サブカル 語る。

サブカルチャーなどについての雑談

 安倍政権の批判で得られる3つのメリットを紹介

こんにちは。

 

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 本日は会社への出勤時、ネットでこんなニュースを読みました。

www.asahi.com

 

この政権の疑惑、どんだけあるの?

 まだ「疑惑」なので断定できないけど、まぁ出るわ出るわ疑惑の数々。森友に加計、スパコン、リニア、昨日のブログで書いた裁量労働制衆院通過させるためのでたらめレポートやetc、etc。周辺の閣僚についても裏金疑惑に秘書による暴力事件やetc、etc。どの疑惑や騒ぎもマスコミや検察の追及が中途半端だけど、こんなにもカネと暴力に塗れた政権っていうのは後にも先にもないだろうなと思っています。

 

 さて本題。このブログでは原則的にサブカル関連のマイナーな雑学を中心にダラダラダベる、学校の放課後みたいなコンセプトで続けていますけど、同時に結構な頻度で安倍政権の批判を僕は書いています。それはどうしてかというと、メリットがあるから。そりゃ、そうですよ。僕は自他ともに認める実利主義で、自分の得にならないことはまったくやろうとか思わないイヤな男。政権の批判だって別に誰々を啓蒙してやろうとかこの国の将来を憂いて、この国の抱えている危うさをひろめたい!とか思ってません。そもそも毎月2~3万程度のアクセスしかないどマイナー弱小ブログでそんなこと本気で考えていたら恐るべき自我の肥大ってやつですわ。

 

 そのメリットとは大きく分けると3つ。ではその3つのメリットを具体的に書いていきましょう。

 

①論理的思考を鍛えられる

 さっきも述べた通り、安保法制や共謀罪裁量労働制の拡大法案(未遂)強行採決や、森友・加計学園疑惑などをメディアに暴露されてはその都度支持率を落としている安倍政権。だけどきづいたらいつの間にか支持率は回復。気づいたらなんとなく40~50%をいつもフラついています。これは多くの人が「安倍政権に納得いってないけど、安倍総理の他に国のトップを任せられる人がいない」という声に基づいている傾向だろうと思うんだけど、ここで考えていただきたい。仮に安倍総理の他に適任がいないとします。ではこの先、10年も20年も安倍総理にこの国のトップをやらせられるのか?どのみちいつかはほかの人物に、総理の座を任せなくてはいけないのです。だったら安倍総理にはさっさと権力の座を降りて貰い、別の人材にトップを任せて育てた方がよっぽど合理的で現実的。おまけに現在は安倍総理だけでなく他の閣僚も権力をカサにやりたい放題のひどい有様。だったら野党に政権を任せて、自民がコケた時に安心して政治を任せられるように育てるほうが望ましい。こうやって論理的に考えていくと、いかに「消極的な安倍政権の支持」という態度がどれだけ非合理的な判断なのかわかるっていうもんです。

 

②日本が「スゴイ国」でなくても生きていける

 以前もブログで書いたんだけど、現在の日本のメディアはやたら「日本」推し。ことあるごとに「日本スゴイ!!」といつでも叫び続ける感情的で異常な状態。そんなのもうやめるべき。

 

arrow1953.hatenablog.com

  

 日本の文化や伝統、技術を高く見せるため他国のそれらを見下したり笑ったり、まぁひどいもんだ。おまけに国は学校の道徳の授業で「愛国心」を子どもに押し付けるべく準備を進めているときた。そんなもんなくたって立派に生きていけるよ。この国の文化や伝統や技術がスゴかろうがそうでなかろうが、生きていける。安倍総理やこの国のお偉いさんたちが口にする「この国に自信を持てる」云々の言説に対して「本当にすげぇのは、税金でこの国を支えている俺たちだ」と、呟いてみて下さい。ほら、たとえこの日本がたいしたことない国だったとしても「俺たちがしっかりしていりゃ大丈夫!」と自信が出てきたでしょう?周辺の国を貶めることで手にするプライドや歴史にすがらなくても、この国に生きている自分たちの「根っこ」さえもっていれば胸を張って生きていける。そもそも周囲の輪で声高に「俺ってすげーよな」と叫ぶだけの奴ってリアルの世界でも嫌われ者でしょう?現在の日本って、そういうポジションだからね。

