サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

るろうに剣心の北海道編にちなみ、目先を変えた新撰組スポットを紹介

こんにちは。

 本日発売のジャンプSQで連載スタートとなる「るろうに剣心」の北海道編。

jumpsq.shueisha.co.jp

 

 20年前にジャンプでリアルタイムに読んでいたおっさんとしてはこの情報は感慨深くもあり、どんな物語になるかはかなり気になるところであります。どうでもいい話だけど物語の主人公「緋村剣心」はこの時28歳。その師匠である比古清十郎は43歳。所詮フィクションといえ、自分が物語の主人公の年齢をとっくに超え、連載当時、「おっさん」だなと認識していた40代になっている事に淋しさも覚えたりするセンチメンタルな41歳の自分。

 

 さて本題。幕末〜明治が舞台なだけあってこの物語には回想も含め多くの剣客が出演。その中でも対立関係にあった新撰組はかなり大きなウェートを占めています。とりわけ元新撰組の三番隊組長であり、剣心のライバルとして斉藤一をクローズアップしたのはこの作品の功績。それまで殆どの人にとって新撰組沖田総司土方歳三近藤勇でしたから。ただ、僕はこの三人に沖田総司はBカップ」という名言を生み出した女優、牧瀬里穂を加えたいと思います。懐かしいなぁ。

牧瀬里穂 - Wikipedia

 ちなみにウッチャンナンチャンの所属する芸能プロ「マセキ芸能社」はこの牧瀬里穂の人気にあやかり「マセキ里穂」という女性ユニットを期間限定デビューさせていることを覚えている人、いるでしょうか?

ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン - Wikipedia

 

 ほんとにどうでもいい雑学はこの辺にして。さて、この新撰組。東京都多摩地区出身(現在の調布、日野)の近藤や土方らの手で組織されたこともあって、多摩地域新撰組のルーツである
と広く知られており、日野市も新撰組を地域おこしに活用。毎年多くの新撰組ファンが訪れているとのこと。

guide.travel.co.jp

 

 今回紹介するスポットは日野市ではなく、東京都西多摩地区のあきる野市。そのあきる野市にある、都内でもめずらしい醤油醸造会社「近藤醸造」です。

 

 

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www.kondojozo.com

 

 この会社名を見てピンと来ている人も多いでしょうがこの醸造元、創業者の実家が新撰組の局長「近藤勇」らの学んだ剣術「天然理心流」宗家であった「近藤家」と親戚との事。

 

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 明治41年に創業以来、現在都内でも唯一の醤油醸造元です。本社には直売所も併設されており、店内には醤油だけでなく、醤油味のアイスクリームも。

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 創業百年を超える醤油づくりの伝統と、多摩の猛者達を支えた「天然理心流」。2つの歴史に思いを馳せてみるのも一興。新撰組に興味があったらぜひ、皆さんもあきる野市の近藤醸造を訪れてみて下さい。

 

 


 

 

※たぶん北海道編は明治6年に札幌に渡った二番隊組長「永倉新八」も出るだろうな。

面白くないテレビの時間を減らしたら、生活が軽くなった

こんにちは

 世間ではもうそろそろ夏を抜けて秋。今年遅めの夏休みを取ろうとしたらお得意さんの都合でその夏休みの予定もパー。やさぐれている今日、この頃です。このスライドさせた休みは10月に貰える事も確定になったので、今日も怒りを堪えて電車でクライアント周り。現在も電車でちまちまスマホからブログ下書き修正中。そんな僕の近況なんて、どうでもいいか。

 

 さて本題。実は最近、このブログであるテーマを設けています。それは何かというと、普段読ませてもらっているブログについて言及して、そこから話を広げていくということ。そんでもって今回はこのブログ記事。

nikorich9.hatenablog.com

 

 そういや自分自身もロクにテレビ見てません。自分の趣味で見ている「ウルトラマンジード」と娘といっしょにみている「キラキラ☆プリキュアアラモード」、「アバローのプリンセスエレナ」、そのほかNHKの教育番組、ニュースだけで問題なし。このため恋ダンスもろくにしりませんでした。会社で同僚がいくえみ稜原作のドラマ「あなたのことはそれほど」について語っていましたけど、僕に言わせりゃ「テレビのことはそれほど・・・」といった感じです。

 

 この辺で話をもとに戻しましょう。なんでみんなテレビを見なくなったのか?という問いにこのブロガーさんは「番組コンテンツの低下」「You tuberの台頭などによる芸能人の凡庸化」などをその理由にあげています。テレビが面白くないから、みんなも見なくなった。それは確かにその通りなんですけれど、僕はまたもうひとつ大きな理由があるんじゃないか?と考えます。

