕、んでもって60近くのおっさん社員とで

昼食を食べていたら、この「君の名は。」の話を若手社員が話しており

若手社員の話を聞いていたおっさん社員は「君の名は」の話だと

思い込んでいたため両者の話があまりにも噛み合わない。

そこで、ピンときてその両者の話に入って仲立ちしたんですよ。

若手社員には、昔同じタイトルの人気ドラマがあったって話を。

おっさん社員には現在、アニメで同じタイトルの作品がヒットしているという話を。

そこで両者が「へぇ」と納得しあっていたのがおもしろかったのと

この91年度版ドラマは「仮面ライダー出身俳優」、「宮村優子」なる

いかにもサブカルなキーワードがあったので、本日のブログは

こういったものを書いてみました。

 

君の名は。」のディスりと思った方、ごめんなさい。

 

同時にこういってあげましょう。

 

やーい、ひっかかった!!

 

 

※秒速〜を観たけど新海誠の作品って苦手。食わず嫌いなんだろうけど

「まごころ込めて営業中」と書いてある店にされた仕打ちはあまりにもヒドい

こんにちは。

 

先日の話だけど、僕、マジでブチギレする寸前でした。

 

業務で遅くなったので夕飯にラーメンでもと思い、

外回り先の最寄り駅で手頃な店を探していたらどこにでもある

こういった看板を掲げている店を発見。

 

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その店の佇まいからなんとなく「うっとおしいポエム系」な店舗であることは

想像できたんだけど空腹に耐えられなかったので暖簾をくぐったら

その瞬間にカウンターからお兄さんの「いらっしゃいませ!」のジャブ。

そのジャブに合わせるように放たれた複数の店員の

「いらっしゃいませ!」連打。声がでかくてうるさいし、なにより恥ずかしい。

それにげんなりしてその店を出たくなったんだけど、入って直後に背を向けるのも

人としてどうなのさ?と思いながら座席に座るとカウンターから

「教養ないけど元気だったらあります」という雰囲気を漂わせた

俗にいうヤカラ系の店員さんがきたので、注文。

どうでもいいんだけど時々見せる歯がボロボロで汚かったので

「お前、ぜったい学生の頃シンナーやってただろ!!」と思っていました。

 

んでもって頼んだラーメンを覗き込んだその時、そこに

違和感を抱きました。そこで、ラーメンを形づくっているパーツを呼称確認。

 

麺       ・・・ある。

スープ      ・・・ある。

のり       ・・・ある。

チャーシュー     ・・・・・・

 

こいつらチャーシュー入れてねぇ!

 

アレか?これはいちげんさんに食わせるチャーシューはないという意思表示か?

それとも貧乏サラリーマンは肉なんて食わずに麺とスープだけ食ってろ!!

うちの客層はみんなハイソサエティなんだよ!とでもいう特権意識か?

 

そういった憶測が頭をよぎり、僕はその店員を大声で呼びつけて

胸ぐらを掴んで文句いってやろうとも思ったんだけど

あまりに大人気ないので握りしめた拳を机に打ちつけ

やり場のない怒りを堪えました。

 

そうそう。いい大人なんだから。

だけど両隣のおっさんも同じメニュー(650円)頼んでいるのに

僕だけ肉が入っていない・・・。同じ金額なのに具材において

メインディッシュともいえる肉を味わえない。

 

ラーメンをフルコースに例えると

麺        主食

スープ    食前のスープ

のり     オードブル

ネギ     サラダ

チャーシュー   メインディッシュ

 

いってみりゃ僕はメインディッシュのないフレンチを食べているようなものか。

 

こんな看板を掲げているラーメン屋にいっておく

 

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ラーメンに「感謝の気持ち」も「まごころ」もいれなくていい。

あつくるしい接客もいらない。

 

arrow1953.hatenablog.com

 

 

だけどチャーシューはぜったい入れろ。

  

 ※お店に入ったと同時に店員が「May I help you?」とかいってくる

ラーメン屋だったら、ぜったいに僕はそこに通いたくなる。

 

 

 

 

 

アニメ「こち亀」の両津の声は昔、ラサール石井じゃなかったのを覚えている人っている?

