こんにちは。
今回のテーマは受験。そこで今回は、どんなバカでも成績アップできるという、ある(うさんくさい)学習補助アイテムについて語ろうと思います。
Dr.キャッポー
(ドクターキャッポー)
α波で成績アップ?ドクターキャッポー!
商品全体から漂う胡散臭さがたまりません。どういう商品かというと左手を手形部分に当てて、本体の右側にあるダイヤルを操作。機器から発生する音と周波数を使って、脳が最もリラックスする状態「α波」が出ているかどうか測定する機器だそうな。つまり「α波が出てない時は頭もリラックスできていないので勉強はやめろ」っていう日もあるってことなのか?
この商品、旺文社や学研の中高生向け学習雑誌の広告などでよく掲載されていたけど覚えている人はどのくらいいるでしょうか?
こんな写真を交え、学校の成績が悪くて憧れの女子からいつもゴミ扱いされるバカな生徒がこの機械を使って大逆転!金持ちでイヤミな優等生をテストで破り、憧れの女子も自分に靡き、勉強も恋も大勝利!みたいなマンガに本当かどうか分からない体験談がセットになっているのがデフォルトでした。商品自体は胡散くささとは別に、その体験談を語る少年の面はだいたい勉強できなさそうなオーラの漂うアホ面だったのでそれなりに説得力もあったのを記憶しています。 ただ普通に考えて「おそらく効果ないだろうな」と考えて商品に手を伸ばさなかった人が大多数だったのは想像に難くありません。
金をドブに捨てた人の貴重な記録
でも、やっぱり世間は広かった!いたんですよ購入者!以下のブログは80年代当時、ドクターキャッポーを購入したユーザーの体験談。
「青春の忘れ物」っていうタイトルもまた味わい深い。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/5389/words/dr/
リンクがすでに切れているため読めませんが、このブログによると体験者はドクターキャッポーを使って実際に成績アップできたそうな。ただこの機械の効果によるものかどうかは未知数。どういうことかっていうと、高いお金を出してこの商品を買ったためテストでどうしてもいい点を取りたくて、測定結果に関係なくひたすらガリ勉。その結果、めでたく最高得点だった。とのこと。…笑いました。
さらに、このドクターキャッポーを使っている動画も!
世間にゃまだまだ知らないことがたくさんあるんだな。
ぼくたちは勉強ができない 1-4巻セット [ 筒井 大志 ]
|
今週のお題「受験」