 

③真っ当に生きようという意欲がわく

 今回の森友文書の偽造疑惑だけでなく、裁量労働制拡大の法案ごり押しの時に使った報告書や、多くの疑惑についての言い訳にもなっていない答弁。どれもこれもカッコ悪い大人の見本みたいなもんです。みなさん、子どもの頃ああいう大人になりたいと思った?俺は思わなかったし、今だってなりたくない。安倍総理やその周辺にいる閣僚たちの態度や振る舞いを好意的に捉えるなら「反面教師」っていうやつです。僕は彼らを批判する度に「ああはなるまい」と心に言い聞かせることで、人の道を外れずに生きていこうと、いつも気を引き締めます。だけど、この真っ当に生きるっていうのは難しい。偉そうなことを言っている僕も実践できていないのが実情。そんな理想論、捨てちゃえばラクだけども、カッコつけな性格だからそれもできません。とはいっても、真っ当に生きることを周りに笑われても、コケても続けていればタフになり「国」に頼らなくても一人で立てる程度の足腰には鍛えられます。そう考えると「愛国心」を強く訴えている人たちは一人立ちさえできないひ弱な人たち。ということになる。つまり「愛国、愛国」などとうるさく吠える輩は真っ当に生きていこうという心さえ持たない手抜きの人生しか生きられない可哀想な人たちっていうことなんですよ。

 

 ここまで安倍政権批判によるメリットを書き連ねてきてはいるけれども、本音を言うと罵詈雑言を安倍総理に直接ぶつけたいくらい怒っています。国民を舐めるな、と。その怒りを堪えながら、本日はこの記事を書きました。これ以上書き続けると汚い言葉で政権を罵倒しそうなので、本日はこの辺で。

 

 ※国民の怒りを生で見てきた記録。

arrow1953.hatenablog.com

 

 

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リゲインの「24時間戦えますか?」のCMと「24時間働けますか?」の日本社会

こんにちは。

 

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 本日のブログ記事のテーマは「24時間戦えますか?」これなにかっていうと、今から30年近く前に三共製薬のドリンク剤「リゲイン」のキャッチコピーとして多くの人たちにウケ、流行語にも選ばれたフレーズです。流行りすぎてシングルCDにもなって、ヒット曲にもなったんだけど、今になって思うとなんでこんなに流行ったのか僕もよく分かりません。ただ、時代の空気というか当時の「働けるだけ働いて豊かになってやる」とかいうバブルな発想を持っていたサラリーマンの心情にピッタリくるものがおそらくあったんでしょう。

 

「24時間たたかえますか」のリゲイン

www.youtube.com

 

リゲイン - Wikipedia

 

 

 以前、NHKのNEWS WEBでは「24時間戦えますか?栄養ドリンクの30年!」とかいって特集を組んでいたけど「栄養ドリンク」っていうのは名ばかりで実際には「カフェインたっぷりの興奮剤」。疲労回復というよりも興奮剤を飲んで疲労を麻痺させながら、僕たちはせっせと毎日働いているわけですよ。その是非をここでは問わないけれど。そういえば「こちら葛飾区亀有公園前派出所」にもこのCMをネタにして「72時間働けますか」を信条とする中川の父親 「中川龍一郎」というキャラが出ていましたっけね。

 

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出典:こちら葛飾区亀有公園前派出所

 

 24時間戦えますか?どころか72時間働け!と叫ぶ日本

 さて本題。先日国会で「働き方改革関連法案」の中でも政府が重要視していた「裁量労働制の拡大」が法案成立になるところを、世論の大きな反対と野党6党による粘りによって、白紙になりました。この裁量労働制の何が問題なのか?というのは社会人や社会人になろうとする学生だったら分かるよね?っていうところなので詳細については延べません。ただまぁ、ぶっちゃけいわせてもらえば「自分の裁量で労働時間を決められるぜ!」なんて思わせておきながら実際はそんなこともなく、企業が残業代を払わずに社員をいくらでもタダ残業させやすくできたりもするひでー制度。この裁量労働制の拡大を衆議院で通すため、政府はめちゃくちゃな統計を出してこの制度のリスクについて触れず、メリットだけを語るという国民を相手にした詐欺まがいなことまでもやってきたりする始末。

