サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

戦争をめぐる漫画の作者による、ある対談について

こんにちは。

 日常業務にかまけてブログも怠け気味の今日この頃ですけど、皆さんお元気ですか。山本太郎サブカルをめぐる関係についての雑感や、あいちトリエンナーレを巡る表現の自由についてなどかきたいことはあるんだけど毎日の仕事で頭が疲れているせいか、全然思考が回らない。さらに本も読めないので新たな知識の蓄積にも乏しい…っていうことをウダウダいっても仕方ないな。

 

 

「戦争」は漫画で語りえるのか?

 さてさて本題。8/15は日本の終戦、いやいや敗戦記念日。それにちなんで多くのメディアでも「太平洋戦争と日本」について語るでしょうけど、その中で目を引いたのが今週の週刊ヤングマガジン(以下ヤンマガ)誌上にて企画された対談。現在ヤンマガでは特攻兵になったものの軍上部からの「特攻の命令」を拒み続け、生き残った老人の実話取材を劇作家の鴻上尚史さんがまとめた本を原作とする「不死身の特攻兵」というマンガが連載中ですが、原作を手がける鴻上さんと同じく、青年漫画誌の週刊ヤングアニマルでペリリュー(現在のパラオ共和国)で戦った日本兵の証言などを元に描くマンガ「ペリリュー」作者の武田一義さんが戦記漫画を通じて感じたことを率直に語り合っています。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

不死身の特攻兵(1) (ヤンマガKCスペシャル) [ 鴻上 尚史 ]
価格:723円(税込、送料無料) (2019/8/9時点)


 

 

 


 

 

戦争のリアリズム欠如による日本の歴史の美化

 陸軍の二等兵と空軍の特攻兵。おかれた立場は違えども二人には「気がついたら祖国は戦争を始めていて、そこに自分がまきこまれていた」といった共通点があります。この国で嘗ての戦争を語る言葉で問題なのはこの「気づいたら国民は戦争に巻き込まれていたのだ。」という数十年前の人たちの体験談をリアリズムに満ちた教訓として共有されていないという点に尽きます。だからこそ安易な「国交断絶」だの「文句があるなら戦争だ」だのといった耐え難いほど軽い言葉が巷には溢れるのでしょう。だからこそこんな軽いバカの描いた本が売れたのでしょう。

 

f:id:arrow1953:20190809010307j:plain

 

 

戦争の爽快感、戦争の充実感、戦争の感動!

 

勝っている戦争はカッコいい!

 

所詮、他人事で観客目線でしかない戦争肯定 

 なんだこの他人事な観客目線の主張。おまけにこのバカが韓国や中国等周辺国に住む人々の顔を醜く描き、針小棒大なデマを大声でまき散らしたせいで日本全体に他国へのヘイトが広まることになった。さらに、戦争で残虐な行為について反省を語ってきたひとを自虐的な価値観に洗脳された憐れな人扱い。それらを真に受けた人にも責任はあるけど、このバカはその責任から逃げまくって一介の言論人きどり。俺はこの国で多くのネトウヨを育てて政治・経済・文化をめちゃくちゃにするきっかけを作った挙句、そのネトウヨたちの素行などが問題になってくるとあっさり切り捨て保身に走り何の責任もとろうともしない小林よしのりを絶対に許さない。

 

f:id:arrow1953:20190809011207j:plain

 

 

 戦争に行きますか?それとも日本人やめますか?その問いについては戦争に向かって走りそうな国会議員がいたら辞めさせますよという答えのほかに何がある?このバカ野郎め。