こんにちは。

 

昨日はこち亀のエンディングが掲載されたジャンプの発売日。

そんでもって本日はアニメのこち亀スペシャルが放映されました。

middle-edge.jp

 

このアニメは96年から放映されましたが僕自身、見たのは最初の第一話のみ。

両津勘吉役のラサール石井の声に「なにか違うなぁ」と違和感を抱いたためです。

この両津の声は今ではラサール石井以外に考えられないという人も

多いことでしょうけれども、元々両津を演じていたのは違う

声優さんだったことを僕の年代だったら覚えている人もいることでしょう。

両津の声優さんは最初、誰だったのか?

 

内海賢二さん。

 

Drスランプの千兵衛博士や北斗の拳ラオウでおなじみの、あの声です。

っていってもこの声はTVアニメじゃなく、80年代に行った

ジャンプのイベントで公開されたスペシャル版アニメの話なんですけども。

 

www.youtube.com

1991年に発売されたこのファミコンソフト。

当時、ジャンプに連載されていた以下7人のキャラが主役になっており、

この頃までに何らかのかたちでアニメになっていたキャラについては

声優の声が当てられています。

 

孫悟空   野沢雅子  ドラゴンボール

タルるート   TARAKO  まじかるタルるーとくん

剣桃太郎  堀秀行     魁!!男塾

両津勘吉  内海賢二    こちら葛飾区亀有公園前派出所

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以下は91年当時、まだアニメ化されていなかったので声がない。

ターちゃん                        ジャングルの王者 ターちゃん

前田太尊        ろくでなしBLUES

空条承太郎       ジョジョの奇妙な冒険

 

このスペシャル版のこち亀は僕も見たことがありませんけど

キャスティングを見て子ども心に「ピッタリだな」と思った記憶があります。

あのラオウの声で両津がエピソードごとのキャラの珍妙な行動や趣味などに

「うーむ・・・」と唸るような独特のツッコミの声を想像しては

内海さんの声でアニメの両津を観たいもんだ!と思っていたもんです。

だからTVアニメ化決定の際、両津の声がラサール石井だとしって

イメージがガタガタになった。だから、今でも両津=ラサールだとは

僕は認めていません。多くの人にとって両津=ラサールなんでしょうけどね。

 

あと、ついでにアニメの主題歌についても少々。

こち亀TV版のオープニングを歌っていたアーティストは「女王様」といい

テーマソングはこんな曲でした。

www.youtube.com

ベンチャーズのヒット曲「ダイヤモンド・ヘッド」に日本語の歌詞をつけたもので

この女王様、何者かというと爆風スランプのメンバー、パッパラー河合

当時、洋楽を日本語直訳して歌ったことでマニアな人気になったアーティスト

「王様」の公認で「Queen」の日本語直訳を歌う時に名乗っていました。

 

王様 - Wikipedia

女王様 (歌手) - Wikipedia

 

ちなみにこの日本語直訳アーティストはこの他にも

マドンナの日本語直訳を歌っていた「王女様」というのもいたんだけども

知名度はいまひとつ。ウィキペディアにもこのアーティスト情報はありません。

だけどよく考えたら、マドンナの曲の直訳アーティストよりも

プリンスの直訳曲を歌う王子様を先に売るべきなのに

順番間違ったんじゃねーか?とか思ったりもしています。

んでもって僕はいつもこのTVのこち亀を目の当たりにすると

王様、女王様とまったく売れなかった王女様のことに想いを馳せるのです。

なんだか、アニメのこち亀からまったく繋がりのない話になっていった

本日のブログですけど雑学/雑談ブログなのでまぁいいや。

 

こち亀のアニメから直訳アーティストの話に発展させるブログ

そうそうないと思うぞとプチ自慢。

 

どうして「オリンピック」と「パラリンピック」を同時開催しないんだろう

こんにちは。

 