 それはおそらく「みんな表現者になりたくなったからじゃないだろうか?」 僕の学生時代には「自分の内面」を発露させることのできるインフラがなかった。 あってせいぜいラジオ番組やNTTの伝言ダイヤル、コミケ程度。 ツイッターやブログ、インスタグラムがなかった時代は大多数に自分の思っていること、やってみたいことを伝える手段自体がありませんでした。 だから逆にいうと「大多数に自分を表現するためにはえらい手間がかかっていたのです。毎週1回の番組でハガキを読んでもらうため 毎週10~20枚もハガキ書いたり、漫画描いたり。

 この当時の僕らにはラジオでもコミケでもいいから自分がコレ!と決めた舞台で本気になってスターになろうとしたり、なりたいと願っていたような空気が確かにありました。だけど現在は便利になり、なにもわざわざスターにならなくてもツイッターやブログで自分の声が大多数に届いてしまう。 著名なYoutuberとなるのは大変でしょうが、そこそこの集団に「自分の存在」を発信することは極めて敷居が低くなった。そしてその叫びが届く範囲の中では、人は孤独じゃなくなります。僕の考えるテレビ番組の本質とは「暇つぶし」「話題のためのコミュニケーションツール」のふたつですが、情報を発信して暇つぶしができるだけでなく、コミュニケーションもできるんだったらそりゃ誰だって受動的な「メディアの受け手」より「メディアの発信者」になりたいよな、という話です。
  

 ただ、そこには同時に以下の危うさも潜みます。自分の声を拾ってくれた人から気が合いそうな人を選んでグループを作る。 気が合いそう=価値観が同じなので、他の価値観に対する興味を失っていく。 個人の嗜好はタコ壺みたいに細分化されていき、異なるものは交わることもない。 異なるものに触れる事がなければ好奇心も日常に求める刺激も欲することはない。 また、僕を含めたこういうインディーな表現者が多数現れた事で「情報の玉石混交」がひどくなっているという点も忘れてはなりません。情報の正誤性と質、独自性、それを公開するモラル諸々が良く言えば「雑多」で「多様」だけども悪く言えば「野放図」であり、 その負の側面がフェイクニュースみたく他人を貶めることだけを目的にした情報を広げ、差別を助長するということも起こる。これこそがこの10年間のネットをめぐる現状であり、どう克服するべきかという課題だというのが僕の認識です。僕らは情報の受け手でもあり発信者でもある。その両面のモラルを考えなくてはいけないというめんどくせー時代を生きなくてはいけない。結構、コレってシンドイよね。

 

www.pojihiguma.com

 メディアの多様化っていうか、面白くないテレビをダラダラ見る時間がもったいなく、ただ目的なしに映像と音楽を流しているのがめんどくせーっていう立場でテレビでを見なくなった僕。上記のブログのテーマ、「テレビで国民がバカになるか?」といった疑問は昭和30年代の評論家、大宅壮一の語った「一億総白痴化」論をルーツとするもので、その論拠となっているのは「テレビは受動的に映し出されてくる映像、音声を聞くだけなので想像力や思考力を低下させる」っていう指摘なんだけども、その情報の受動態でいる事に飽きちゃったのが現代。大宅壮一もこんな時代を想像できなかっただろうな。えらい時代になったなぁ、と思う。 

一億総白痴化 - Wikipedia

 

 そうこう言っている間にそろそろ目的駅。皆さんも、どうかお仕事頑張って!あと学生は思いっきり夏休み楽しんでおけ!もう、こんな長いモラトリアムねーぞ

 


 

海パン刑事の元ネタはこち亀ではありません!

こんにちは

 本日のブログはこの話題から。

nlab.itmedia.co.jp

 コレどういう話かっていうと福岡県警が海水浴に来た客の荷物置き引きの防止策として、水着姿の私服警察を海に派遣。その効果も上々とのことでまぁ結構な事だけど、この話題で使われている「海パン刑事」なるフレーズの元ネタを「こち亀」のゲストキャラ「海パン刑事」こと汚野刑事だと思っている人が多いそうな。

 

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出典:こちら葛飾区亀有公園前派出所(秋本 治)_集英社

 

 