 

詳しくこの制度について知りたい人がいたら下記サイトを参照。

roudou-pro.com

 結果、野党や世論で総スカンに合い、この国のバカなリーダーも案をしぶしぶ引っ込めることに。ただ、この国の権力は国民を安い労働力としか考えていないみたいなので、手を変え品を変え、国民に「24時間働け!!」と迫ってくるでしょう。

 

日本を混乱させるサマータイム 

 リゲインの「24時間戦えますか」だった頃から30年近くも経った現在。まさか国が詐欺まがいの手法を使って「24時間働けますか?っていうか、お前ら働け!」と迫ってくるという、ディストピアな未来になるとは思わなかった。たぶん誰もそんなことを想像さえしていなかったでしょう。ただ働けと迫るだけではなく、そのためだったらインチキなデータを並べ、なりふり構わずに数の横暴で国民に犠牲を課すこの国を誰が誇れるというのか。そんでもってその国を作ったのは誰か?と言ったら政治家でなく、政治に関心を寄せないでいる・・・やめた。何度もその話をしているのでアホらしくなってきたわ。だけど赤い太文字で強調している部分を読んでいて、この国がいかに危ないか、もうアホでもわかるだろ?更に最近は猛暑になるだろうと考えられる2020年の東京オリンピック対策のためサマータイムの本格導入を検討!ときたもんだ。

www.itmedia.co.jp

 

 ネットワーク分野のIT技術屋としては、この記事に疑問。

www.mag2.com

 

 サーバーや端末などはその国標準の時刻同期システム(タイムゾーン)を設定して、各機器間で時間の統一を図っているのでサマータイムの設定が漏れている機器がもしもあったりしたらめんどくせーことになると思うぞ。

 

 どっちにしても僕らの働く時間をおもちゃにすんじゃねぇよ!政府!!

 

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※ドラマになった労基署勤めの女性の漫画作品。こういう人が多いといいんだけどな。

 

みんな覚えてる?3月1日は何の日?春麗の誕生日!

こんにちは。

 

 本日のブログのテーマは「キャラの誕生日ネタ」。意外に覚えていない人多いけど、3月1日は対戦格闘ゲームストリートファイターⅡ」、略してストⅡシリーズの女性キャラクター「春麗チュンリー)」の誕生日です。

 

春麗 - Wikipedia

 

 僕の自宅にある新声社(これも懐かしいな)のストリートファイターⅡのムック本では公式設定の誕生日が1968年3月1日。そっかーっもう50歳なんだな彼女も。そりゃ俺も年を取るわと、僕もしみじみ。

 

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以下ホームページより

CAPCOM:STREET FIGHTER V ARCADE EDITION 公式サイト

 

 現在ストリートファイターシリーズはⅤまでリリースされており、上のプロフィールのデータを見てみると、キャラクタの誕生日についての記載がアンタッチャブルになっています。その辺はま、武士の情けというやつでしょう。

 

 思い起こせば1991年の夏。ストリートファイターⅡのリリース時、高校一年だった僕が彼女に出会ってから、いったいどれだけの金をつぎ込んだか。その操作性の単純さでメインキャラに彼女を選び、ゲームをクリアするまで、他人との対戦で勝てるようになるまでどれだけの100円玉を筐体に投げ込んだかさえわかりません。いや、考えるとコワいので考えたくもありません。後にスーパーファミコン用ソフトでストⅡが発売された後は自宅でスーファミのコントローラーを握って、猛特訓。春麗を操作する指に痛みが走っても、ただ(ゲームで)強くなりたいとの思いで(指に)直向きに汗を流し続けていました。その頃を振り返って思います。

 

本当に無駄な時間だった。

 

 その時間を勉強に費やせば第一志望の日芸に行けたかもしれない。もしかしたら、早稲田の第一文学部の「演劇映像コース」進学も夢じゃなかったかも。(ゲームの)修行を積んで強敵に打ち勝った時の爽快感と、目の前の悦楽に溺れず(勉強という)修行を本気で積んでいたら「日芸」や「早稲田の演劇映像コース」という真の強敵に勝利できていたかもしれない。それは今さら悔やんでも、悔やみきれない若き日の苦い記憶。

僕はだからこそ、あえて叫ぼう。

 

 

 

春麗サイコー!

