サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

来年のプリキュアのテーマを今年のスタプリから予想してみる

こんにちは。

 

 世間はそろそろ夏休みもあと数日。20年以上社会人やっている自分が思い出すのは、小、中学生時代に40日以上の夏休みがありながらも計画的に宿題をやらずにいたために後半泣きまくっていたあの頃の苦い記憶。振り返ると、まともに宿題をきちっとした形で提出できたことなかったんじゃないかなぁ。そんなダメ人間だった僕もどうにか大人になり、毎日満員の電車に揺られて会社に通い、期日(ギリギリではあるが)までに業務をこなせるようにはなっているので今年の夏休みも宿題でアップアップなお子さんがいらっしゃる保護者の方も心配することもないっすよ。

 

 っていうことで本題。先週土・日曜日に妻と娘とで池袋まで遊びに行ってきました。目的はもちろん娘のプリキュアへの愛に応えるため、池袋サンシャインシティにて開催されていた「スター☆トゥインクルプリキュア おほしSUMMERバケーション」!

 

precure-event-ikebukuro.com

 

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 ラストの土日だけあって「キラ☆やば~っ」な混み方でしたけど娘はプリキュアのコスチュームを着て笑顔で踊ったり歌ったりご満悦。妻もスマホで写真を撮りまくり。な日になりました。ちなみにこの「キラ☆やば~っ」っていうのは物語の主人公、星奈ひかるが驚きや喜びを表す口ぐせ。先日、そのひかるのお父さん(声:大塚明夫)もゲストキャラとしてアニメで出演して親子揃って「キラ☆やば~っ」を連発していたのでその光景に似たものがあったかも。実をいうと僕の声、大塚さんに似ているのです。ごめん、うそ。

 

 そんなどうでもいい冗談をさておき。このスター☆トゥインクルプリキュアのテーマは「宇宙」。今回のこのプリキュアは宇宙からやってきた少女「ララ」と妖精「フワ」と出会い、プリキュアの力を手にしたひかるが同じくプリキュアとなった仲間たちと共にララの宇宙船で多くの惑星を行き来しながら宇宙支配を目論む組織「ノットレイダー」と戦いを繰り広げるというのが基本になっておりますが、この作品の大きな特徴はプリキュアになるのは地球人だけでなく宇宙人もであるということ。前作「HUGっと!プリキュア」は思春期の女の子だけでなく老若男女みんながプリキュアになれるという設定になっていましたが、今回は「地球人」っていう種族をも越えたことになります。

 人間の女の子だけだったプリキュアが後のシリーズで妖精や男子、成人、老人、人間界と対をなす魔法界の魔女っ子、組織を抜けた敵キャラや更にはプリキュアに守られているだけだった町の人々なども変身できる存在となり、その変身できる対象の広さが物語の多様性を具現化しているともいえますがこの長きに渡るシリーズでもまだプリキュアになっていない存在があります。それは「外国籍の女の子」。僕それをやるとしたら来年に控えた東京オリンピックのタイミングだろうなと思うんですよ。

 

 最初はオリンピックにちなんで、スポーツをモチーフにするプリキュアじゃないかと思っていたんだけどもあまりにもイージーな発想なのでもっと一捻りある筈だと考えをめぐらせているうちに今回のスタプリはメキシコ人の父親、日本人の母親を持つヒスパニック系ハーフな「雨宮えれな」がキュアソレイユとなってレギュラーを務めているのに注目。そしてこの人種を越えたキャラ、えれなを「多国籍プリキュアの準備、リサーチキャラじゃないだろうか?」と深読み。意外にありえそうでしょう?多国籍プリキュア。実現条件もそろっているんですよ。

プリキュアは海外でも放映されていて人気が高い
 ⇒海外マーケットの拡大という意味においても、旨味がある。

②来年は東京オリンピック

 ⇒外国に注目が集まる機会も増える。

③テーマのひとつ「多様性」に符合する
 ⇒外国籍の女の子プリキュアは出ていない

④ハーフキャラを今作で出している

 ⇒外国籍キャラへの不慣れさを減らす効果を狙っている(想像)

東映の特撮番組で「国」をモチーフとした作品がある

 ⇒バトルフィーバーJっていう多国籍プリキュアのルーツになりそうな作品がある。厳密にいうとこの作品の変身メンバーは外国籍ではないんだけどもね。

 

 こんな感じにこの予想を組み立てる材料を述べてみたけれどどう?外国プリキュア、あってもいいんじゃない?って思えてくるでしょう?さてさて今回のこの予想。見事に的中か大外れかおたのしみ。ただ、仮にそうなったとしても日本制作のアニメである以上、メインキャラは日本人の女の子だとは思う。この多国籍プリキュアが実現したら、プリキュアのモチーフを国名ではなくオリンピックの五輪にちなんで「アジア」「アメリカ」「アフリカ」「オセアニア」「ヨーロッパ」という風にするかも。でなけりゃ、日本のプリキュアチームだけでなく世界各国にもプリキュアチームがあるという設定になったりするかも。シンプルに物語の舞台は日本でインターナショナルスクールに通う人種の異なる女の子たちのプリキュアとかにするのが妥当か?などと決まってもないのに、勝手に考えています。だけど、プリキュアが世界中の女の子たちに人気なら白人や黒人の子もプリキュアとなって戦う物語を見たいだろうなぁ。そうなったら多くの子がきっと喜ぶだろうなと思うんですよ。いつの日か実現したらいいのに。

 

※こういうことをいっていいか分からないけど、良質なエンタテインメントを作ることに軸足を置きながら「子育て」や「ジェンダーフリー」「男性に頼らない、自分の足で立てる女性の自立」など常に社会にもしっかり目を向け、世相に向けて何らかの言葉を発してきた「プリキュア」が現在、この国を覆っている「ナショナリズム」的なものに何もいわずにいるなどありえない。という期待みたいなものもおそらく僕の中にはあるっていうことは正直認めざるを得ない。プリキュアにそういうのを背負わせるつもりなんてまったくないが。ってかそんなの背負わせたらダメだ。