世間は夏の暑さも通り過ぎ、もうすっかり秋。

秋といえば食欲の秋だったり、読書の秋だったり

スポーツの秋だったり人それぞれではありますけど、

2016年はやっぱオリンピックイヤーであり

日本のメダル獲得数も多かったため、

その熱を秋に繰り越している人もおおいでしょう。

僕自身、オリンピックを全く見なかったけど。

 

んでもって気づいたら、もうそろそろパラリンピックも終わり。

オリンピックだったら競技を見ていなくても誰がメダルを手にしただの

誰が競技の予選で敗れただの多くの情報が職場とかで入ってきていたのに

このパラリンピックについての話題はほとんど知りません。

 

結局みんな、パラリンピックに興味を持っていないんだろうなと思います。

みんな興味を持ってないから競技の中継も熱心にやらない。

実際に競技の中継を行っていたのは公共放送のNHKのみで

 

民放はまったく手を付けていない現状ときた。

もうパラリンピックやめて、2つの大会を統合したらいいのに。

競技を男女別だけでなく、「障害者部門」(この言い方が適切なのかは別として)

みたいな部門を設置して3部門で競技を行い、中継やったら

障害者スポーツに興味を持ってもらえるいい機会になるのに。と

僕の母はこの間語っていたけど、ごもっとも。

立派な競技場を作ろうとしたりせず、こういったことに力を注ぐんだったら

僕は条件付きで東京オリンピック賛成派に回ってもいい。

 

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リオパラリンピックの閉会式にはうちの首相もいくんですかね。

もしもまたコスプレするとしたらやっぱりルイージなんでしょうか。

 

そういや話は変わるけどオリンピックについて

こんな記事も書いたっけな。

arrow1953.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

※健常者、障害者を問わず挑戦者は等しく賞賛をされるべきだと思う。

こち亀の両津も僕らも、結局は「40年経って大人になった」というだけの話である

こんにちは。

 

先日から「こち亀」について幾つか記事を書いていて

僕がこの漫画を面白くないなと思うようになったのは

主人公「両津勘吉」が落ち着いてしまって破天荒な

性格じゃなくなった、いってみりゃ「大人になっていた」ことに

なんとなく気づいていたからだろうと結論づけました。

 

両津は永遠の35歳。本来だったらコレ以上

大人になることはありません。だけども現在の行動や

言動には明らかに「老い」を感じさせるものがあります。

どうして物語の世界で年齢が固定化された両津が

「老いていく」のか。おそらくその理由は両津の漫画の世界が

僕らのいる現実世界と「モノ」を通じてリンクしているからでしょう。

 

漫画の世界っていうのは僕らのいる現実世界と異なり

時間という概念が曖昧のため、物語の登場人物たちは物語の都合により

歳をとったりとらなかったり様々です。ドラゴンボールの悟空のように

年齢を重ねていったり、ジョジョの奇妙な冒険のように

長い年月を経て主人公が代替わりをしていくという作品もあれば

漫画のサザエさんコボちゃんみたく物語の登場人物が原則的に

永遠に歳をとらないっていう作品もあります。こち亀という漫画は

全編通じた「物語」ではなく、その日その日の出来事を

つづっていく短編のため、原則的にはサザエさんに近い作品です。

 

この「歳をとらない」という特徴は、キャラが漫画内において

永遠に老いる事も尽きる事もない永遠の肉体・生命を持っている。と

いうことでもあるのです。だから両津は何があっても不死身でいられる。

高層ビルから落っこちてきても、トラックにぶつかっても、

ロケットランチャーの爆発に巻き込まれても「いてて・・・」だけで済み、

次の場面にはそれらで生じたケガもすっかり治って元気に走り回れる。

いってみれば両津は「不老不死」なのです。

 

