サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

俵万智公認?サラダ記念日に捧げられた下品な返歌集

 こんにちは。本日はバレンタインデーのお返しである3/14のホワイトデーってことで恋愛にちなんだ記事でも書いてみたいと思っております。

 

 

 

 

若い男女の綴る、短歌の交流

いきなりですけど皆さんこのブログ記事を読んだことってありますか?

con2469.hatenablog.com

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 コレはどんなブログかっていうとタイトルそのまんまで、好きな女の子に告白をして振られた男の子がそのつらい心境を短歌で表現。その歌の中で気に入っている158首をプリントして女の子に手渡したところ、全部の短歌に感想を貰えたっていう珍しい体験について語った記事です。

 

実は、ぼくは一昨年の年末から「西村取想」という名前で短歌を作り、毎日1首以上をTwitterに投稿しています。

 今回はその短歌にまつわる話です。 1ヶ月前に1年半ほど片想いをしていた女の子に告白をしたらふられました。普通だったらそこでお互いに気まずくなって関係がギクシャクしてしまうのかもしれませんが、ぼくは諦めが悪いというか打たれ強いというかタチが悪いというかなんというかなので、後日その女の子に「その女の子のことを想って過去に作った短歌から選んだ158首」をA4用紙(9枚)に印刷して「ラブレターです」と言って渡しました。その女の子は優しいというかなんというかなので「ありがとう!読んだら感想言うね!」と言って受け取ってくれました。 そしてさらに後日、ふたりでスカイプ通話をしているときに「そういえば感想まだ言ってなかったね。今から言うね」と相手が言ったので、全体に対する感想を言ってくれるのかなと思っていたら、なんと最初から1首ずつ読み上げて感想を言い始めてくれました。それがとても嬉しかったので、その一部をみなさんと共有しようというのが本記事です。

告白したらふられたので「その女の子のことを想って過去に作った短歌から選んだ158首」を紙に印刷して本人に渡したら1首ずつ感想をくれた話【前編】 - 鯖寿司が食べたい

 

 この歌とその女の子が述べた感想についてはここでどうこう述べません。だけども、このように男女がお互いの想いを「短歌」で表現して伝え合う」のは風情がありなかなかいいものだなと思います。

 

短歌と言ったら俵万智のサラダ記念日 

 さて本題。短歌といえば僕たちの世代でピンとくるのはやはり俵万智さん。複雑かつ多様性に満ちた男女の機微をシンプルな三十一文字でつづった短歌集「サラダ記念日」は多くの支持を受けてベストセラーにもなりました。お馴染みの映画「男はつらいよ」でも「寅次郎のサラダ記念日」という作品が作られたり、80年代の名作アニメ「めぞん一刻」第86話では「衝撃の一夜!明日菜のサラダ記念日」というエピソードタイトルをつけたりなどまぁ、ほんとにその人気はその当時子どもだった僕が見ても「すげぇ」と思わざるを得ない程でした。

 

サラダ記念日 - Wikipedia

 

 そんなベストセラーのサラダ記念日に対する「男たちのサラダ記念日」というの本があったのを皆さんご存知でしょうか。

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左:サラダ記念日
右:男たちのサラダ記念日

 

俵万智の歌に贈られた、下品な返歌集

 この男たちのサラダ記念日っていう本は「サラダ倶楽部」という正体不明のグループにより綴られた、サラダ記念日に収録されている短歌への返歌集。どんな返歌かというと全編にわたってこんな具合。

 以下、引用(赤:サラダ記念日 / 青:男たちのサラダ記念日

 

君を待つ      土曜日なりき 待つという 時間を食べて 女は生きる
そういえば   年も名前も聞かないで   SEXしちゃったこの娘は誰だ

女性は愛する君を待つ時間を食らい、男は性欲のままに若き女性に肉体を食らいたがるという身も蓋もない男の欲求の吐露。この男を誰かぶん殴ってやれ。

 

気がつけば 君の好める 花模様 ばかり手にして いる試着室
もう少し ヤセた方がと 言いかけて やめたウエスト 85のオレ  

他人のことを、どうこういうより自分をどうにかしろ。

 

あかねさす テラスはつかに 春を告げ くるんと次の葉を出すアビス
ブラウスの 袖口のレースに 照れ笑う 新郎は元柔道部主将

めちゃくちゃ。こんなのもう返歌でもねぇ。

 

二番目に 愛されたれば それゆえに 決められており 「愛人タイプ」
もう二度と 合わぬと思い 抱いた人 人妻と知り 得した気分

不倫について歌っているがこれほどまで違うものなのか。背徳的かつ情調的な俵万智に比べて下品さしか感じない返歌。

 

 バカ野郎。以外の単語が出てきません。だけどこの本、そこそこ売れたそうな。ただかなりレアな本なので古本屋を回ってもなかなか出てこないため、興味ある人がいたらヤフオクあたりで探してみたらいかがでしょう。サラダ記念日と比べながら読むとこの返歌を詠んだ男どもの教養の無さと下品さなどが際立ち、笑えます。ってなところで、これにて!

 

 


 

 

※インターネット古本屋だったらそこそこある店舗も。笑えはするけど、何の足しにもならない本であるということはご了承下さい。ベストセラーにもなったけど、この頃はまだ女性も結婚、家庭という価値観に強く縛られていた時期でもあったため現在の女性たちがサラダ記念日に共感できるのかどうか?というのは分からないなぁ。この辺について、ぜひとも女性に聞いてみたいとも思っている。