サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

結婚は難しい?いや、簡単!彼女いない歴=年齢の僕も結婚できたから。

こんにちは。

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    本日のテーマは「結婚」。彼女いない歴=年齢(38)の僕の友人が、めでたく結婚となったことを人づてで知ったためです。結婚を決めて調子こいている彼曰く「結婚って思ったよりハードルの高いもんじゃなかった」ということだけども、同じく彼女いない歴=年齢だった自分も実を言うとそう思ったりしています。

 

konkatsu-seed.com

 

 世間にゃこんな結婚への不安を煽る記事も多いけど、結婚って男女を問わずそんなにハードルの高いものではありません。彼女なし歴36年だった僕も胸を張っていいます。運やタイミングなどという要素もあったとは思う。だけどこれらの要素もきちんとコツを抑えればいくらでも結婚に有利な環境でを作れますよ。



 そのコツとは「結婚したいのか、モテたいのかを切り分けること」だと僕は考えます。これ重要。

異性にモテる。
結婚できる。

 この両者は似て非なるものです。僕は長い間、このことに気づかなかった。異性にモテないから結婚ができないと思い込んでいたためにモテるようにならなきゃいけないと思い込んでいた。さらにいうと好みのルックスだけど結婚願望のない娘を好きになり、その子に好かれるため「自分磨き」にハマるという不毛なループにハマり込んでいた。このループにハマったことにより結婚のために必要なモノがわからなくなっている人も少なくないだろうと思われます。実際にまだ巷には「自分に磨きをかけて、好きな人に好きといわれて結婚を目指そう」というテーマのブログが多くあったりしますから。

 

 このブログを読んでいて結婚を考えているけれどご縁がない。という人に問いかけます。「あなたはモテたいのか?結婚したいのか?」コレ、マジで重要な点。僕のことも含めて語らせて貰うと「モテない男」ってのはすごく自尊心が低くて卑屈な性格になりがち。だからこそ、異性にモテたい。モテる自分に変身してから、意中の人を狙ってゲット!!みたいなことを考えるんだけど、それ遅ぇよ。自分自身の経験になりますが、上記の理由で「男磨き」のため2ヶ月で10kg減量した事があります。じゃあ、それで自信ついたのかというとNO。自分が変わったことが楽しくなってきて、自分磨きにどハマリしたため、どこまで続けたらいいか分からなくなりました。さらにいうと意中の娘を振り向かせるにはまだ努力が足りないという妄想にハマった挙句、その娘を振り向かせることなどはできず、自己嫌悪に陥るといったオチになりました。

 20代の頃だったらまだフラれても別な人を見つける時間はあるけど、30代でそんなことをしてたら時間だけを浪費していく結果にもなりかねません。さらにいうと新しく好きになる人を見つける事も精神的にしんどい。キツいけど現実的に男も女も35歳を越えたら、結婚市場で買い手の減りが目立つようになります。

 意中の相手とお付き合いできて結婚する。これは確かに、ベストな展開です。だけど人生、そうそう思い通りにはいかないのが常。ある程度の年齢になったら好きな相手を振り向かせるのではなく、出会いを通じて相手を多くの角度で分析したうえで好きになれるか?結婚してやっていけるか?を見極めていき、2人で意識をすり合わせをしていくほうが結婚に近づけると僕は思っています。別に結婚を考えずにただ、モテたいというのでしたらモテる男の情報商材をどうぞ。30~40代でモテたい男の商材とかそういうのもあるみたいだけどただ、いい年こいた大人になって「モテたい」ってどうなの?とは思いますけどね。

 

 「好きな相手を振り向かせる」より「好きになれそうな相手を探して出会い、お互いに意識合わせし合う」ほうがいいと書いたものの、その「意識合わせできる」人との出会いそのものがない」という声もあるだろうと思います。確かにごもっとも。そう考えると僕は本当に幸運だった。「出会い」というものについてはご縁によって作られるため、単純な努力だけではどうこうできるものでもないのかもしれません。ただ、そういった「ご縁」を作ることができるのは本人の努力のみであるというのも事実です。重要なのは努力の手段を間違えないことだと思うのです。

 それを踏まえてみても、やはり「モテる自分になる」という努力は誤った方向に向かいがちだと思います。仮に僕がネットにありがちな情報商材などに従ってモテる男になり、女性にモテたとしましょう。白状させてもらうと、僕も恋愛系の情報商材を買ったことがあります。マジで(大笑)

笑え!笑え!

