サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

クリスマスにおすすめ!ウルトラの父と母の「賢者の贈り物」

こんにちは。

 あっというまに今年も後少しになりました。来週にはクリスマス・イブを控えて、街には思わず「うるせー!」と怒鳴りたくなるほどワムゥとマライヤ・キャリーと山下達郎などの曲で溢れています。

 

 

 

    さて本題。今回「理想のコンビって?」というテーマに沿ってこのブログを書いていますが、ついでにクリスマスにも便乗させてもらいましょう。理想のコンビっていったらそりゃいうまでもなく「円満な夫婦」ですよ。そんな夫婦の美しさを題材にした音楽や映画、文学は数多くありますけれど最もよく知られているのは、クリスマスを舞台にしたオー・ヘンリー作「賢者の贈り物」じゃないでしょうか。

賢者の贈り物 - Wikipedia

 

名作「賢者の贈り物」をウルトラマンの世界で表現 

 ある貧乏な夫婦が相手にクリスマスプレゼントをあげたいとお互いに思っており、夫は大事な時計を売って作ったお金で美しい妻の髪のために高級な櫛を、妻は自慢の髪の毛を売って作ったお金で、夫の宝物である懐中時計の鎖をそれぞれ買った。お互いにプレゼントを秘密にしていたため、海中時計の鎖と櫛は二人にとって不要なものになった。だけどその行き違いはお互いを思いやる心ゆえのものであり、何よりも尊いものである。この物語に理想の夫婦像を見る人もいるでしょう。

このエピソードをウルトラマンの世界で表現したらこうなった。

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 物語の主役はウルトラの父こと「ウルトラマンケン」。そしてウルトラの母こと「ウルトラウーマンマリー」。大事な宝物を手放して、お互いのプレゼントを工面する美しい夫婦愛を描いているところは原作と同じなんだけども、なにせこのお二人は表情がお硬いせいで喜怒哀楽がぜんぜん読めないため、物語の良さがあまり伝わってこないのがこの本の最大の欠点。本来は心温まる夫婦の物語なのに、全然心が温まらない「何だこりゃ?」なアイテムです。あ、ちなみに「ケン」と「マリー」は二人の本名。

 

遠くの星から来た男たちの教える愛と勇気 

 こんなふうにイマイチな作品もあるけど、この「ウルトラ怪獣絵本」は子どもの絵本の読み聞かせにおススメ。僕も娘に絵本の読み聞かせなどをやっていますけれど物語に興味を持てなかったり、昔からある本のため内容を知っていたりとかするとダラけてきて、その朗読もついつい手を抜きがちになりがち。そういうところに子どもというのは敏感なのでできるだけ親子揃って本を楽しみたい。そんな全国のお父さんにぜひともお試しいただきたいシリーズです。

 

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  ウルトラかいじゅう絵本シリーズ。写真は「バルタンとてぶくろ」。こんなふうに描かれるとウルトラマンのライバルであるバルタン星人も可愛く見えてくるから不思議。

この絵本の詳細は以下ホームページ

あいうえお館

 

 

 古今東西の名作童話や民話、オリジナルの物語を交えて「手洗いうがい」や「あいさつ」など子どものしつけに大切なものを、ウルトラ兄弟や愛嬌たっぷりの怪獣たちが教えてくれる絵本。今回、僕の買ったのは狐のこどもが母親狐に手を人間のものにしてもらい、人間の街に手袋を買いに行く新見南吉さんの名作童話「手ぶくろを買いに」をバルタン星人の親子に置き換えた「バルタンとてぶくろ」。ほか2冊。ウルトラマンジードやオーブを通じてウルトラマンを知った娘も「ウルトラマンだ!」と笑いながら読み聞かせを聞いてくれます。子どもの頃から好きだったヒーローを通じて名作童話に親しめるこの本。かつてウルトラマン好きだったお父さんと、今なおウルトラマン好きなお父さんにおすすめ。ぜひ手にとって、親子で読んでもらいたい!!

 

  


 

 

賢者の贈り物=コミュニケーション不足論に膝を打った

 後、この賢者の贈り物について僕の妹は「この夫婦って単なるコミュニケーション不足だね。実はあまり仲良くないんじゃないのかと思うよ」というド正論を語っており、その説得力ある意見に、思わず僕も納得させられました。夫婦の会話もっと増やそう。

 

そんなこんなで皆さんもいいクリスマスを。

 

 

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タロウを育てたウルトラの父ウルトラの母みたいな夫婦が僕の理想。