目の前の悦楽に勝るものはない!

 

こんな感じで僕は40歳を越えました。

 

※そういえば前も僕、春麗についてブログ記事書いたっけな。

arrow1953.hatenablog.com

 

ふと思い出したんだけど、稀代のワルと呼ばれた羽賀研二が主役「リュウ」のライバル「ケン」を演じていたアニメ映画「ストリートファイターⅡ」では確か春麗のシャワーシーンがあって、そこで乳首と乳輪も披露されていた筈。現在はたぶん、その場面カットされてるのかな。

 

 

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※昔に比べて僕も太ったのでもうコレは着られないだろう。

モンゴルをめぐる国際問題に、あの人物を想う

こんにちは。

 今日のテーマはモンゴル。きっかけはこのニュースです。

 

www.j-cast.com

 日本の少年漫画雑誌「月刊コロコロコミック」の連載作で、モンゴルでは英雄とされる人物、チンギスハーンの肖像画に落書き。これを受けてモンゴル出身の元・横綱「朝昇竜」は激怒。さらにはモンゴル大使館も外務省に対して抗議声明を出す騒ぎになっています。以下の声明は記事引用。

 

 「月刊コロコロコミック(3月号)で、モンゴル国の歴史と文化だけではなく、日本の政府、国民のモンゴルとの友好関係を強化し続けたいという意志までも見下すような内容の、道徳性の欠如したイラストが掲載されました。これは単なる非道徳的な行為だけではなく、わいせつ物頒布、児童の権利の保護に関する日本の法律にも違反していると考えています。したがって、このような非礼な行為を非常に残念に思い日本外務省に抗議の意を示すとともに、この件に関して法律の下での適切な対応をしていただけることを期待しています」

(原文はモンゴル語。翻訳・バークレーハウス語学センター)

 

 

 たった今出した情報が数分後にはインターネットで世界に広がる現在。「こんなの、誰でも世界史の教科書などでやる落書きだろ?そんな騒がなくても」とかいう、僕らの古い感性は世界的に通用しないんだな、というのが率直な感想だったりします。

 さて本題。日本でモンゴルといったら先述の朝昇龍や現役横綱白鵬日馬富士など相撲界で名力士を輩出し続けている国というイメージが強いと思いますが、僕らの世代ではモンゴルといえばこの人。

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出典:キン肉マンゆでたまご) 集英社

 

 モンゴルマンキン肉マンの「7人の悪魔超人編」以降に登場する超人で、キン肉マンや他の超人らが敵キャラとの戦いで窮地に陥りそうな時に、颯爽と現れて仲間を助けた後で姿を消すお助けキャラで、キン肉マンだけではなく大勢の超人たちが「実力者」と認める存在です。

 その正体は中国出身の超人、ラーメンマンラーメンマンは超人オリンピック編にて旧ソ連の超人「ウォーズマン」に戦いを挑み、敗退。それだけでなくその時のケガの後遺症で再起不能になっていました。

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出典:キン肉マンゆでたまご) 集英社 

 このシーン、僕らの世代ではトラウマになっている人も多いはず。その後、ラーメンマンは身につけている間だけ身体能力や意識回復を果たせる「モンゴルマン」の覆面を入手。そのために仲間の前で正体を明かせない存在としてキン肉マンの前に現れては戦い続けていましたけど、モンゴルマンは正体を明かせない。といってたクセに自分で正体を晒してもいます。