だけど。

確かに両津は固定化された35歳であって、上述したように不老不死なんだけど

両津の周囲の時間は僕らの時間軸に近い速度で動いている。

30年前には勤務中にファミコンソフト「ファミスタ」や「チョロQ」「ゾイド

特撮「電脳警察サイバーコップ」のおもちゃ「サンダーアーム」で遊び、

その10年後はファミコンからプレステに変化。周囲にはパソコンや

携帯電話が並び、ソレに合わせて両津の趣味もアナログからデジタルに

移行していくことになります。さらに両津の知人がいるような商店街は

大手のショッピングモールなどに押されていてどこも経営難。冬の名物だった

両津のボーナス争奪戦で激しく争っていた元気なプラモ屋のおやじの居場所は

もう漫画にも現実にもありません。また、現在も35歳の両津が昭和30年代に

生まれているはずもないので「お化け煙突」や「勝鬨橋」など少年時代の

大事な思い出たちとも切り離されることになる。それは思い出として

両津の中にあるはずのものだけど、両津の年齢の整合性を考えると

それもキャラから遠ざけざるを得ない。

つまり連載が続けば続くほど両津は肉体と記憶が

釣り合わなくなっていくという宿命を背負っているキャラであるといえます。

人間っていうのは周囲の環境に合わせて内面も変化して老いていくもの。

現実の人間であれば肉体もそれに合わせて老いていきますが

漫画の世界の住人である「両津」は肉体が35歳のまま

内面を変化させていき、そして老いていくことになるのです。

そう考えた時、ふと思ったのが両津の又従姉妹にあたる女性キャラの「纏」、

その妹「檸檬」という幼稚園児のキャラでした。僕はこの姉妹の出現こそが

「両津のキャラをワケ分からなくさせ、漫画をつまらなくした原因のひとつ」だと

思っていましたけど、この3人が出た時の物語をあらためて思い出すと

両津=普段だらしないけど、やる時はやる父、纏=しっかり者の母、

檸檬=だらしなさに呆れながらも父の優しさ、男らしさを尊敬している娘。

 

こういった構図が見えてきます。

 

これは作者である秋本治さんが意図していたかどうか

わかりませんが、破天荒さが抜けて老いを見せはじめた両津の内面と

老いることのない肉体のバランスを保つために用意した

「家族」だったんじゃないか?と、思うのです。

 

つまり、この「纏」「檸檬」の登場をターニングポイントに

「こちら葛飾区亀有公園前発出所」はメチャクチャなお巡りさんのギャグ漫画ではなく

ほのぼのとした「人情コメディー」に移行していったんではないだろうか?

それは逆に言うと老い始めていた両津では昔みたいなギャグ物語を

いつまでも続けるという事が厳しくなっていたという事なのかもしれません。

 

だから僕みたいな「80年代傑作論者」にとっては

こち亀をどう評価するべきなのかほんとうに難しいと思う。

僕としてはやっぱり昔みたいな骨太の絵柄でG・Iジョー

マニアックなおもちゃの知識を披露する両津の物語を読みたいけど

現在の「人情コメディー」っぽくなった作風が好きという読者は

それを望まないかもしれない。40年、作品が続くというのはそういうことなのです。

 

結局のところ、僕は80年代の両津の思い出を胸に

こち亀を好きだと言い続けるのでしょう。

 

 

 

 

 

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こち亀をつまらないと思い始めた理由について、深く考えてみた

こんにちは。

 

昨日はこち亀について書いた記事に

多くの反響をいただきました。

 

arrow1953.hatenablog.com

 

僕自身、このマンガが大好きでしたし

40年も連載を続けてきた功績については

もっと賞賛されるべきだと思っているけれど、

やっぱり現在のこち亀についてはそれほど

面白いとは思えない。これは僕の率直な感想です。

いただいたコメントの中に

「最近は面白いエピソードも増えているのに」というのも

あったけど、これはもう読者の価値観の違いなので

ここで「おもしろい」「つまらない」の議論をするのはあまりに不毛。

ただ、「最近おもしろい話も増えている」といった意見を読んでいて

「なんで自分はこち亀をつまらないと思うようになったのか」を

考えこんでしまいました。そして、自分の記憶にある80年代の両津と

現在のジャンプで描かれている両津を比べていて、

 

「両津って大人になったんだな」

ふと、思ったのです。

 

僕の記憶にある80年〜90年代前半の両津って

以下三点において非常に子どもだったように思います。

 

①金に汚くて、常に小銭程度の金額にも飢えている

②トラブルメイカーである

③自分のひらめきに忠実な行動派である

 