 

 「俺の言うとおりに行動を起こせばオンナを抱けるぜ!」と語るその情報商材を熟読するうちに、「でも、そのマニュアライズされた対応で女性を引っ掛けられるようになったとして、その後はどうしたらいいんだよ?」という素朴な疑問が湧いてきたんたけども、その商材にはその回答がありませんでした。そんな商材でも読んでいりゃ人によってはその気になってくるんだろうけど、僕は冷めました。そこにあったメソッドはなんか心理学を応用したものであり、どことなく洗脳を思わせるものでしたが、それゆえその手段で女性と付き合えても「洗脳が解けるのも早いだろう」と感じたし、そんな簡単に男にホイホイついていく女性が結婚を真剣に考えることはありえないだろうなと考えたからです。また、商材の体験談も僕を興ざめさせました。30~40代で未経験から100人斬り達成!と戦果を誇る声などをみると、いい年こいた大人が人数自慢っていうのも痛々しいし、それを嬉々として語る声には共通して「コイツ仕事できねぇだろうな」と思わせる頭の弱さがひどく漂っており、それだけで満腹。

 オンナにモテない。商材を頼った100人斬りもバカっぽい。そんな自分はどうしたらいいんだ?考えた挙句に行き着いた答えは「まず、僕のモテたいという発想を捨てよう。こんな自分でも気に入ってくれる物好きはどこかにいる筈。日本は広いんだ!」っていう根拠の無い思い込み。その思い込みをエネルギーに、できるだけ自分の好みとか苦手なタイプなどの先入観などを捨て、出会いのチャンスを広げた結果、僕も結婚できたのです。自分のこだわりを捨てる事が思わぬ活路を開くこともある。僕は結婚でそのことを学べました。もったいないのが、曖昧な関係を匂わし続けている異性と惰性で関係を続けるパターン。いっておく。「そんな奴とはさっさと見切りつけろ!ひどい目にあうぞ!」

 

 これは彼女いない歴36年を記録した、自分の辛い過去に学ぶ教訓。彼女ほしい人や結婚したい人は見込みの薄い相手にこだわらず、貪欲に出会いを求めた方が絶対、結婚の近道です。その手段としてもっともてっとり早いのが合コンだけど、こんなひどい合コンもあるので注意。

 

arrow1953.hatenablog.com

僕の経験則からいえる合コン相手の鉄則は以下の3つ

 

①ディープな知識や趣味を持つ異性は避けろ
②ディープな知識・趣味をひけらかすな
③趣味が自分と同じ相手を避けろ

 

ではこの鉄則について順を追って説明させていただきます。

①ディープな知識や趣味を持つ異性は避けろ
②ディープな知識・趣味をひけらかすな

 合コンの目的というのは男女の出会いであり、それは常に可能性を秘めています。たとえその合コンで男女の仲になれなくても、合コンで生まれたコネが新たなコネを作っていき、それが将来的にハッピーをもたらすことも充分にありえるので、そこでアセってがっつく必要もありません。できるだけ周囲と話を合わせて仲良くなり、そこで仲良くなれそうな相手がいたらアプローチしてみて、手応えがなかったらそこで手を引いて「相手に自分を好きになって貰う」のではなく「友達になったら面白そうだなと相手に思ってもらう」作戦に変更。うまく友達になれたらタイミング次第で再度、相手に挑戦もできるし、友達になった相手が別の相手を紹介!っていう流れもありえる。若い頃の僕はそこが分かっていませんでした。
 

   20代の頃、アニメ制作の経験があることから、アニメ好きの男女の集う合コンに参加させてもらった事がありましたが、僕はそこで最もダメなのは相手との自分の接点を探そうとしない人だということを学びました。以前から書いているように、アニメの事はそれなりに知っていても没頭するほど好きではない。そんな僕を横目に、僕以外の男女は合コンの参加者それぞれの大好きな作品の話題を振り合っていました。その話に入っていけずに、僕はただボーっとその光景を見つめているだけでしたが、ある女の子が僕に「AM君って、表面的に明るそうだけども意外に人見知りだよね」と声をかけてきたので、その話を聞いてみると

AMと女の子の会話(以下)

「え、そうかなぁ?」
「そうだよぉ。人見知りっていうか繊細な人なのかな。常に周囲に気を使ってる感じ」
「うーんまぁ、そういう面も意外とあるのかもね。」
性格から判断すると・・・うん、たぶんAM君は操作系かな!」

女の子はHUNTER×HUNTERの大ファンでしたとさ。頭の中で「?」マークが渦巻く中、僕の近くにいた自称ガンダムオタクの女の子がこう補足。
「あーわかる!で、AM君がガンダムに乗るとしたら、多分Zね」
 

 話が全然わからず、僕はこの時合コンに来たことを、心底後悔しました。 話の意味が全然分からず、彼女らは自分だけの世界で自分だけの内輪ウケ。相手を楽しませる会話ができない連中に心底僕は腹を立てました。

 

ここまでが①と②について。次は③について。

 