特殊刑事課 - Wikipedia

 こち亀では警視庁で犯人検挙率No,1を誇る超エリート刑事として登場。隠し事が大嫌いな性格で籠城する強盗犯などの前では自ら海パンを脱ぎ、全裸になって説得を試みたりした事で両津に変態扱いされたインパクトの強いキャラでした。ただ、このキャラも本来の海パン刑事のパロディーであり、その元ネタを語る機会もあまりありません。なので、改めて本日は本来の海パン刑事について語ってみたく思います。

 

 まず、本来の海パン刑事ってナニ?それは写真左でギターをひいてるこの人。

 

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※写真は以下のブログより

DVD-BOX「北野ファンクラブ」 - じゃがいも畑でつかまえて

 

 

 海パン刑事っていうのは90年代に放映されたビートたけしの深夜番組「北野ファンクラブ」のコントドラマに出てくるキャラでした。それをこち亀作者の秋本治さんがネタとして登場させたのが皆さんも良くご存知の海パン刑事だったんだけど、深夜番組とこの頃500万もの発行部数を誇る怪物みたいな漫画雑誌とじゃメディアの影響度は比べ物にもなりません。結果、パロディーがオリジナルを飲み込んだ形で「海パン刑事」の名は世間に広まったのでした。 

 

北野ファンクラブ - Wikipedia

 

 テレビ化された深夜ラジオとも呼ばれるこの番組のコンセプトは「下品」。放送禁止用語を連発しまくり、たけし軍団の全裸出演なども当たり前のように毎回行われており、現在のキツい規制では放映そのものができないほどひどい番組でした。ひどいんだけど、僕、大好きでした。

 

 僕はPTAが眉をしかめるような「エロ」や「下品」さがテレビで許されたギリギリの世代。11PMやその後番組のEXテレビテレビ東京の伝説的なエロ番組「ギルガメッシュNIGHT」などなど。そういったものが許されなくなったのは、ある意味でこの国の人権意識やモラルの成長であるともいえるんだけども、やっぱりさびしくも思うおっさんな自分。

 

 

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動物王国で有名なムツゴロウさんの自伝マンガについて語る

こんにちは。

 サブカルチャーのちょっぴりマイナーな話をメインに扱っているこのブログ。記事ネタはおもに自分の記憶力なんだけどその記憶が意外なところから呼び起こされることも少なくありません。

 今回、紹介させていただくのはこの記事。

www.yukicoco.net

 

 食用ほおずきというめずらしい食べ物について記事を読むうちに「おいしそう」という感想からいつの間にか「あれ?俺はこのほおずき、食べたことないけれど知っているぞ?」という感情になっていったので、記憶を検索。そんでもって出てきたのがこのマンガでした。

 

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 コレ何かっていいますと、ムツゴロウさん原作の少年時代を描いた自伝マンガ。なんと作画が川崎のぼる先生というすげー豪華なタッグによって作られた作品で、今から40年近く前に月刊コロコロコミックで連載されていました。僕が小学生になるかどうかの頃に読んでいたのを今でも覚えています。

 

 お医者さんだった父親が満州国に赴任することとなったために、満蒙開拓団の村に来たムツゴロウ少年と一家の思い出をベースに語られるユニークなエピソードが物語の中心。その中に食用ほおずきの食べ方、味が紹介されていたのです。ただこのエピソードに出てくる食用ほおずきは「食べて美味しい」じゃなく「食べて生命をつなぐ」という、ヘビーなものでした。

 

 父の往診の付き添いで村を出たムツゴロウ少年はその帰路で親子二人揃って吹雪に見舞われます。このままじゃ二人とも遭難する!何とかしないと!そんな時ムツゴロウの父親が見つけたものこそ野生の食用ほおずきだったのです。ムツゴロウ少年は父親に従いポケットいっぱいにほおずきを入れて吹雪の中を歩きながらほおずきを少しずつ食べてどうにか生き延びた。っていう話でした。どこまでが実話でどこまでがフィクションなのかは分かりませんけど、それを見た幼い僕はたまたま自宅にあったほおずき(観賞用)をマンガに習って軽く揉み、口に放り込みました。その途端に酸っぱさと苦さが同居している味が口いっぱいに広がったのでした。食用ほおずき。あらためて食べてみたいと思ったのと同時に、ふと脳裏をよぎった自らの少年時代のどうでもいい記憶。このブログは僕のそんなどうでもいい記憶でできています。

 まだまだ続くぜ俺のマイナー道。今後もどうぞ、ご贔屓に!!  