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出典:キン肉マンゆでたまご) 集英社

 読者もなんとなく「モンゴルマンラーメンマン」なんだろうな、と思っていたら初出の「7人の悪魔超人編」で悪魔超人のNo,2だったギリシャ出身の「スプリングマン」を倒した後、この悪魔超人シリーズ最強の敵キャラ、スペインのバッファローマンとの戦いを後ろに控えているキン肉マンに任せて退場。その際に覆面を脱いで横顔を周囲とギャラリーにあっさり晒しています。それを見た正義超人らは「モンゴルマンはやはりラーメンマンだったのか」と、大騒ぎ。言葉で語ることのできない去り行く男の事情を背中に察したキン肉マンは「私たちを助けてくれたのはモンゴルマン。それでいいではないか」と興奮冷めやらぬ仲間を抑えた後、そっと小声で「ラーメンマンありがとう」と呟きます。それはそれでキン肉マンの名シーンなんだけど後の「黄金のマスク編」「夢の超人タッグトーナメント編」はその正体晒しをなかったことにして物語に登場。登場すると仲間やキン肉マンたちがかならずといっていいほど呟く「モンゴルマンの正体はいったい?」というセリフにはわざとらしさ、やらせっぽさをなどを感じたもんでした。とかいってもその方が物語も盛り上がって面白くなるのでいいんだけど。たぶん作者のゆでたまごと担当編集者はこの正体晒しを「やるんじゃなかった」と後悔したんでしょう。

 

 このキン肉マン、ストーリーを盛り上げるために本来の設定をなかったことにしてまるっきり変更させるということをよく行います。この手法は昭和仮面ライダーのプロデユーサーを務めた平山亨さんもよく「物語を面白くするため、古い設定がジャマになったんなら変えちゃえ!」的なことを語っており、それは出版、放映された瞬間の面白さを追求するサブカルとしてはアリ。70年代から80年代の作品って連載中、放映中に設定がコロコロ変わっている作品たちの宝庫ともいえます。だけども90年以降、多くの作品たちが情報としてストックされるようになっていくとそれらは物語の「矛盾」として作品叩きの材料にもされるケースも増えたせいか、最近は減っているような印象。古い世代のサブカル愛好者としては、その当時の即興的な面白さとそれを味わうため、以前の設定をスルーする読者と読者たちの共犯関係も懐かしく思えたりもします。それはさておき。モンゴルの皆さん。僕ら世代はモンゴルマンを通じてモンゴルに強い親しみをもっています。喧嘩せずに、お互い仲良くしましょうよ。

 

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 ※僕らよりも上の世代だったらたぶん、「モンゴル」と聞いて思い出すのは「モンゴリアンチョップ」のプロレスラーかこの曲。

www.youtube.com

 歌もダンスも中毒性あるんだけど、日本語訳を見て驚いた。コレって国際問題レベルの酷さ。

 

オリンピックに興味ない自分にとっての名言「日本人はメダルきちがい」

こんにちは。

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 明日で平昌オリンピックも締めくくり。先日もブログで書きましたが夏 / 冬を問わずオリンピックにほぼ興味ない自分はyahooのサイトのトップで日本のメダルの数を知る程度だったりします。メダルの数とかも、種類も自分にとっては本当にどうでもいい。それは逆に言うと「オリンピックは参加選手のためのもの」っていう気持ちが僕の中に強くあり、そこに乗っかって「国の誇り」みたいな言説に繋げがちなこの国の空気が嫌いなためだったりします。そりゃ、自国の選手がオリンピックに参加してメダルを手にすりゃ嬉しいでしょうよ。だけどそれはせいぜい「おらが町の代表がでかい運動会でいい成績だった。努力が実ってよかったな」あたりで留めておくのが健全であり、どっかの国のバカなリーダーみたいに日の丸を振って金メダルを喜んでいる写真をツイートしたり、わざわざ金メダリストへの祝電を中継させたりする恥さらしな振る舞いは控えてもらいたい。どこの国だったかはわざわざ言いませんけど。国民の期待がエネルギーになるという選手は別として、そういうのがウザいと感じるアスリートは「国の期待」なんて背負ってもらいたくありません。世界で最高の舞台に立ち、鍛錬で積みあげてきた実力をフルで発揮して楽しんでほしい。なのでメダリストになった選手も、メダルに手が届かなかった選手も「おつかれさま」でいいと思っています。

 

www.j-cast.com

 