①〜③は現在でもそうじゃん。って感じる人も多いと思うので

ここで具体的に語っていきましょう。

 

まず①。

昔の両津って、常に金にうるさいキャラでした。

警官の業務を続けながらはしご車を使ったカレー屋を

オープンさせたり、勤務中にパチンコや競馬に興じたり、

道に落ちているお金に過敏に反応したり、ひどいのになると

葛飾署の署員旅行の幹事を務めた際に限界以上に予算を

値切り、その余った金を着服しようと目論んだり。

もう、ひどいひどい。この頃のこち亀を読むと

両津&お札という描写がやたら多いんですけど、

それも年月を経ていく毎に減っていったような印象があります。

つまり、昔ほどあからさまに「お金」を求めなくなっているといえます。

 

続いて②。

これはどういう事かっていうと、両津自身を起点とする大きな

トラブルなどが前より少なくなっているっていうことです。

ざっと思い出せるだけでもこういったものが以前ありました。

 

1、中川の態度に金持ちの驕りがあるとして、中川財閥の中心で

 大暴れをした結果、たったの一時間で1兆円の損害を与えたあげく、

 そのお金の一部を持ち逃げして香港に高飛び。

 

2、魔法使いの力で動物にされたりした事を根に持って、逆襲

 

3、台風の時期を狙って格安で屋形船で宴会を企画。

 その結果、葛飾署員全員が大きな被害を被る事になる。

 

以前はこんな感じに常に自分がトラブルメイカーになり、

ひどく周囲を振り回すエピソードが多く見受けられました。

ところが最近の傾向としては両津じゃなく周囲の人間の

起こす騒ぎ(大阪の通天閣署の面々など)に巻き込まれたり

金持ちで遊び人の大学教授「ジョニー」に連れられて

南国バカンスに出かけていたりなど、行動が以前よりも

落ち着いたものになっています。そのために、トラブルメイカーたる

条件であった両津の超人的な体力の描写なども

小粒になったような感じでスケールが小さくなったと感じました。

現在も、竹の束で月までのエレベーターを作って登ろうとする話など

体力自慢をテーマとするようなオチの話もあるにはあるんだけど、

対人比較ではないためあまりピンときません。昔みたいに

体力を元手に野球、ラグビーチームなどの助っ人を掛け持ちして

お金を稼ぐ!みたいな話があったらいいんだけど。

 

さらに③

僕の知っている80年代の両津は非常にアイディアマンであり、

クリエイティブ方面でもアクティブでした。オリジナルの漫画

「拳銃(ハジキ)が俺を呼んでるぜ!」を描いて新人賞に

投稿しようとしたり、使い捨てカメラの「写ルンです

ヒットに乗じて自らもオリジナルの使い捨てカメラ

「てめぇ、じたばたしていると写すぞ!」を作って近所の

中古カメラ屋を抱き込んで売り出したり、独自に

漫画スクールを経営して漫画雑誌を創刊させたり

とってもアグレッシブな起業家でもあったのです。

だけど、これも最近はクリエイターというより、

作中で流行に便乗させた二次作品みたいなものを

プロデュースしてお金を得ようとする

エピソードが増えたように思います。その結果として

熟練の職人並な両津の器用さという特徴も

あまり説得力を持たなくなっていたように感じていました。

 

こういった比較から、僕は両津を

「以前よりも落ち着いた」「大人になっちゃった」と評したのです。

 

80年代の両津勘吉はお金に汚いが人情家という性格を持っていて、

アグレッシブな言動で周囲に人間を騒動に巻き込む人物でありました。

僕みたいなこち亀80年代傑作説」論者はそんな人物がいないと

知っていながらも、両津みたいな大人がいたらという期待や憧れを

こちら葛飾区亀有公園前派出所」というギャグ漫画に込めていた。

だからこそ現在の落ち着いた両津に対しての淋しさが、

上記の説の根底にあるんじゃないかと僕は思う。

 

この話、もう少しだけ続けますのでよかったらどうか、お付き合いを。

 

 

 

※僕の少年時代は確かに「両津勘吉」と共にあった。