サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

安倍総理の吉本新喜劇出演は何がダメなのかを考える。

こんにちは。

 先日は日本各地で統一地方選が行われましたが、皆さんちゃんと投票に行きました?このブログはサブカル関連の雑学が中心で政治専門ブログではないので、各地の結果を徹底分析!みたいなものはやりませんが大阪補選について気になる話題がありました。

f:id:arrow1953:20190423020831p:plain

 

 

 

安倍総理吉本新喜劇出演 

www.asahi.com

lite-ra.com

 

劇場型政治から、劇場に立つ政治となる

 ニュースによると安倍総理が大阪の吉本新喜劇にサプライズ出演!舞台の上で6月に大阪で予定されているG20の会議について来場者に協力を求めたっていう話だそうな。協力もなにも世界各国のお偉方が集まる会議で、僕らに何をしろというんだ?というのが率直な疑問ではありますけどもそんなのは単なる建前。大阪では苦戦が予想されていた自民候補のため顔を売りに行ったというのが実際のところなのでしょう。

 

 ただ大阪維新の会安倍総理は昵懇の間柄であり、大阪の北川候補の応援にはあまり乗り気でなかったという情報が週刊誌かなにかに書いてあったので、安倍総理自身の本音はどこにあるのか分かりません。

 

www.jiji.com

 

※大阪の政治情勢って複雑なのよ。

 

 嘗て多くの国民が自民党の政治運営に対して愛想をつかしかけた時、自浄作用として期待された小泉元総理はまるでTVドラマの演出みたいな言動と行動を盛り込んだ演出をメディアの前で見せつける「劇場型政治」「小泉劇場」などといわれる手法で多くの支持を集めましたが、まさか現役の総理が本当に「劇場」に立つなどとは想像もしませんでした。

 

小泉劇場 - Wikipedia

 

ポピュリズムにうんざり

 今さらこの件についての批判をグダグダ言うのも野暮なので「ポピュリズム、ここに極まれり」と、ため息交じりの愚痴を呟いておきましょう。自民や他の野党が付け入ることもできないほど大阪維新の会が人気を集めているだけでなく、リンク先の時事通信の記事が事実だとしたら安倍総理もおそらく本気で自民の候補を応援してもいない。ほぼ大阪維新の候補勝利は確定的。吉本新喜劇云々よりもこの大坂補選を巡るグダグダっぷりのほうがよっぽど喜劇です。

 

 どうせなら投開票日まで大阪に残り、自民敗北の報を受けた後でテレビの前に立ち「今日はこの辺で、勘弁しといたるわ!」といって吉本新喜劇にリスペクトを込めたパロディーで上着を着直して見せるぐらいの度量を見せてやりゃいいのにそんな器も頭の回転もない。僕は大阪から離れた東京でそんなもやもやを一日抱えておりましたとさ。

 

 

大衆は無理解ですぐ忘れてしまう。だから理性で説得するのではなく最低レベルの知的水準の者が分かるくらい演説を単純化しなくてはならない。

アドルフ・ヒトラー

 

※権力者が舞台に立つっていうのはヒトラーのこの発言に繋がっていくもんなんだよ。ポピュリズムを否定はしないけれどこれはやりすぎだ。

 

2019/6/7追記:こんなにもポピュリズムを徹底する総理っていたか?いないわな。

www.jiji.com