③趣味が自分と同じ相手を避けろ

 ③は相手を見つけるのには理想的に思えますが、 趣味といっても当たり障りの無い程度だったら別に問題ありません。僕の言っているのは趣味についてディープな愛情を持つ男女たちの集いです。この手の合コンは趣味が同じだから話も合うだろう、という期待を抱いて集まったくせして、お互いに話を進めているとどうしてかだんだんと対抗意識みたいなものが生じ、最後にはこの集団の中で「最も知識を持っているのは俺、私」とでもいいたげな自我がもたげてきます。
   

 以前、同席させてもらった上記のような合コンでは、みんなが最初に好きな小説、映画、マンガ等を言い合って和やかな雰囲気だったけど時間の経過とともに、互いの会話からお互いの知識を探りあうような空気に変わり、気づいたらだれがこの中で知識量の天下を握るかを争いあうという会話のバトルロイヤルになっていました。笑顔で対話しながらも瞬時の間で見せるしかめっつらと敵意、対抗心、さらには「露骨な舌打ち」も。
 

 「僕、この映画、小説が好き!」「私も!」で抑えときゃいいのにキャラのセリフや映画監督の演出、照明効果、文章の形など普通の人からしたらどーでもいい瑣末な点についてのこだわりを捨てられずにそれぞれの知識の品評会に突入。この結果、参加者の胸に残ったのはお互いへのわだかまりだけでしたとさ。

 

 ただ、なにも同じ趣味を持っているカップルがうまくいかないという話でもありません。うまくいかないパターンに陥るのは自分か相手のどちらか、あるいは二人そろってディープだった場合によく見受けられます。 そういえば精神科医香山リカさんは昔から大のプロレスマニアで若い頃ある男性と仲良くなったけど、その相手は新日本プロレス派。自分は全日本プロレス派でどうしてもうまくいかなかったというエピソードがあったのをふと思い出しました。

 

nikkan-spa.jp

以下、上記事の引用。

 

 その男性は基本的には新日本プロレス好きで、ほかにも女子プロレスもよく見ていた。一方、私はいちばん古い思い出が両親に関してではなく馬場さん、という馬場原理主義者だ。彼氏とちょっとした価値観や意見の食い違いが目につくたびに、私はどうしても「やっぱり猪木イズムで生きている人は違う。わかりあえない」と思ってしまう。
 

 猪木イズムで生きている人とは分かり合えない。名言だ。ただ、香山さんのケースとは異なり、両者の話が噛み合いすぎたためにお互いの話のネタが枯渇してうまくいかなくなることもあったりする事もあったりします。20代の時、周囲の助言を受けてYahooパートナーで相手を探していました。こういうサービスってたいてい男性から女性に対してアプローチのメールを送るもんなので、女性の自分PRなどを参考に確実に返信をもらえる人を探します。メール返信の確率をあげるコツは、メールで女性に「コイツは私の趣味を分かってるな!」と思わせることです。そこで僕は、ある短編小説をハンドルネームの元ネタにしている人を見つけました。んでもってこの女性に「あなたのハンドルネームの元ネタってこの小説?」というメールを出してみたのです。

 

 数日後。「男性から100通ほどメールを貰いましたが、元ネタに気づいたのはAMさんだけでした」というメール返信を貰い、僕は勝ち誇りましたね。でもって、彼女と僕のメールの交流は始まりました。最初はその短編小説や他の作品などについて一日に数度もメールをやりとりしており、そこから二人でさらに別の作家、別の作品、話をそこから派生させて映画とマンガ、その他の雑学などに話を広げていったのですけど、この辺りからお互いのメールの勢いがだんだんと落ちていったのでした。結果的に「お互いがお互いのディープな話に疲れて」いき、メールでのやり取りも打ち止めになりました。
 

 実を言うとこの性格を直せたのはつい最近の話です。妻に出会う前、いいなと思った読書好きの女性と仲良くなり、「赤毛のアン」を勧められたので、いい機会と考えて赤毛のアンシリーズ全10巻を二週間で読破。内容を覚え、物語の人物相関図を頭に叩き込んで対話に挑んだらドン引きされました。その人は最初の3作ぐらいしか読んでいなかったそうで。赤毛のアン好きだというんだったら全作読めや!モンゴメリに失礼だろ!とキレそうになるのを僕は堪えました。

 

 僕のそういう情報オタク的なパーソナリティーは男女の付き合いについて、プラスにならないこと。たとえ女性が「知識の豊富な人がタイプ」とかいっても過度なものは求められてはいないんだ。と学べたからこそ僕は結婚できたといえます。 何事もほどほどにっていうことなんでしょう。

 

上記の話を参考に、皆さんにもいい出会いがあらんことを!

 

seikatsu-hyakka.com

 彼女いない歴=年齢となりやすい人の共通点を22個も羅列した上記のサイトを読んでいて、「やめてあげて!!」っていいたくなった。もう、こりゃいじめだわ

 

 

 

※結婚はそんな難しくない。寧ろその後の継続こそむずかしい

 

 

 


 

 

※いくらこだわるなといっても30分はどうかと思う。