 さて本題。そんなオリンピックに興味のない自分が何故、オリンピック出場選手の名言についてブログを書くのかというと、単純にいわせてもらえばイヤミ。ただ、それだけではありません。この選手の言葉は非常に重い。今、どんなことでも「日本すごい」といった言説に繋がりやすい今だからこそ、この言葉はクローズアップする価値があります。

 

「日本人はメダルきちがい」

 

 強烈なセンテンス部分を抽出しているので、改めて発言を紹介。

「そんなにメダル、メダルというなら自分で泳げばいいじゃないですか!日本人は、メダルキチガイですよ!」

 

 この発言は僕と同い年の女性スイマー「千葉すず」さんの放った名言です。

 

千葉すず - Wikipedia

 

www.excite.co.jp

 

 子どもの頃から水泳を始め、10代で世界水泳選手権(400m自由形)と、パンパシフィック水泳選手権(200m自由形・400m自由形)では、2大会3つの銅メダル獲得。世間とメディアはこの少女を天才と呼び、アイドル扱いして生活を追い回し続けました。何度も書くけれどスポーツに興味を持たない僕でさえ、その名前を知っているくらいだからその注目度は相当だったんだろうと思います。そんな周囲のプレッシャーもあったせいか92年のバルセロナオリンピックの水泳自由形200mではメダル圏外。メディアは千葉すずを使い捨てるように、水泳平泳ぎ200mで14歳ながら金メダルを手にした岩崎恭子を追うようになります。メダルの獲得まではまったくノーマークだったくせに。

岩崎恭子 - Wikipedia


 メディアや国民の手のひら返しにも負けずに、千葉は96年のアトランタオリンピックにも出場。競泳女子チームのキャプテンも務めました。千葉は自分の苦い経験から「オリンピックを楽しもう」という雰囲気を作り、過度なプレッシャーから自分だけでなく後輩選手たちも守ろうとしていたそうな。だけどアトランタでも千葉はメダル圏外。それだけでなく女子チームそのものが成績が低迷したために、千葉はその責任を押し付けられることに。そんでもって競技終了後、衛星中継でのインタビューで千葉は「そんなにメダル、メダルというなら、自分で泳げばいい!日本人はメダルキチガイですよ!」と発言。この放送禁止用語を交えた発言は世間的にバッシングされただけでなく、その発言の過激さのため映像メディアは千葉発言をなかったことにしています。そして今もその「メダルキチガイ」はこの国にまだ多くいます。

 

togetter.com

 

 皆さんも、あんまり他人の物語にのめりこみ「怪物」にならないようお気を付け下さい。世間一般の人たちは、以下のようなアスリート達による教訓みたいな名言がお好きでしょうけど今回ブログで紹介させてもらった千葉すずの発言に、僕らが考えなくてはいけないことが詰まっている。

 

matome.naver.jp

 

matome.naver.jp

 

もうオリンピックのメダルの「色」や「数」で消耗するの、やめたら?

 

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※メダルの獲得数に応じて、国の最低賃金が上がるなら僕もキチガイになろうかな。

東京都の「結婚応援動画」にすっげーイラついた

こんにちは。

 

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 平昌オリンピックも気づいたらもう、後半。競技としてまともに見たのはチェーン店のうどん屋で家族と遅めの昼食を食べていた時、テレビに映っていた羽生結弦のフィギュア演技程度のため、いまひとつ話題に疎い今日この頃です。まぁオリンピックについてはまたあらためてブログに書いてみようとも思っていますけど、本日のテーマは都が2020年のオリンピックに向けて作成したという「結婚の応援動画」。

 

 

www.metro.tokyo.jp

 

news.careerconnection.jp

 

 コレは結婚を希望する人たちが東京オリンピックパラリンピック開催の2020年を具体的目標に、結婚に一歩踏み出せるよう後押しするための動画だそうな。

 

