サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

ホリエモン新党も宇崎ちゃんのポスターも根本的に全く同類である

こんにちは。

 

 先日のブログで書いた通り、今月からもう少しまじめにブログ書こうと思います。そんでもって今週は一般の都民として、間近に迫っている7/5の東京都知事選に絡めた話題あたりでも書いてみるかねってっていうことでコレ。ホリエモン新党のお騒がせ選挙ポスター。

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ホリエモン新党 - Wikipedia

 

 

衆目集めに使われ続ける女性の身体

 都知事選の7/5には北区でも都議会議員補選があるそうで、これはその候補者の選挙ポスターとなります。さすがにこのポスターについては地域の住民や多くの識者からも顰蹙を買っているとのことですが、ツイッターなどで読んだ論旨としては「選挙と民主主義の愚弄」「セクハラ」というものが多く寄せられています。

 

 それらもごもっともだけど、僕としてはこのポスターの根本にあるのは何度もこのブログで書いているとおり「女性の肉体を安易な衆目集めのツール」とみなしているこの社会の構造そのものだと考えます。

 

 

それはオタクが「女性の肉体が好き」であり、現実社会においても女性の水着やセミヌードのポスター、グラビアが乱立しまくっていることから『オタクっていうか世間の男は女性の肉体が大好きであり、昔も今も女性の肉体の写真やデフォルメした女性の記号を衆目集めやモノを売るために利用してきた』という身も蓋もない現実」です。

女体だーい好き!こそオタクとこの社会の本音である! - サブカル 語る。

 

 この女性の肉体を記号的に扱い、人の関心を寄せる。というのは古今東西の広告で多く使われてきたメソッドです。古くはビールの水着ポスターや雑誌のセミヌード等、最近はさらにその傾向はアニメや漫画のサブカルチャーにも及び、胸やお尻、足などを強調した「萌え系」イラストを使った地域振興ポスターも多くみられるようになりました。

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その件については何が問題かを以下の通り指摘させてもらっています。

 

こういうポスターを「表現の自由」というフレーズで擁護するオタク共や評論家さんたちにいいたいのは「皆さん、表現の自由がどうこううるさいけれどもこのポスターとかアニメの巨乳キャラたちを通じて表現したいものは何ですかい」という疑問です。

女体だーい好き!こそオタクとこの社会の本音である! - サブカル 語る。

 

 

ホリエモン新党で訴えるべき政策<女性の身体

 この疑問についてはバカなオタクから「表現の自由」云々。というはてぶコメントをもらっています。そのとおり。ポスターに萌えイラストを使うのは表現の自由ですよ。      

 だけど、僕の聞いているのはその自由で「何を伝えたいのか」ということなんですよ。そもそも広告っていうのは「モノを売りこむ」ためのものです。それは町おこしでも選挙でもその原則は変わりません。先述したホリエモン新党の候補ポスターも、その後で引用した地域振興のアニメ絵ポスターも。これらを見ると8割近くは女性の肉体がメインであり、そこから素直に意図を受け取るならポスターで訴えたいのは候補者や各自治体の魅力ではなく「女性の肉体のエロさ」を訴えたい!となります。政策を広く訴える選挙ポスターでこういった文脈に沿ったメソッドを使っているのをみるとその異様さが伝わってこない?

 

訴えるべき言葉<女性の身体

 くどい?ごめんね(笑)だけど日頃から偉そうに表現の自由について能書き垂れているんだったら教えてくれよオタク共。お前らが表現の自由と口にして守りたがっているエロの文法で伝えたい町おこしや選挙候補者の魅力ってなんなんだ?

 

 どーせ答えらえないだろうけどな、お前らバカだからさ。

 


 

 

 それからその疑問に答えるんだったら実際の写真に比べてアニメ・漫画のイラストはエロくない!とかヌードはダメで水着はエロくない!!などといったワケの分からない「表現の程度問題」に話をすり替えて逃げるんじゃねーぞ。そういうのってすっげー見苦しいからな。あと、この話題で誤読する奴も多いので言っておくが、これはオタクだけでなくて「俺を含めた男性サイド全体の社会構造の問題」だ。

 

※結局当選もできず、この候補の水着も単に「性的消費」されただけだったとい結果。
これって政治家として惨めすぎる結果になったなと思う。