 


 

※単なる動物好きのおじいさんじゃなく、この人の人生ってパンクロックだよなと思う。 

80年代の愛すべき個性的アイスをまとめて紹介

こんにちは

 今回のブログはもう夏も本番に入ったこともあるので今週のお題「好きなアイス」から。ただ、このテーマで書かれる記事のほとんどは「このアイスが美味しくて好き!」「私のお気に入りはこのアイス」とかいうふうに、アイスの「味」という観点から語られると思うので、このブログではマイナーなアイスを紹介というスタンスで話を進めてみたく思います。ってか、以前書いたアイスにまつわる記事の総まとめなんだけどね。

 ってな具合でまず紹介するのがこの商品。

 

①わたぼうし

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   ロッテのアイスでロングセラーを誇る「雪見だいふく」のプロトタイプ商品。違いはアイスを大福でなく、マシュマロでくるんだ点。

 

www.youtube.com

 コレは昭和50年代の初期に発売された頃のCM。子供の頃に食べてその味が衝撃的でした。その後にこの商品は「雪見だいふく」となって再発売されたんだけども、正直言って僕はわたぼうしのほうが好きだった。30数年の時を経て、このわたぼうしをまた食べたくなったため手作りに挑んだのがこの記事。

 

arrow1953.hatenablog.com

 

②立たされん坊

 アイスキャンデーの棒に「当たり」のマークがあったらもう一本!というサービス。もう一本当たりなんてケチくせぇ!昔は最大で3本当たり!ってアイスがあったんだぜ!

arrow1953.hatenablog.com

 こういう太っ腹なアイス、もう出ないのかなぁ。

 

③ぷらもで〜る

 日本のアイスの歴史でも最大のキワモノ。なんとアイスの棒がプラモになる。

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 この商品を作った人はたぶん天才かバカのどちらか。

arrow1953.hatenablog.com

 いかがでしたでしょうか?これらの商品は現在残っておらず、言ってみれば時代と共にどこかへ行き、誰の記憶にも残らないという結果となった商品。「負け犬」ですはっきりいって。だけどもこれらの商品にはどれも「他社が売れているから、ウチでも真似してやろう」とかいったセコい考えじゃなく「どこの会社も思いつかないもの、作らないものを作ってアイスの市場を俺らで独占してやるぜ!」とかいう野心と意気込みが溢れているように思えます。万人が旨い!というアイスなんかよりも、こういう不器用な奴らの方が魅力的で僕は好き。そして僕はこの不器用なヤツらを多くの人に知ってもらいたい。

 

 


 

今週のお題「好きなアイス」

「ジャンプ放送局」単行本はヘタな漫画なんかよりもおもしろい!

こんにちは。

 本日のテーマは創刊50周年を越える「週刊少年ジャンプ」。おっさんとなった現在の僕も愛読している漫画雑誌です。

 

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ジャンプ放送局。それは漫画よりおもしろい読者コーナー

 ポスターには創刊間もない頃から発行部数650万部を越えた90年代初頭の人気作のキャラが所狭しと並んでおります。だけど、このポスターには僕と同世代のジャンプ読者たちにとっては忘れることのできないキャラたちが描かれていません。そのキャラたちとはコレです。

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左:独身、非モテをよくネタにされたイラストレーター「どいん(土居孝幸)」 

中央:大洋ホエールズ(現在:横浜ベイスターズ)ファンで、後にゲーム「桃太郎シリーズ」作成。人ゲームクリエーターとなった「さくちゃん(さくまあきら)」

右:当時は駆け出しだったけど、気づいたらこれまた人気ベテラン声優。小さい胸ネタなどで、読者にいじられていた「ちさタロー(横山智佐)」

奥:デザイン事務所の経営者ながらも貧乏の似合うキャラとして、多くの読者から愛されていた「榎本◯歳(榎本一夫)※◯印には当時の実年齢が入る」。以外に知られていないけれど、RPGドラゴンクエスト」のロゴデザインを手がけた人でもある。

 以下はジャンプ放送局が掲載されていた1982年~1995年までのコーナーや投稿者ほか関わったスタッフの情報などを網羅したサイト。その緻密さはすげー。

JBS Memorial

 

 この4人の担当するコーナーこそ、下手な漫画より面白かった「ジャンプ放送局」。いわゆる読者の投稿お便りコーナーです。

※上記以外にも担当者はいるけど僕にとって全盛期はこの4人の担当時代。

 人気絶頂だったドラゴンボールの名場面を読者がギャグでパロった「ドラゴンボールのパロディ特集」、読者の周りにいる変人たちのエピソードを紹介する「奇特人間大賞」ほか、読者の考えたドラクエ風モンスターを46都道府県分集めデータ化して、強さを競い合う「JBSクエスト」など、独特な企画に読者も盛り上がりました。