行政の余計なお世話な動画の感想

www.youtube.com

 物語は現代の若者二人がオリンピックの五輪を象っているゲートをくぐると1964年にタイムスリップ。そこにいたのは青年の祖父母で、祖父が祖母に指輪をはめながら「一緒にオリンピックとパラリンピックをみませんか?」とプロポーズ。2人そろってオリンピックを観戦している若い祖父母。その後、青年の親父が生まれたのを見届けて現代に戻ってきた二人は結婚を決めた友人らの結婚後の生活を見てお互いに向き合い「僕たちも、私たちも…」といって、手を握り合う。

 

abematimes.com

 

 実際にこの動画を見た若い女性も「余計なお世話」「結婚を焦っている人が見たら、ウザい」などの感想を寄せています。結婚している自分からしても同じ感想を持ったんだから未婚の人だったら僕より強くそう思ったんじゃないだろうか。

「結婚、おおいに結構。だけどいい年こいた大人に「結婚しろよ!」なんて啓発するムービーに税金使うなよ!と文句の一つもいってやりたくなります。小池都知事いわく「結婚するかしないかは個人の自由であるし、自分の人生観に基づいて決めること」としつつ、「でも9割の方が望んでいてもなかなか一歩を踏み出すことができない。結婚を望む方々の明日への一歩を応援したい」とのことだけど、周囲の友人や身近な人とかの助言を受けてだったらまだしも「行政に背中押されて、結婚しました!」なんていう奴がいたら僕は「お前らどんだけ行政のイヌなんだよ!」って笑ってやります。結婚っていうのは小室みつ子風に言うと「一人では解くことのできない愛のパズルを互いの胸に抱き合う」ような複雑で不可解なものであり、それゆえ飛鳥涼みたく「迷うことなくSay Yes!」などとは簡単にいえない深淵なものなのだから。

 

 っていうか、世間の女性たちはこの動画について怒るべきだろうと思います。この動画に描かれているのは青年側の家族ヒストリーだけであり、女性側のルーツとなる家族の歴史については何も描かれていない。結局のところ、この動画にも自民党的な男性優位の「こうあるべき家族像」といったものが反映されているのを感じるのです。フェミニズムを気取る気はありませんが、物事について偉そうに権力や行政が「こうあるべき」と押し付けてくる言葉に対しての批評精神を手放したくはない。っていうより本音は、こんなくだらない動画を作ったって結婚率が上がるわけないだろ!俺らの払った税金をドブに捨てるなバカ野郎!って文句いいたいだけ。

 

追記:ピント外れな各自治体の結婚支援

東京だけでなく日本全国の各自治体も「結婚応援」「結婚支援」に対して積極的な姿勢を見せているけど、そこでやるべきなのは「就労」「賃金上昇」など生活インフラ拡充なのよ。みんな、金ないので結婚できないっていう人が多いんだから。行政主体の出会いの場創出なんてズレてる。以下、各都道府県の「結婚支援サービス紹介サイト」。どこも婚活パーティーと出会い相談だけ。分かってないんだな。

 

conshare.net

 


 

 

※この動画を見て「結婚しよう!」とかいってくる男だけはやめておけ。そんな主体性のない野郎と結婚したところで苦労させられることになるのは目に見えているので。

田原俊彦は「アイドル=バカ」を決定づけた偉大な男である

こんにちは。本日のテーマは「田原俊彦」。アイドルの中でもその「人気ぶり」だけでなく「バカさ」でも伝説的な存在です。

 

 

田原俊彦(トシちゃん) はアイドル=バカの具現者

70~80年代を代表するアイドル「田原俊彦」の自伝本。

 

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「とびッきり危険(デンジャー)」_(集英社

 

 

www.toshihikotahara.com

 

田原俊彦 - Wikipedia

 

 内容に触れる前に、トシちゃんの透けパンから見える半ケツレアショットをどうぞ。

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出典:「とびッきり危険(デンジャー)」_(集英社田原俊彦

 

 

 この本、1986年出版なんだけどよくジャニーズはこの写真の掲載を許したよな。本を簡単にまとめると、少年の頃に貧乏だった田原少年の「アイドル成り上がり物語」。トシちゃん自身の写真を交えて語られる自伝です。本からはトシちゃんがトップアイドルになるまでにどれだけ苦労、努力してきたか伝わるだけでなく人柄もイヤミではないので苦痛ではないけど、同時にトシちゃんのバカさも伝わってくるのがとっても味わい深い。自身の成功体験を軸にやたら「男らしさ」を語るものの、どの「男らしさ自慢」もピントずれまくり。例えば中学生時代。ヤンキーの先輩から「畑の梨を盗んで来い!」と泥棒を強要されたトシちゃん。逆らうと先輩に何されるか分からないと悩みながらもここでトシちゃんは男らしさを発揮!

