こんにちは。本日のテーマは「田原俊彦」。アイドルの中でもその「人気ぶり」だけでなく「バカさ」でも伝説的な存在です。
田原俊彦(トシちゃん) はアイドル=バカの具現者
70~80年代を代表するアイドル「田原俊彦」の自伝本。
「とびッきり危険(デンジャー)」_(集英社)
内容に触れる前に、トシちゃんの透けパンから見える半ケツレアショットをどうぞ。
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この本、1986年出版なんだけどよくジャニーズはこの写真の掲載を許したよな。本を簡単にまとめると、少年の頃に貧乏だった田原少年の「アイドル成り上がり物語」。トシちゃん自身の写真を交えて語られる自伝です。本からはトシちゃんがトップアイドルになるまでにどれだけ苦労、努力してきたか伝わるだけでなく人柄もイヤミではないので苦痛ではないけど、同時にトシちゃんのバカさも伝わってくるのがとっても味わい深い。自身の成功体験を軸にやたら「男らしさ」を語るものの、どの「男らしさ自慢」もピントずれまくり。例えば中学生時代。ヤンキーの先輩から「畑の梨を盗んで来い!」と泥棒を強要されたトシちゃん。逆らうと先輩に何されるか分からないと悩みながらもここでトシちゃんは男らしさを発揮!
「ボクも田原家の長男としてそのくらいのこと(泥棒)できなくてどうする!っていう頭もあったので、やったね。梨ドロ!」
偉そうなこと言う割に未来を打算で決める男
偉そうなこと言うクセに実際は単なるパシり。さらに勘違いした男らしさに拍車をかけるように、トシちゃんは苦手な勉強でも根性を発揮したぜ!と自慢。学校の成績のひどさから進路担当の教諭に「お前は公立ムリだから私立に行きなさい」と私立進学を進められて怒り「冗談じゃない!バカにするなよ!そこまでいうなら、県立高校に進学してみせるぜ」と反抗心を糧に猛勉強。甲府(トシちゃんの地元)、山梨県でトップの公立進学校に受かったりすればドラマだけど勉強ダメなトシちゃんは、普通高校は諦めて偏差値の低い工業高校に絞って勉強して合格。俺もやる時ゃやるぜ!と声も高らかに自画自賛します。いや別に工業高校をバカにするつもりはありません。だけど進路担当の教諭に「ふざけるな!」と啖呵きったなら地元で偏差値トップクラスの学校に入るぐらいの根性は見せてもらいたい。根性自慢の割には自分の学力に対する現状認識に抗うことなく、ただ、打算で進路を決めただけなありがちケースから根性をどうのこうのと語るのでなんだかなと思わされるエピソードです。勉強が苦手だけれど根性を発揮したぜ!と吠えるならせめて偏差値60前後の公立学校には進学してほしい。
田原俊彦。結局は長いものに巻かれるのが好きな男
こんなふうに長々続く無意味な前向き根性物語。根性サクセスストーリーと思わせておいて単なる過去の愚痴なんじゃねーの?と読者を惑わせる田原イズム。それは80年代の現役アイドルだった頃の思い出エピソードにも発揮されます。
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海からカッコよくダイビングを決めるトシちゃん。これはアイドル雑誌「明星」の企画で撮影されたものだそうな。またここでゲンナリな田原イズム。「明星の撮影って、いろいろやらされる。ロケで5メートルの断崖から飛び込め!っていわれてビビった。ふざけるなよ!冗談じゃないよ!」と怒りを露にするトシちゃん。アイドルだって人の子。その怒りについてはまったくもってごもっとも。
「でも、やったね。僕は男だからね!」
長いものに巻かれまくりじゃねーかバカ野郎!
この辺でページを捲る手を止めました。小学生でタバコを吸ったり畑から梨やブドウなどを盗んだりした過去を振り返っては、スタードッキリマル秘報告みたいに「大成功!」と誇らしげに本で語るトシちゃん。万引きで芸能界を干されたあびる優や未成年時代の喫煙から迷走中の加護亜衣の胸中いかばかりか?昭和って大らかだなぁとつくづく思う。ただ、この本。女性問題についてはヤンチャなエピソードはほとんど書かれていません。女性の好みについての考え方はうるせーけど。たぶん、大らかな時代のアイドルだったトシちゃんは「抱きしめてTONIGHT」といわんばかりに言い寄ってくる女性ファンにも手を出しまくっていたんじゃなかろうか。想像だけども。
結局のところトップアイドル「田原俊彦」の語る男らしさっていうのは「周囲には反抗しているように見せているけども、実際は長いものに巻かれながらも『俺はやってやったぜ!』とイキがってみせるメソッドということなのでしょう。
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(今週更新された記事のために行われていた検証の細かさに敗北感を抱きました)
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