 

ジャンプ放送局が漫画を凌駕した日 

 このコーナーはハガキの投稿者が掲載数、ネタのおもしろさによって獲得できるポイントを競い合うものであり、半年間で獲得できたポイントで優勝者が決まるというのが最大のウリ。その掲載ネタのクオリティも高く、このコーナーの投稿ネタだけで単行本が販売された程でした。ちなみにこのコーナー、掲載漫画の人気を競う読者アンケートで他の連載をぶっちぎり、アンケート3位になったこともあったそうな。

 

ジャンプ放送局は日本エンタテインメントの梁山泊

    このジャンプ放送局はトータルで13年継続。投稿常連の中には後継の投稿コーナー「ジャンプ団」で構成ほか漫画原作などを手がけるライター「井沢ひろし(投稿時代のペンネーム:どんちゃん)」や、「もやもやさまぁ〜ず」などの構成を手がけている放送作家の「北本かつら(投稿時代のペンネーム:竜王は生きていた)」などのプロもいるため、このコーナーは図らずも作家や声優など現在のエンタティンメントを支える人材を育てた養成所であり、なにより桃太郎シリーズとドラクエ誕生にも部分的に関わっていた(さくまあきらドラクエ原作者の堀井雄二と友人)ことなどを考えても、これを雑誌のおまけ的ポジションにある読者コーナーとは呼べません。このジャンプ放送局そのものが壮大な作品だったといってもいいでしょう。もうこういう読者コーナーは現れないだろうな。

 

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センチメンタル・バスの曲は今でも暑い夏に聴きたくなる

こんにちは。

 本日は久々に「今週のお題」ネタでブログを書いてみようと思います。テーマは「私の夏うた」。
 自分が物心着いた頃から現在に至るまで聞いてきた、夏をテーマとする数多くの歌。世間の皆さんはだいたいどういった曲を連想するんだろうと思って、以下のサイトを調べてみました。

 

www.joysound.com

 

 

music.oricon.co.jp

 これらのサイトにあるのはまさに夏を代表する曲でありどれも10年、20年と夏が来る毎に人々の記憶から思い出されて口ずさまれ続けることでしょう。だけど、僕がこのブログ記事で強く推したい曲は上記サイトにはありませんでした。それなりにヒットした曲で、ドラムが刻むリズムも心地いい名曲だと思っていたんだけど、現在となっては殆ど誰も語ることのない夏のうた。「センチメンタル・バス」の「Sunny Day Sunday」をこのブログで推したいと思います。

センチメンタル・バス - Wikipedia

 98年のユニット結成後、99年に同曲がポカリスエットのCM曲に抜擢されたこともあって、圏外をうろつく立場からいきなりオリコンベスト10にランクイン。その後、いくつか曲を発表したもののオリコン10位どころか20位以下を彷徨うこととなり、気づいたら活動を辞めていた、まさにひと夏の思い出ユニット。このCMに出ていた後藤理沙の可愛さもまた、特筆に値しますけど現在の後藤理沙については、特に言う事もありません。

 

www.youtube.com

 このCM放映時、僕は大学4年生。いってみりゃ学生というモラトリアム時代最後を飾った夏のうたということになります。あのアホみたいに長い夏休みや部活の合宿、バイトに明け暮れながらゼミで提出する映画制作のシナリオ執筆。映画作成。どれも懐かしいけどその思い出はもう断片的なものとなっており、明確な記憶とは言い難いものとなりました。その楽しかった!!という感情もひょっとしたら自分の中で美化・改竄されているもので、本当の所はそんなに色鮮やかなものでもなかったのかもしれない。あの頃のゼミの仲間や大学時代の友人、その当時好きだった女の子の表情。どれももやがかかっており、彼らの声や記憶にあることばも、年々ノイズがひどくなっています。たぶんもう数年後には僕は彼らの名前さえ忘れるかもしれません。薄情だけど。

 だけど。僕はあの学生時代最後の夏の質感を、絶対に忘れない。青臭いけどまだ「夢」というものを信じており、それを実現するためにどうしたらいいんだろうか?と足りない頭で考えて、足掻いていた日々を忘れない。周りに元気が出るものが欲しいと思っていた時にこのメロディが気に入り、携帯電話の着信曲に選んだ曲こそが、この曲でした。なんかセンチメンタルな文章になったな。こっ恥ずかしいけれども、たまにゃいい。

 

 

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今週のお題「私の『夏うた』」