 

「ボクも田原家の長男としてそのくらいのこと(泥棒)できなくてどうする!っていう頭もあったので、やったね。梨ドロ!」

出典:「とびッきり危険(デンジャー)」_(集英社) 田原俊彦

 

偉そうなこと言う割に未来を打算で決める男

 偉そうなこと言うクセに実際は単なるパシり。さらに勘違いした男らしさに拍車をかけるように、トシちゃんは苦手な勉強でも根性を発揮したぜ!と自慢。学校の成績のひどさから進路担当の教諭に「お前は公立ムリだから私立に行きなさい」と私立進学を進められて怒り「冗談じゃない!バカにするなよ!そこまでいうなら、県立高校に進学してみせるぜ」と反抗心を糧に猛勉強。甲府(トシちゃんの地元)、山梨県でトップの公立進学校に受かったりすればドラマだけど勉強ダメなトシちゃんは、普通高校は諦めて偏差値の低い工業高校に絞って勉強して合格俺もやる時ゃやるぜ!と声も高らかに自画自賛します。いや別に工業高校をバカにするつもりはありません。だけど進路担当の教諭に「ふざけるな!」と啖呵きったなら地元で偏差値トップクラスの学校に入るぐらいの根性は見せてもらいたい。根性自慢の割には自分の学力に対する現状認識に抗うことなく、ただ、打算で進路を決めただけなありがちケースから根性をどうのこうのと語るのでなんだかなと思わされるエピソードです。勉強が苦手だけれど根性を発揮したぜ!と吠えるならせめて偏差値60前後の公立学校には進学してほしい。

 

田原俊彦。結局は長いものに巻かれるのが好きな男 

 こんなふうに長々続く無意味な前向き根性物語。根性サクセスストーリーと思わせておいて単なる過去の愚痴なんじゃねーの?と読者を惑わせる田原イズム。それは80年代の現役アイドルだった頃の思い出エピソードにも発揮されます。

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出典:「とびッきり危険(デンジャー)」_(集英社田原俊彦

 

 海からカッコよくダイビングを決めるトシちゃん。これはアイドル雑誌「明星」の企画で撮影されたものだそうな。またここでゲンナリな田原イズム。「明星の撮影って、いろいろやらされる。ロケで5メートルの断崖から飛び込め!っていわれてビビった。ふざけるなよ!冗談じゃないよ!」と怒りを露にするトシちゃん。アイドルだって人の子。その怒りについてはまったくもってごもっとも。

 

「でも、やったね。僕は男だからね!

 出典:「とびッきり危険(デンジャー)」_(集英社田原俊彦

 

 

長いものに巻かれまくりじゃねーかバカ野郎!

 

 この辺でページを捲る手を止めました。小学生でタバコを吸ったり畑から梨やブドウなどを盗んだりした過去を振り返っては、スタードッキリマル秘報告みたいに「大成功!」と誇らしげに本で語るトシちゃん。万引きで芸能界を干されたあびる優や未成年時代の喫煙から迷走中の加護亜衣の胸中いかばかりか?昭和って大らかだなぁとつくづく思う。ただ、この本。女性問題についてはヤンチャなエピソードはほとんど書かれていません。女性の好みについての考え方はうるせーけど。たぶん、大らかな時代のアイドルだったトシちゃんは「抱きしめてTONIGHT」といわんばかりに言い寄ってくる女性ファンにも手を出しまくっていたんじゃなかろうか。想像だけども。

 

 結局のところトップアイドル「田原俊彦」の語る男らしさっていうのは「周囲には反抗しているように見せているけども、実際は長いものに巻かれながらも『俺はやってやったぜ!』とイキがってみせるメソッドということなのでしょう。

 

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